[東京 29日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「小陰線」、25日線下回り調整長引く可能性も 日経平均・日足は上下にごく短いヒゲを伴う「小陰線」。新たにマド(2万2584円87銭─2万2 646円22銭)を空けて下放れる格好となったほか、25日移動平均線(2万2528円33銭=29日 現在)や一目均衡表の基準線(2万2467円58銭=同)を下回ったことで弱気に一段と傾斜し、調整が 長引く可能性が出てきた。 6月15日の安値2万1529円83銭を起点にした右肩上がりの下値支持線を明確に下回っており、 このまま下押すとリバウンド相場に対する期待が後退しそうなど、チャート上の正念場にある。7月10日 の直近安値2万2285円07銭を下回った場合、さらに形状が悪化し、回復へ向くには日柄を要すること になりそうだ。 <15:10> 新興株市場は軟調、先駆した銘柄中心に利益確定売り 新興株市場は軟調に推移。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数ともに続落した。市場では「先駆 した銘柄を中心に利益確定売りが先行している。地合いは悪化した感じで、調整が長引く可能性が出てきた 」(国内証券)との声が聞かれる。 マザーズ指数は2.42%安となった。フィーチャ が急反落したほか、メルカリ も軟 調、弁護士ドットコム も続落した。半面、ブランジスタ がストップ高に買われたほか、A iming も高い。 ジャスダック指数は2.31%安。米マクドナルドが保有株売却を示した日本マクドナルドホールディ ングス が急落したほか、テラ が大幅続落。オンキヨー も反落したものの、ストラ イダーズ が買われ、KeyHolder も堅調だった。 <14:17> 日経平均は一段安、7月10日以来の安値圏 日経平均は一段安。チャート上で下値めどとみられていた7月27日安値を下抜け、一時2万2366 円34銭まで下落。7月10日以来の安値を付けた。 市場からは「後場に新たなネガティブ材料が出たわけではないが、円高は相変わらず重荷。企業決算も 弱く、新型コロナウイルスの感染拡大や米中関係悪化への懸念を払しょくするには至っていない」(国内証 券)との声が出ていた。 <12:45> 日経平均は下げ幅広げる、引き続き円高が上値抑える要因に 日経平均は後場に入り下げ幅を広げ、前場の安値を下回った。引き続き円高が上値を抑える要因となっ ている。市場では「キヤノン の決算で国内製造業の厳しさが浮き彫りにされたが、円高でなおのこ と輸出関連株に手を出しにくくなった。好調な情報通信や半導体関連で全体を支え切れていない」(国内証 券)との声が聞かれた。 <11:49> 前場の日経平均は続落、円高が重荷 個別は決算内容で選別 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比178円33銭安の2万2479円05銭となり、続落 した。オーバーナイトの米国株式市場で主要3指数が揃って反落したことや、外為市場で円高が進行したこ となどが嫌気され、朝方から売りが先行。一時下げ幅を200円超に拡大した。個別では、決算発表銘柄で 選別が見られ、業績予想が弱かったファナック やキヤノン が売られた。 ファナックは2021年3月期の連結営業利益が前年比56.4%減に、キヤノンは20年12月期の 連結営業利益が同74.2%減になりそうだと28日にそれぞれ発表。2銘柄で日経平均を約68円押し下 げる要因となった。 東京エレクトロン は20年4─6月期の営業利益が前年同期比73.6%増と堅調。足元の好 業績が評価されて高く始まったが、その後じり安となり、前引け前にマイナス圏に沈んだ。 ここまでの国内企業の決算の内容については「良いものと悪いものがはっきり分かれている。今週、来 週は決算を手掛かりに『木を見て森を見ず』の売買が続くだろう」(証券ジャパンの調査情報部長、大谷正 之氏)との声が出ていた。 東証1部の売買代金は1兆0299億円。東証33業種では、海運、電気・ガス、不動産など5業種が 値上がりした半面、28業種が値下がり。鉄鋼、化学工業、非鉄金属など景気敏感セクター、輸送用機器や 電気機器など輸出関連セクターが軟調だった。 TOPIXは0.86%安で午前の取引を終了。後場、日銀のETF(上場投資信託)買いが入れば日 経平均、TOPIXともに下げ幅を縮小する可能性がある。 東証1部の騰落数は、値上がりが436銘柄に対し、値下がりが1652銘柄、変わらずが75銘柄だ った。 決算発表銘柄以外では、ジャスダック上場の日本マクドナルドホールディングス が急落。米マ クドナルド が、保有する日本マクドナルドの一部株式を売却する方針を示したことで需給悪化への 懸念が出ている。 <10:00> 日経平均はもみあい、不調決算の銘柄は軒並み下落 半導体は買われる 日経平均は安値圏でもみあい。前営業日比130円ほど安い2万2500円台前半での推移となってい る。決算発表が本格化するなかで、前日に低調な決算を発表した銘柄を中心に売りが先行しており、ファナ ック 、日産自動車 、キヤノン は軒並み下落となっている。 一方、東京エレクトロン 、アドバンテスト などの半導体関連は堅調。前日の米国株式 市場でフィラデルフィア半導体指数は2%超の下落となったものの、米半導体大手アドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD) が時間外取引で9%上昇したことが好感されている。同社は通年の売上高 見通しを引き上げ、2020年の売上高は約32%増加すると予想した。 市場では「全体の動きとしては円高が嫌気され軟調となっているが、指数寄与度の高い半導体関連の堅 調な動きが相場の下支えとなっている」(国内証券)との声が出ていた。 <09:05> 寄り付きの日経平均は続落、113円安 米株安と円高を嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比113円49銭安の2万2543円89銭となり、 続落した。オーバーナイトの米国株式市場の反落に加え、外為市場でドル安/円高が進んでいることが嫌気 された。個別では、前日に低調な決算を発表したキヤノン は売り気配、日産自動車 は売り が先行している。 <08:45> 寄り前の板状況、主力輸出関連株は売り優勢 東エレクは買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、日産自動車 、キヤノン 、ホンダ 、 ソニー 、トヨタ自動車 が売り優勢、パナソニック が売り買い拮抗、東京エレクト ロン が買い優勢。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング が売り買い拮抗、ファナック が売り優勢 。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ<8 316.T>が売り買い拮抗、みずほフィナンシャルグループ が売り優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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