[東京 18日 ロイター] - <13:38> 日経平均は高値圏、米株価先物プラスで安心感も 日経平均は2万8400円台の高値圏。米株価指数先物がプラス推移するのを眺めて 「今晩の米株高への期待感が出ているようだ」(国内証券)との見方が出ている。ダウ先 物、S&P先物、ナスダック先物は0.2─0.3%高で推移している。 1―3月期GDP速報は3四半期ぶりのマイナス成長となったが、海外経済の回復で 輸出はプラスとなり「輸出関連銘柄に追い風」(別の国内証券)との受け止めも聞かれた 。 <11:40> 前場の日経平均は急反発、買い戻し活発化 半値戻しに接近 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比577円81銭高の2万8402円6 4銭となり、急反発。前日の大幅安の反動も手伝い買い戻しが活発化。10日の戻り高値 2万9685円41銭から13日の直近安値2万7383円03銭まで押した幅の半値戻 し水準(2万8535円08銭)に接近した。 17日米国株式市場は反落。インフレ高進の兆候を踏まえ、金融引き締め懸念が強ま っている。一方、朝方に内閣府が発表した2021年1―3月期実質国内総生産(GDP )1次速報は前期比1.3%減、年率換算で5.1%減となった。 環境面は良好と言えないにもかかわらず、日本株は前日に急反落した反動もあって朝 方から買い優勢となり、その後も上値を追う展開となった。市場では「きょうは想定外の 戻りと感じた投資家が多かったと思われ、前場中盤から買い戻す動きが活発化した」(国 内証券)との声が聞かれる。 また「これまで決算発表に対する警戒感が株価の重しになっていたが、発表シーズン が終了となったことで上ぶたが取れる格好となり、好業績銘柄を中心に買いが活発化した 」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)という。それを象徴したのがトヨタ自動車 で6年2カ月ぶりに上場来高値を更新した。 物色面では「PER(株価収益率)10倍以下の銘柄に底堅いものが目立ち、割安株 の修正高となっている」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との指摘もあった。 TOPIXは1.51%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3518 億4400万円。東証33業種では、非鉄金属、保険業、鉄鋼などの上昇が目立ち、値下 がりは電気・ガス業とパルプ・紙の2業種となっている。 個別では、トヨタ自動車が上場来高値を更新したほか、日本製鉄 も堅調に推 移した。ソフトバンクグループ も買われ、指数寄与度が大きいファーストリテイ リング もしっかりだが、大成建設 はさえない。 東証1部の騰落数は、値上がりが1766銘柄、値下がりが358銘柄、変わらずが 63銘柄だった。 <11:10> 日経平均は600円超す大幅上昇、買い戻しが活発化 日経平均は前日比で600円を超す大幅上昇。高値圏で推移しており、下押す気配が 感じられない。市場では「前日の下落も意外だったが、きょう、これだけの上昇も想像外 だったのではないか。そのため、買い戻す動きが活発化しているようだ」(国内証券)と の声が聞かれる。 <10:10> 日経平均は450円超高、自律反発狙いの買い 日経平均は上げ幅を拡大し、前営業日比450超高の2万8200円台後半で推移し ている。目新しい材料は観測されていないものの、「売られ過ぎによる自律反発狙いの買 いが向かっている」(運用会社)という。 内閣府が発表した2021年1―3月期実質国内総生産(GDP)1次速報は前期比 1.3%減、年率換算で5.1%減となった。大都市圏を中心とする1月の緊急事態宣言 発令で個人消費が落ち込み、3四半期ぶりのマイナス成長に陥った。 市場では「米国では救済計画、雇用計画、家族計画をはじめとする巨額の経済政策が 打ち出されてきた。今回のマイナスGDPを受けて、日本政府においても景気刺激策の議 論が始まるかどうかに注目したい」(国内証券)との声が聞かれる。 <09:15> 日経平均は反発スタート、トヨタは年初来高値を更新 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比106円74銭高の2万7931 円57銭となり、反発してスタートした。その後も上げ幅を拡大し、現在前営業日比20 0円ほど高い2万8000円台での推移となっている。オーバーナイトの米国株式市場は 小幅反落となったものの、日経平均は前日に259円下落したこともあり、自律反発の買 いが優勢となっている。 個別ではトヨタがしっかり。年初来高値を更新し、上場来高値(8783円=201 5年3月24日)に接近する展開となっている。東証33業種では、精密機器、サービス 業、鉱業、銀行業などの24業種が値上がり。海運業、電気・ガス業、ガラス・土石製品 などの9業種は値下がりとなっている。 <08:45> 寄り前の板状況、東京エレクは売り優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、東京エレクトロン が売り優勢、ト ヨタ自動車 、ソニーグループ 、ホンダ 、キヤノン 、 ソフトバンクグループ が売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗、ファナック<6 954.T>は買い優勢。 メガバンクでは、三井住友フィナンシャルグループ が買い優勢、三菱UFJ フィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシャルグループ が売り買い 拮抗となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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