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午前の日経平均は続伸、米株高を好感 好決算企業に買い

3日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比116円70銭高の2万7518円75銭と続伸した。写真は2020年10月、東京で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 3日 ロイター] - 3日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比116円70銭高の2万7518円75銭と続伸した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過して前日の米市場が株高となった流れを引き継いで、日本株は底堅い値動きとなった。好決算を発表した企業への買いも、指数の押し上げにつながった。

日経平均は寄り付きから52円高と買い先行で始まった。その後は、上げ幅を拡大し、一時前日比で200円超高となり、心理的節目の2万7500円を上回った。ただ、前引けにかけては上げ幅を徐々に縮小した。決算内容を手掛かりにした売り買いが活発で、「好決算内容を発表した企業が素直に買われている」(国内証券のストラテジスト)との声が聞かれた。

きょうは米国で1月の雇用統計が発表されるため、後場にかけて上値が重くなる展開も想定される。みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、様子見姿勢が強い中、米国株の先物が軟調に推移していることから、「後場はマイナス圏に沈む可能性もあるだろう」との見方を示した。

TOPIXは0.21%高の1969.27ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆7043億7300万円だった。東証33業種では、精密機器、電気機器、証券業など11業種が値上がり。一方、鉱業、電気・ガス業、石油・石炭製品など22業種は値下がりした。

個別では、好決算を手掛かりにソニーグループやANAホールディングスが堅調に推移した。ファーストリテイリングやソフトバンクグループなどの値がさ株も小じっかりだった。

一方、ドル/円相場が円高に振れていることから、輸出株の一角は売られ、三菱自動車工業は4.1%安となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが565銘柄(30%)、値下がりが1198銘柄(65%)、変わらずが72銘柄(3%)だった。

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