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午前の日経平均は続落、米国金利上昇を懸念 下値目安割り込む

18日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比496円53銭安の2万6596円66銭と続落した。写真は2020年10月2日、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 18日 ロイター] - 18日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比496円53銭安の2万6596円66銭と続落した。米国金利上昇が懸念され、グロース株を中心に売り優勢の展開。日経平均は支持線として意識されていた5日、25日の両移動平均線を割り込んだ。

イースターで主要海外市場が休場となったため手掛けにくさが強調される中、時間外取引で米長期金利が上昇、つれて米株先物も軟調に推移したことが嫌気され、日本株は朝方から軟調な動きを余儀なくされた。

本日アジア時間の取引で米10年債利回り(米長期金利)は、2018年12月以来3年半ぶり高水準となる2.870%まで上昇している。

日経平均は徐々に下げ渋る動きとなったが、市場では「来週から3月期企業の決算発表が本格化することで、今後は上下に振れにくくなりそうだ」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれ、商いは総じて細った。

TOPIXは1.59%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は9571億0400万円と薄商い。東証33業種では、鉱業、海運業を除く31業種が値下がりした。

個別では、トヨタ自動車など主力銘柄にさえない銘柄が目立つ。ファーストリテイリングが安く、東京電力ホールディングスも軟調に推移したが、日本郵船など海運株が小じっかりとなっている。

プライム市場の騰落数は、値上がり151銘柄(8%)に対し、値下がりが1650銘柄(89%)、変わらずが37銘柄(2%)だった。

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