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午前の日経平均は続伸、米株先物堅調好感し戻りに弾み

6日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比249円84銭高の2万7370円37銭と続伸した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 6日 ロイター] - 6日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比249円84銭高の2万7370円37銭と続伸した。前日に下落した米株だったが、時間外取引で先物が堅調となったことが好感され、相場全体は戻りに弾みを加える展開となった。

5日の米国株市場は、主要3指数がそろって下落。雇用関連指標が底堅い内容と連邦準備理事会(FRB)高官のタカ派見通しが嫌気された。しかし、引けた後の時間外取引において米株先物は堅調に推移、今晩の切り返しを期待させる動きとなり、これを受けて日本株も好地合いを継続している。

半導体関連株が依然として株価全般の上昇をリードする格好となり、ファーストリテイリングなど指数寄与度が大きい銘柄も堅調なものが目立つ。東証プライム市場の値上がり銘柄数が1500を超え、日経平均はきょうの高値圏で前引けた。

ただ、テクニカル面では抵抗線になるとみられる節目に到達してきたほか、週末に米雇用統計の発表を控える。3連休を前にしていることも参加者減少につながり、きょうの後場は徐々に模様眺めになるとの見方も出ている。

市場では「日経平均の25日移動平均線、200日線が位置する2万7300円─2万7400円の水準はハードルが高い印象があり、伸び悩むのではないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声も聞かれた。

TOPIXは0.79%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆3091億5200万円だった。東証33業種では、鉱業、電気機器など30業種が高くなり、電気・ガス業など3業種が安い。

個別では、東京エレクトロンが上値を追い、ソフトバンクグループもしっかり。半面、前日に好決算を発表しながらイオンが利益確定売りに押されてさえない。

プライム市場の騰落数は、値上がり1528銘柄(83%)に対し、値下がりが255銘柄(13%)、変わらずが52銘柄(2%)だった。

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