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日経平均反発、好決算銘柄が人気化 上値追いは慎重

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過した安心感に加え、アジア株の堅調さも支援となり終始しっかり推移した。好決算銘柄を物色する動きが活発化したものの、戻り売りや新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感から、上値追いには慎重となった。

 7月29日 東京株式市場で日経平均は反発した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

28日の米国株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が利上げ検討は程遠いとの認識を示したことを受け、S&P総合500種がほぼ横ばいで終了。ダウ30種はマイナスだが、ナスダック総合は上昇した。FRBは27─28日に開いたFOMCで、米経済の回復は引き続き順調との見方を示した。

FOMCを無事通過した安心感や、日経平均で2万7500円台の割安感から、朝方は買い優勢で始まった。アドバンテスト、日産自動車、SCREENホールディングスなど前日に通期予想の上方修正を発表した銘柄がにぎわい、マーケット参加者の企業業績に対する関心の高さがうかがわれた。

もっとも、上値では戻り売りへの警戒感や、感染拡大への懸念が重しとなって、全体的には伸び悩んだ。このところ軟調な動きが警戒されてきた上海や香港の株式相場が上昇を強めたが、日本株の反応は鈍く、国内の感染拡大や政権支持率の低下など日本固有のネガティブ材料が重しになっているとの見方が出ていた。

市場では「好決算銘柄が物色されたが、相場全体のセンチメント改善につながらなかった。トレンドの出ない弱めの推移は、もう少し続くかもしれない」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との声が聞かれた。

TOPIXは0.41%高で取引を終了した。東証1部の売買代金は2兆5790億5000万円だった。東証33業種では、精密機器や海運業、電気機器が上昇率上位に並んだ。下落率上位は、陸運業、空運業、食料品だった。

日経平均への寄与度の大きいソフトバンクグループは米配車大手ウーバー・テクノロジーズUBER.Nの株式約4500万株を売却することが分かったと報じられ反発。ファーストリテイリングもしっかりだった。一方、エムスリーやTDKは下落した。

東証1部の騰落数は、値上がり1287銘柄に対し、値下がりが821銘柄、変わらずが82銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 27782.42 +200.76 27722.61 27,663.41─27,798.05

TOPIX 1927.43 +7.78 1928.19 1,921.73─1,931.49

東証出来高(万株) 116971.00 東証売買代金(億円) 25790.50

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