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日経平均は約57年ぶり14連騰、歴代最長タイ記録

[東京 20日 ロイター] - 東京市場で日経平均は14日続伸した。連続上昇日数としては1960年12月21日 ─1961年1月11日以来、56年10カ月ぶりとなる連騰で、最長記録に並んだ。円安一服などを背景に利益確定売りに押されたものの、米上院が2018年度の予算決議案を可決したと伝わると、先物主導でプラスに転じた。大引けにかけて前日終値を挟んだ攻防が続いたが、下値では押し目買いが入り、プラス圏で取引を終えた。

 10月20日、東京市場で日経平均は14日続伸した。連続上昇日数としては1960年12月21日 ─1961年1月11日以来、56年10カ月ぶりとなる連騰で、最長記録に並んだ。写真は東京証券取引所で2015年7月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

前場の日経平均は、米国市場でのアップルAAPL.O株下落が電子部品などハイテク株の重しとなって、一時は前日比85円安まで下落したが、米上院で予算決議案が可決されたことを受け強含んだ。ただ歴代最長レベルの連騰による高値警戒感も根強く、上値は限定的。後場に再びマイナス圏に沈む場面があったが、下値の堅い展開が続いた。

「日本株の底堅さを示した。米国の政策進展も想定より早まった印象。良好な地合いが続いている」(岩井コスモ証券・投資情報センター長の林卓郎氏)との見方が出ている。

TOPIXは前日比0.03%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆4705億円だった。セクター別では水産・農林、ゴム製品、保険などが値上がり率上位になった一方、海運、銀行、パルプ・紙などの下げが目立った。

個別銘柄では、17年4―9月期業績予想の上方修正を19日に発表したネットワンシステムズ7518.Tが続伸した。情報セキュリティ対策を軸としたネットワーク基盤やクラウド基盤ビジネスが好調に推移しているといい、連結純利益は純来予想の5億円から15億円に引き上げた。

一方、日産自動車7201.Tが反落。同社は19日、全6工場で生産している国内市場向け全車両の完成検査・出荷・登録の停止を決めたと発表したことが嫌気された。

東証1部の騰落数は、値上がり890銘柄に対し、値下がりが1048銘柄、変わらずが93銘柄だった。

日経平均.N225

終値      21457.64 +9.12

寄り付き    21390.95

安値/高値   21363.10─21489.26

TOPIX.TOPX

終値       1730.64 +0.60

寄り付き     1724.47

安値/高値    1723.15─1732.51

東証出来高(万株) 152222

東証売買代金(億円) 24705.47

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