[東京 9日 ロイター] - <15:10> 新興株市場はさえない、手掛かり難の中で値動き良い銘柄を物色 新興株市場はさえない。日経ジャスダック平均は小反落、東証マザーズ指数も軟調となった。1部市場 も含めて市場全体が手掛かり難となる中で、値動きの良い銘柄に資金が集中、物色する動きとなっている。 きょうジャスダック市場に新規上場したアンビスホールディングス は公開価格を52.14% 上回る4260円で初値を付けた後、4450円まで伸びたが、後場に入ってから値を消し、4170円と 初値より安い水準で大引けた。 個別では、クリエイト がストップ高となったほか、極東産機 もストップ高比例配分。 アミファ 、カオナビ なども大幅上昇。半面、文教堂グループホールディングス や イーソル などがさえない。 前日に新規上場したAI CROSS は商いを伴い上昇した一方、HENNGE はマ ザーズ市場で値下がり率第1位となるなど、直近IPOは明暗を分けた。 <13:57> 日経平均は安値圏でもみあい、建設業など内需株が底堅い 日経平均は安値圏でもみあい、2万1400円台前半で推移している。東証33業種は建設業、食料品 などのセクターが新たに値上がりに浮上し、内需株が底堅い。市場からは「米中摩擦を懸念する売りは見ら れるものの、大幅には下落していない。日本株は持ちこたえている。米中閣僚級協議前の憶測の報道による 株価の変動は、市場ではある程度織り込まれている」(国内証券)との声が出ていた。 <11:49> 前場の日経平均は反落、米中協議が不調に終わるとの懸念で 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比144円80銭安の2万1442円98銭となり、反落 した。米中摩擦を巡るネガティブなニュースを嫌気し、前日の米国株主要3指数が大幅安で取引を終了。東 京市場でも朝方から幅広い業種で売りが先行した。その後、米中閣僚級通商協議前の手控えムードから2万 1400円を挟んだもみあいが続いていたが、上海総合指数の下げ渋りや米株先物のプラス圏での推移を眺 めて小幅に下げ幅を縮小した。 米国が新たに中国企業などを事実上の禁輸対象としたことについて、中国外務省は主権を守るため引き 続き断固とした措置を講じていくと表明。一方、米国務省は、中国の新疆ウイグル自治区のイスラム教徒へ の弾圧や虐待などを理由に中国政府や共産党の当局者に対するビザ発給を制限すると発表するなど、米中両 国間の溝の深さが改めて意識されるニュースが伝わった。 米国株市場でフィラデルフィア半導体指数 が3.12%下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも 半導体関連銘柄が軟調に推移した。前日上昇した反動もあり、ルネサスエレクトロニクス 、アドバ ンテスト 、SUMCO などの下げが目立った。 前引け付近の市場参加者からは「日銀のETF(上場投資信託)買いが入ることを警戒し、朝方売った 人が買い戻しを入れているかもしれない。米中閣僚級協議はあまり芳しい結果にならないとの見方が織り込 まれており、来週15日に米政府が関税を引き上げる判断をするのか注目される」(国内証券)との声が出 ていた。 TOPIXは0.50%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は8274億円と薄商い。東証3 3業種では電気・ガス、その他製品を除く31業種が値下がり。値下がり率上位には鉱業、金属製品、石油 ・石炭、パルプ・紙などが並んだ。 東証1部の騰落数は、値上がりが638銘柄に対し、値下がりが1395銘柄、変わらずが117銘柄 だった。 <10:34> 日経平均は安値圏でもみあい、半導体関連など売られる 日経平均は安値圏でもみあい、2万1400円近辺で推移している。為替は1ドル=107円台で安定 的に推移しているものの、米中摩擦を巡るニュースが引き続き不安材料となっている。 個別では半導体関連銘柄が売られ、ルネサスエレクトロニクス 、SUMCO 、アドバ ンテスト などは東証一部の値下がり率上位となっている。市場からは「昨日大幅に上昇した分の利 益確定売りが出ている。半導体セクターは米中関係の影響を受けやすい。前日に米国株市場でフィラデルフ ィア半導体指数 が下落したことも嫌気されているもよう」(みずほ証券・投資情報部部長の倉持靖彦 氏)との声が出ていた。 <09:04> 寄り付きの日経平均は反落、米国株安を嫌気 米中協議への懸念も 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比227円94銭安の2万1359円84銭とな り、反落した。米中摩擦を巡るネガティブなニュースが嫌気され、米国株主要3指数が下落しており、東京 市場も大幅安で始まった。日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑で下げ渋る可能性もあるが、米 中閣僚級通商協議が不調に終わる恐れもあるなか、押し目買いは入りにくく、取引時間を通じて軟調に推移 しそうだという。 電気・ガスを除く幅広い業種が値下がり。石油・石炭、鉱業、パルプ・紙などが安い。 <08:27> 寄り前の板状況、ソニーやファナックなど売り優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン 、パナソニック が売り買い拮抗。ソニー は売り優勢。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗、ファナック は売り優勢 。 三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ 、みずほフ ィナンシャルグループ などメガバンクは売り買いが拮抗している。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (