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午前の日経平均は反落、利益確定売り優勢 値がさ株軟調

18日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比238円21銭安の2万8984円56銭と、反落した。前日の米株安の流れを引き継ぎ、日本株市場でも利益確定売りが優勢となった。写真は株価指数を映すモニター。東京で1月撮影。(2022年 ロイター/Issei Kato )

[東京 18日 ロイター] - 18日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比238円21銭安の2万8984円56銭と、反落した。前日の米株安の流れを引き継ぎ、日本株市場でも利益確定売りが優勢となった。前日堅調に推移した値がさのグロース(成長)株を中心に売りが出て、日経平均は節目の2万9000円を割り込んだ。

日本株は朝方から軟調にスタートし、一時、前営業日比370円安の2万8846円52銭まで下落した。前日の米株市場でナスダック総合の下落が大きかったことを受け、指数寄与度の大きいグロース(成長)株や半導体関連株が値下がりした。セクター別では精密機器、空運業、輸送用機器などの下落が目立った。

ただ、日経平均は下げ幅がどんどん広がる展開にはならず、「底堅さも確認される」(三井住友DSアセットマネジメントのチーフマーケットストラテジスト・市川雅浩氏)との声が聞かれた。市川氏は、短期的な調整をこなした後は「米株も戻り調子になれば、日経平均も上方向を試す流れになるとみている」と話し、年初来高値(2万9388円16銭)をトライする展開を見込んでいるという。

また、日本は海外に比べて経済回復が遅れている分、「リオープン(経済再開)関連など伸びしろも大きい」(国内証券)との意見もあり、目先の日本株は底堅さを維持するのではないか、との見方も聞かれた。

TOPIXは0.72%安の1992.50ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2040億9900万円だった。東証33業種では、値上がりは鉱業、その他製品、繊維業など7業種で、値下がりは精密機器、空運業、輸送用機器など26業種だった。

個別では、アイスタイル、ヴィア・ホールディングスが堅調に推移した。一方、トヨタ自動車やスズキ、ホンダなど、自動車株は売られた。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが418銘柄(22%)、値下がりは1351銘柄(73%)、変わらずは69銘柄(3%)だった。

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