<外為市場>
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点より小安い113円後半。日本や香港などアジアの株式市場の株安を背景とするリスク回避の円買いと、米長期金利の高止まりによるドル買いの綱引きとなった。
<株式市場>
東京株式市場で日経平均は3日続落。前日の米国株が大幅安となったことや、為替が円高に振れたことを嫌気し、朝方から売りが先行した。下げ幅を縮小する場面があったものの、今晩に米雇用統計の発表を控えているほか、日本が3連休前ということもあり、大引けにかけて利益確定売りが優勢となった。
東証1部騰落数は、値上がり536銘柄に対し、値下がりが1506銘柄、変わらずが68銘柄だった。
<短期金融市場> 17時05分現在
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.051%になった。3連休を前に資金を取り上がる動きがみられた。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートはマイナス0.106%、ユーロ円TIBOR(東京銀行間取引金利)3カ月物は0.050%といずれも横ばい。ユーロ円3カ月金利先物は小動き。
新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札は、年末越えの担保需要や海外勢からの強いニーズがあり、しっかりした結果になった。落札利回りは2017年11月入札以来の水準となり、マイナス幅を広げた。
<円債市場>
長期国債先物は反発で引けた。前日に急落した反動に加え、日銀の国債買い入れオペを期待した短期筋が買いを先行させたことが上昇につながった。中盤以降も株安などを手掛かりに強含みで推移した。後場は日銀オペ結果を好感した買いが優勢となり、上昇幅を拡大した。現物債市場では、超長期ゾーンに押し目買いが入り、金利が低下した。中長期ゾーンも強含み。