[東京 10日 ロイター] - <12:58> 日経平均は小高い、米指標やメジャーSQを前に強弱対立 日経平均は小高い推移を継続している。後場は上げ幅を縮小して始まったが、プラス 圏を維持している。米金利動向やメジャーSQ(特別清算指数)への警戒感が根強い一方 、国内経済正常化への期待感もあるとして「強弱材料が対立している」(国内証券)とい う。 市場では、きょうの米5月消費者物価指数(CPI)の発表後の相場動向を見極めた いとの声が聞かれるほか、あすのメジャーSQを前に「無機質な相場の動きになりやすい 」(別の国内証券)との見方が出ていた。 <11:50> 前場の日経平均は反発、半導体関連の買い戻しが支援 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比121円90銭高の2万8982円7 0銭となり反発した。朝方に安く始まったが、半導体関連への買い戻しを支えに短時間で プラス圏に切り返した後も小高く推移した。 前日の米国市場で米長期金利の利回りが低下し、米ハイテク株がしっかりとなったこ とを追い風に、日本株も東京エレクトロン やアドバンテスト など半導体 関連や電子部品が買い戻された。一方、新型コロナウイルス禍からの国内経済の正常化へ の期待で買われてきた外食や百貨店、レジャー関連、空運、電鉄の一角が弱かった。 きょうの米消費者物価指数(CPI)の発表や来週の米連邦公開市場委員会(FOM C)を前に、米金利動向への警戒感は引き続き高いとして「上値は追いにくい一方、業績 は底堅くPER(株価収益率)に割高感もない。循環物色が旺盛な状態」(三木証券の北 澤淳商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれた。 TOPIXは0.18%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1807 億4200万円だった。東証33業種では、海運業、精密機器、ガラス・土石製品が上昇 率上位だった一方、空運や水産・農林業、銀行はさえなかった。 エーザイ は、急騰後の反動で利益確定売りに押されて反落。指数寄与度の大 きいファーストリテイリング やソフトバンクグループ は小幅安。 東証1部の騰落数は、値上がりが980銘柄、値下がりが1076銘柄、変わらずが 130銘柄だった。 <11:10> 日経平均は小幅高、経済正常化期待の銘柄は上値重い 日経平均は小幅高で推移している。前日に利益確定売りが強まった半導体関連が買い 戻され相場の支えになっている一方、百貨店や外食、レジャー、空運、電鉄といった経済 正常化への期待で買われた銘柄の一角が利益確定売りに押されている。 市場では、新型コロナウイルスワクチン接種の進展はある程度、織り込まれたとして 「短期間に期待先行で買われた銘柄もあり、日柄調整が必要かもしれない」(国内証券) との声が聞かれた。 <10:05> 日経平均は堅調に推移、物色の方向性欠く展開に 日経平均は堅調に推移している。米長期金利の利回りが低下し、米ハイテク株がしっ かりとなったことを追い風に日本株も値がさ株が買われており、それが指数を支えている 格好。ただ「値上がり業種、値下がり業種をみると、内需、外需がそれぞれ入り混じる状 態で、物色の方向性に欠く展開となっている」(国内証券)という。 <09:05> 日経平均は続落スタート、売り一巡後は切り返す 個別物色続く 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比61円06銭安の2万8799円 74銭となり、続落してスタート。米株下落を受けて安寄りしたものの、売り一巡後は切 り返しに転じた。引き続き個別物色の展開となっている。 <08:45> 寄り前の板状況、主力株はまちまち エーザイが売り買い交錯 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニーグループ < 6758.T>、キヤノン 、東京エレクトロン が売り優勢。ホンダ 、 ソフトバンクグループ が買い優勢となっている。指数寄与度の大きいファースト リテイリング は売り優勢。前日まで買い人気が集中したエーザイ は売り 買い交錯となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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