[東京 30日 ロイター] - <13:03> 日経平均は小動き、手掛かり欠く中で「居心地のいい水準」 日経平均は、前日終値付近での小動きが続いている。市場では「7月の決算シーズン 前でもあり、全体的に手掛かり不足」(国内証券)との声が聞かれる。 先週の21―22日に動意があって以降、ほぼ横ばいの推移が続いているとし「売り たい人はいったん売ったし、拾いたい人は拾った。海外の動きがない限り、居心地のいい 水準」(国内投信)という。 <11:50> 前場の日経平均は小幅反発、米株高受けた上昇続かず 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比2円49銭高の2万8815円10銭 となり、小幅に反発した。米株高を受けて朝方に反発で始まった後、新型コロナウイルス 感染拡大への警戒感が重しとなり、徐々に上げ幅を縮小した。 前日の米国株式市場は、ナスダック総合 が終値で過去最高値を付けた。好調 な消費者信頼感指数を受け、米アップル などハイテク株が買われた。S&P総合 500種 は4営業日連続で最高値を更新。増配を発表したモルガン・スタンレー<M S.N>が大きく上昇した。S&P500とダウ工業株30種 はほぼ横ばいで引けた。 東京市場では反発スタートとなったが、徐々に上げ幅を縮小し、一時マイナスに転じ る場面もあった。半導体関連などハイテク株はしっかりで推移。一方、景気敏感株はさえ ない動きとなった。日経平均は、エムスリー やソフトバンクグループ な どの上昇が支援した一方、ファーストリテイリング やエーザイ などの下 げが重しとなった。 市場では、月末安のアノマリーは「昨日のうちに先取りする動きがあった。反発スタ ートとなったことで消化済みとみられる」(国内証券)との見方が優勢だが、買いの勢い は続かなかった。来月に集中する上場投資信託(ETF)分配金の換金売りへの警戒感が 重しになっているとの見方も出ていた。 7月後半から本格化する決算シーズンや、解散総選挙が意識される中で「目先の需給 が相場を決めるわけではない。ラリーに備える時期でもある」(auカブコム証券の山田 勉マーケットアナリスト)との声も聞かれた。 TOPIXは0.03%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0455 億3000万円と盛り上がりを欠いた。東証33業種では、上昇率上位は、ゴム製品、金 属製品、情報・通信業などで、下落率上位は空運業、小売業、鉄鋼などとなった。 J.フロント リテイリング が21年3─8月期の連結業績見通しを29日 に下方修正したことが嫌気されて売られ、大手百貨店は軒並み下落した。 東証1部の騰落数は、値上がりが1033銘柄、値下がりが1027銘柄、変わらず が126銘柄だった。 <10:10> 日経平均は伸び悩み、月末安アノマリーを意識との声も 日経平均は伸び悩み。朝方は米株高を受けてしっかりで始まったものの、買いが一巡 してから値を消した後、小幅高の水準で一進一退となっている。 市場では「週末の米雇用統計を控え見送られる中、昨年9月から月末安が9カ月連続 で続いているアノマリーも意識されているようだ。昨日もこれを見越して下げた可能性も ある」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声も聞かれた。 一方、経済産業省が発表した5月鉱工業生産指数速報は前月比5.9%低下の94. 1となり3カ月ぶりに減少。ロイターの事前予測調査の同2.4%低下を下回ったが、株 式市場に与えた影響は限定的だったとみられる。 <09:05> 日経平均は反発、米国株高を好感 高寄り後も上値追い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比83円70銭高の2万8896円 31銭となり、反発してスタートした。米国株式市場の上昇を好感し、主力銘柄を中心に 幅広く物色された。高寄りした後も失速せず、上値を追う展開となっている。 <08:50> 寄り前の板状況、トヨタなど主力銘柄に買い優勢多い 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、 キヤノン 、東京エレクトロン 、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8 306.T>、ソフトバンクグループ など主力銘柄の買い優勢となる銘柄が多い。一方 、ソニーグループ や指数寄与度の大きいファーストリテイリング が売り 優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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