[東京 2日 ロイター] - <12:50> 日経平均は小動き、米雇用統計の上振れインパクト「限定的」か 日経平均はプラス圏での小動きが続いている。米金融政策スタンスへの影響の観点か ら注目を集める米雇用統計の発表を前に動意に乏しい。もっとも、雇用統計に向けては「 市場予想から大きく乖離しなければ相場へのインパクトは限定的」(国内証券)との見立 ても複数聞かれる。 株式市場は、5月に米消費者物価指数(CPI)が市場予想から上振れた際や、米連 邦準備理事会(FRB)が6月15─16日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC) で示した金利・経済見通しやその後のFRB幹部の発言で早期利上げが意識された局面で 、大きく揺さぶられた。 ただその後は、FRB幹部のタカ派寄りの発言が伝わったり強めの経済指標が発表さ れたりしても市場の反応は限定的で「FRBはうまくコントロールできそうとの見方が広 がってきているのではないか」(別の国内証券)との見方もある。 <11:45> 前場の日経平均は小幅反発、米雇用統計の発表を控え上値限定的 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比84円06銭高の2万8791円10 銭となり、小幅に反発した。前日の米株高を受け、朝方に小高く始まった後もプラス圏で の小動きが続いた。もっとも、米金融政策のスタンス変更への影響が注目される米雇用統 計の発表を今晩に控え、上値は限られた。 前日の米国株式市場は、主要3指数がそろって上昇した。堅調な経済指標を受けて幅 広い銘柄が買われ、S&P総合500種指数 は6日連続で最高値を更新した。S& P500が6日連続で最高値を更新するのは昨年8月以来。 東京市場もこの流れを引き継ぎ、小幅に反発してスタート。徐々に水準を切り上げ、 前日終値より約140円高に上昇後はプラス圏での小動きに移行した。東証1部の騰落数 では値上がりが82%となり、幅広く物色された。原油高を受けて鉱業が堅調だった一方 、前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数が1.5%安となり、半導体関連などハイ テク株の一角は軟調となった。 市場では「堅調な海外市場に支えられているが、米国の3連休や米雇用統計の発表を 控えて、独自に上値を追う手掛かりに乏しい」(三木証券の北澤淳商品部投資情報グルー プ次長)との声が聞かれた。 TOPIXは0.76%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0316 億2900万円と膨らまなかった。東証33業種では、上昇率上位は鉱業、ゴム製品、空 運業となった一方、下落したのは海運業と小売業の2業種だった。 前日に発表された高島屋 やJ.フロント リテイリング などの6月 既存店売上高がプラスとなった百貨店がしっかり。指数寄与度の大きいソフトバンクグル ープ やソニーグループ の上昇が日経平均を支援した一方、東京エレクト ロン やアドバンテスト 、ファーストリテイリング の下げが重し となった。 東証1部の騰落数は、値上がりが1806銘柄、値下がりが305銘柄、変わらずが 79銘柄だった。 <11:10> 日経平均はプラス圏で小動き、幅広く物色 日経平均はプラス圏での小動きが続いている。東証1部の値上がり銘柄数は1817 で82%を占め幅広く物色されている。原油価格の上昇を受けた鉱業セクターが上昇率ト ップ。一方、前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数が1.5%安となったこと受け て半導体関連などハイテク株の一角は軟調となっている。 前日に発表された高島屋 やJ.フロント リテイリング などの6月 既存店売上高がプラスとなり、週前半には低調な3―5月決算を受けて売られていた百貨 店株の一角が買い戻されている。緊急事態宣言延長の影響があったが、宝飾品などが好調 だった。 コロナ禍前の水準からは2─3割程度、低い水準にとどまっているほか、足元で感染 再拡大の懸念もあるとして「今後の感染者数の動向次第で、再び業績の逆風が強まるリス クもくすぶる」(国内証券)と慎重な声も根強い。 <10:05> 日経平均は100円超高、円安で自動車株が堅調 日経平均は前営業日比100円超高の2万8800円台前半。時間外取引で米株先物 がプラス圏に浮上したことなどが支えとなっている。ただ、市場では上値に慎重な声が多 い。「コロナワクチンの集団接種の中止など接種スピードの更なる加速が困難となるなか で、新規感染者の増加や変異ウイルスへの警戒感で上値が重くなっている」(国内証券) という。 TOPIXは上げ幅を拡大し、前営業日比0.9%超高の1955ポイント近辺。個 別では、マツダ が6%超高、いすゞ自動車 と日産自動車 が3% 超高となるなど自動車株がしっかり。外為市場でドル/円が111.60台と円安に振れ ていることが追い風となっている。 <09:08> 日経平均は小幅反発でスタート、新型コロナへの警戒感で上値重い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比12円20銭高の2万8719円 24銭となり、小幅に反発した。その後は前日終値(2万8707円04銭)を挟んだ一 進一退の値動きとなっている。1日の米国株式市場は主要3指数が上昇となったものの、 国内では新型コロナウイルスの感染再拡大への警戒感が重しとなり、上値が重い。日本時 間の今夜に米雇用統計を控えていることもあり、様子見姿勢も強まりやすい。 東証33業種では、鉱業、ゴム製品、石油・石炭製品、輸送用機器などの29業種が 値上がり。半面、海運業、金属製品、その他製品などの4業種は値下がり。 <08:45> 寄り前の板状況、おおむね売り買い拮抗 ホンダは買い気配 市場関係者によると、寄り前の板状況は、ホンダ が買い気配、トヨタ自動車 、ソニーグループ 、キヤノン 、東京エレクトロン 、 ソフトバンクグループ が売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買 い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ が売り買い拮抗となっ ている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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