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今週の日本株は上値試す、FOMC前後は波乱含みも環境は良好
2017年3月12日 / 22:56 / 8ヶ月後

今週の日本株は上値試す、FOMC前後は波乱含みも環境は良好

[東京 13日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、上値を試す展開となりそうだ。14―15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)前後は波乱含みだが、米経済の強さやトランプ政策期待などを背景に株高地合いの継続が見込まれる。リスク要因は想定外の事象による突発的な米株安で、この場合はリスクオフの円高、日本株安の展開もあり得る。

 3月13日、今週の東京株式市場は、上値を試す展開となりそうだ。写真は株価ボードの前を通り過ぎる人々、都内で昨年1月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)

日経平均の予想レンジは1万9200円─2万円。

最大のイベントとなるFOMCでの米利上げは確実視されているが、市場はイエレンFRB議長の会見などで今後の利上げペースを探る展開となり、思惑が交錯しやすい。一時的には為替、株式とも荒い値動となる可能性がある。だが、世界的な株高基調が転換するとの見方は少ない。「米金利上昇が続けば、先行きの米国株に対しネガティブに働くことも否定できないが、米国株は循環的な景気回復を背景とする業績相場だ。好循環は崩れにくい」(野村証券投資情報部長の竜沢俊彦氏)という。

15日に2月米小売売上高、16日に2月米住宅着工件数などが発表される。良好な内容が確認されれば、米株高、ドル高を通じて日本株にも追い風となりそうだ。3月15日に発表される見通しの米予算教書で具体的な減税の詳細が明らかにならなくても、概要が見えれば市場は政策期待を維持するとみられる。

日経平均は昨年12月以降、約3カ月続いたもち合い相場を上放れつつある。1月4日に付けた終値ベースの昨年来高値(1万9594円16銭)を更新したことで、2万円を目指す新たな上昇波動入りの期待が高まる。東海東京調査センターシニアマーケットアナリストの鈴木誠一氏は「相場観で動く投資家の買いが積み上がっているわけではなく、需給バランスは良好。上値を試す展開が見込める」と話す。足元で日本株を買い越したのは日銀と事業法人(自社株買い)であり、海外勢や個人の買い余力は大きいとの見方だ。

15日にはオランダで総選挙が行われる。今年は欧州主要国で国政選挙が行われるため、極右政党の躍進で欧州政治リスクが意識される展開になると金融市場の火種になる。4月に第1回会合が予定されている日米経済対話を控え、市場の期待ほど円安が進まないとの見方もある。突発的なリスクオフ要因には警戒しておく必要がありそうだ。

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