[東京 11日 ロイター] - <14:10> 日経平均は小動き継続、早期テーパリング警戒「払拭されず」 日経平均は、前日終値付近での小動きを継続している。目新しい材料が見当たらない中で、後場の値幅 はこれまでのところ70円程度となっている。 エーザイ やエムスリー 、中外製薬 の上昇が指数を支えているが、ファースト リテイリング 、リクルートホールディングス 、ソフトバンクグループ の下げが重 しとなっている。 市場では「(米金融緩和の)早期テーパリング(縮小)への思惑は払拭されていない」(国内証券)と の声が根強い。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているほか、米国で小売売上高や鉱工業生 産、生産者物価指数(PPI)などの発表が予定される。 米消費者物価指数(CPI)の発表を無難に通過したことで「ここからの大きな波乱はなさそう」(別 の国内証券)との見方もあるが「FOMCの結果や米連邦準備理事会(FRB)議長会見は確認したい」( 同)という。 <12:35> 後場寄りの日経平均は小動き、堅調な米株先物が支えに 後場寄りの日経平均は、前日比小幅安の水準で寄り付いた後、小動きとなっている。週末とあって引き 続き買い手控えムードが強いが、「時間外取引で米株先物が堅調に推移しており、これが日本株を支えてい るようだ」(国内証券)という。 <11:40> 前場の日経平均は反落、模様眺めムードで小動きに終始 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比35円26銭安の2万8923円30銭となり、反落。 消費者物価指数(CPI)の発表を受けた米国株式市場が堅調だったことが好感されたが、週末とあって模 様眺めムードに支配され、全体的に小動きに終始した。 10日の米国株式市場は、S&P総合500種指数 が終値で最高値を更新。朝方発表されたCP Iを受け、インフレの高進が一過性にとどまるとの見方が広がり、主要株価3指数はいずれも上昇した。 前月比のCPIの伸びが鈍化したことで米10年債利回りが1.4%台前半まで低下。これが手掛かり となって日本株も比較的底堅く推移したが、週末であるほか来週もFOMC(連邦公開市場委員会)など重 要イベントを多数控えるため、上値に対して慎重な動きとなった。 朝方は、メジャーSQ(特別清算指数)が算出され、市場推定のSQ値は2万9046円40銭。「テ クニカル面ではこれを上回るかどうかが注目される」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏 )との声も聞かれたが、その後、一時的に上回る場面もあったことでSQ値は「幻の高値」にならなかった 。 市場では「来週もイベントが多いため、しばらく方向性の乏しい動きが続きそうだ。そうした中、エー ザイ のように材料が出た銘柄を中心に、個別に物色する展開が続くとみられる」(雨宮総研・代表 の雨宮京子氏)との声も聞かれる。 TOPIXは0.27%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆7721億7300万円と なった。東証33業種では、海運業、医薬品などが上昇し、空運業、その他金融、不動産業などの値下がり が目立つ。 個別では、東京エレクトロン など半導体関連株が物色されたほか、日本郵船 などの海 運株もしっかり。自社株買い発表の日本郵政 も高く、エーザイが上場来高値に顔合わせした。半面 、三菱UFJフィナンシャル・グループ など銀行株が売られ、東芝 も下落し、ソフトバン クグループ が軟調。トヨタ自動車 もさえない。 東証1部の騰落数は、値上がりが881銘柄、値下がりが1197銘柄、変わらずが114銘柄だった 。 <10:55> 日経平均は強もちあい、週末意識され模様眺めムードに 日経平均は強もちあい。2万9000円を上回る水準で推移している。市場では「米国株高が買い材料 になったが、週末が意識され模様眺めムードが強く、上値を追う動きになっていない。来週も重要イベント が多いことが商いを低調にしている」(国内証券)との声が聞かれた。 <10:03> 日経平均は終値を挟んで一進一退、SQ値を下回って推移 日経平均は前日終値(2万8958円56銭=10日)を挟んで一進一退。市場推計の6月限日経平均 先物ミニ・オプションのSQ(特別清算指数)値の2万9046円40銭を下回る水準での推移となってい る。市場では「先物主導の動きで、SQ値を下回ったことで上値が重い」(国内証券)との声が出ている。 午前10時00分現在の東証1部の売買代金は1兆3162億3800万円。個別では、エーザイ<452 3.T>、エムスリー 、アドバンテスト 、京セラ などがしっかり。ファーストリテイ リング 、リクルートホールディングス などはさえない。 <09:10> 日経平均は続伸スタート、米株高を好感 景気敏感株は売り 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比71円48銭高の2万9030円04銭となり、続 伸した。10日の米国株式市場では主要3指数が上昇、S&P総合500種指数 は終値で最高値を更 新した。 TOPIXは小幅安。東証33業種では、空運業、陸運業、保険業、不動産業などの24業種が値下が り。海運業、精密機器、医薬品などの8業種は値上がりとなっている。景気敏感株は利益確定売りが先行し ている。 <08:45> 寄り前の板状況、新興株市場のメルカリやフリーは買い優勢 市場関係者によると、新興株式市場の寄り前の板状況は、マザーズ上場のメルカリ 、フリー<4 478.T>、JMDC 、マネーフォワード は買い優勢、ウェルスナビ 、弁護士ドット コム は売り買い拮抗。 ジャスダック上場のフェローテックホールディングス は売り優勢、日本マクドナルドホールデ ィングス 、ワークマン は売り買い拮抗となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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