August 12, 2015 / 6:37 AM / 4 years ago

日経平均は大幅続落、中国景気の警戒感で下げ幅一時400円超

[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は大幅続落となった。人民元の基準値切り下げを機に、中国経済などへの警戒感が広がり、先物主導で売られた。下げ幅は一時400円を超えたほか、東証1部上場銘柄の値下がり数は8割超となった。

 8月12日、東京株式市場で日経平均は大幅続落となった。都内で7月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

大引けにかけてはやや下げ渋る動きをみせたものの、終値は7月29日以来、2週ぶりの安値となった。

中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を2日連続で切り下げたことで、リスク回避的な売りが強まった。「商品市況や今晩の欧米株の下落を見込み、先回りして売られている部分がある。日本企業の収益が悪化するという直接的な懸念で売られている感じではない」(岩井コスモ証券投資調査部副部長の有沢正一氏)との声も出ている。

業種別で上昇したのは情報・通信、電気・ガスの2業種のみ。人民元安に伴う中国産鉄鋼の輸出拡大などが懸念された鉄鋼株の下げが目立った。またコマツ(6301.T)など中国関連株が軟調。インバウンド消費関連の一角も連日の大幅安となった。

今週末にオプションSQ(特別清算指数)の算出を控えるなか、先物でのポジション調整的な売りも出たという。午後2時半に発表された7月中国鉱工業生産などの経済指標は予想を下回ったが、日本株への反応は限定的。日経平均は25日移動平均線(2万0452円41銭=12日終値)を下回って取引を終了した。

SMBC日興証券株式ストラテジストの圷正嗣氏は、人民元の基準値切り下げによるきょうの株安は「過剰反応」と指摘。「日本と中国は輸出競合度は低い。中国の景気や輸出が回復すれば、日本の中間財の需要が増える。ネットでみればポジティブだと思う」としつつ、「グローバル経済の方向性が確認されるまでは上値は追いにくい」との見方を示している。

個別銘柄ではダイセキ環境ソリューション(1712.T)が大幅高。11日に発表した2016年2月期業績予想の上方修正や1対2の株式分割を好感した。半面、 ワタミ(7522.T)が年初来安値を更新。不採算店舗の撤退などで15年4─6月期の純損失が15億円(前年同期は9億円)となったことなどを嫌気した。

東証1部騰落数は、値上がり289銘柄に対し、値下がりが1533銘柄、変わらずが67銘柄だった。

日経平均.N225

終値      20392.77 -327.98

寄り付き    20632.68

安値/高値   20303.02─20703.2

TOPIX.TOPX

終値       1665.75 -21.85

寄り付き     1680.32

安値/高値    1655.46─1685.77

東証出来高(万株) 253969

東証売買代金(億円) 30373.65

長田善行

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below