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2日の日経平均は5日ぶりに反発、後半は見送り気分

[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反発。米株高や円安が好感されて堅調に推移し、東証1部の騰落数で値上がり銘柄の比率が80%となった。ただ、上げ一巡後は米雇用統計の発表を控えて見送り気分が支配し、引き続き商いは低調だった。

東京株式市場で日経平均は5日ぶりに反発。写真は、東証内部の株価ボード。2020年10月2日に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

1日の米国株式市場は、S&P総合500種指数が6日連続で最高値を更新。主要株価3指数が全てプラス圏で引けたが、半導体を中心にハイテク株は軟調で、ナスダック総合は小幅な上昇にとどまった。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.5%安となった。

これを受けて日本株は堅調に推移し、値上がり銘柄が多数を占める状況となったが、SOX指数の下落を受けて半導体関連株に軟化する銘柄が多く、これが上値を抑える要因となった。

終日しっかりした動きとなりながらも、後場に入ると上下の振れ幅はほとんどなく商いも閑散。週末で、米雇用統計を控えて見送りムードが支配したという。「円安という好材料もあるが、全体的に投資マインドは低下しており、個別物色の動きも活発化していない」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声も聞かれる。  

TOPIXは、0.88%高。東証1部売買代金は、2兆0733億8100万円と薄商い。東証33業種では、ゴム製品、鉱業、パルプ・紙など31業種が上昇し、値下がりは小売業と医薬品の2業種にとどまった。

個別では、ソニーグループ、トヨタ自動車など主力銘柄が幅広く物色されたが、レーザーテックが商いを伴って下落したほか、ファーストリテイリングもさえない。

東証1部の騰落数は、値上がり1773銘柄に対し、値下がりが346銘柄、変わらずが73銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 28783.28 +76.24 28719.24 28688.63

─28849.32

TOPIX 1956.31 +17.10 1945.23 1943.99

─1958.47

東証出来高(万株) 90455 東証売買代金(億円) 20733.81

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