[東京 6日 ロイター] - <15:45> 日経平均・日足は「小陰線」、依然として5日線を下回る 日経平均・日足は上下にヒゲを伴う「小陰線」。前日よりも実体部分が短く、「十字 線」の形状となったため、気迷いを感じさせる動きとなっている。下値をわずかながら切 り上げる形となったが、短期的な下降トレンドにピリオドを打ったというサインは出てい ない。依然として5日移動平均線(2万8704円65銭=6日現在)を下回っており、 上値に対する警戒感が強いことを示している。トレンド転換を確認するためには、終値が 同線を上回って下値を大きく切り上げる動きが必要になりそうだ。 <15:10> 新興株式市場はまちまち、直近IPOに利益確定売り 新興株式市場はまちまち。東証マザーズ指数が小幅安となる一方、日経ジャスダック 平均は小反発した。市場では「値幅取りの動きは活発化している中で、直近IPOに利益 確定売りが目立った」(国内証券)との声が聞かれる。 きょうマザーズ市場に新規上場したBCC は買い気配のまま値が付かず、大 引け段階で差し引き約23万株の買い超過で終了、初値形成をあすに持ち越した。 マザーズ総合は前営業日比0.19%安。日本電解 が続騰して始まった後に 値を消し、コンフィデンス 、ベイシス も軟調。半面、トラストホールデ ィングス がストップ高比例配分となったほか、ツクルバ も高い。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.17%高。カルナバイオサイエンス やシンバイオ製薬 が堅調なほか、ファブリカコミュニケーションズ が一 時ストップ高となった。一方、アルマード 、INEST がさえない。 <14:20> 日経平均は強もちあい、短期的な需給圧迫を警戒する声も 日経平均は強もちあい。依然として見送りムードが強く、後場に入ってから上下40 円のせまいレンジ内で小動きになっている。市場では「週末にかけてETFの分配に絡ん だ売り注文が出そうなど、短期的には需給圧迫が警戒され、上値を追いにくくなっている ようだ」(国内証券)との声も聞かれた。 複数の市場関係者によると、ETFが分配金を支払うために解消されるポジションが 、8日に約3300億円、9日に約5000億円見込まれると試算されている。 <13:15> 日経平均はもみあい、材料待ち 市場の関心は企業決算 後場の日経平均は前営業日比100円ほど高い2万8700円近辺でもみあい。手掛 かり難の中、時間外取引の米株先物の動きに追随する展開となっている。 市場では「新たな材料に欠ける中、動きづらい。市場の関心は企業決算に向かってお り、今は様子見となりやすい」(国内証券)との声が聞かれる。 午後1時15分現在の東証1部の売買代金は1兆0148億1300万円。東証33 業種では、空運業、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼などの30業種が値上がり。医薬品、証 券業、金属製品の3業種は値下がりとなっている。 <11:50> 前場の日経平均は反発、欧州株高が支え 売買代金は1兆円割れ 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比127円62銭高の2万8725 円81銭と反発した。前日の米国市場が休場で手掛かりに乏しい中、欧州株式市場の上昇 が支えとなった。ただ、上値は重く、市場では国内での新型コロナウイルスの感染再拡大 や上場投資信託(ETF)関連の換金売りを警戒する声が聞かれた。 5日の欧州株式市場は、薄商いの中STOXX欧州600種 が3日続伸。好 調なユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)を追い風に一時の下げから切り返し、最 高値まで約0.5%に迫った。 海外の流れを引き継ぎ日経平均は前営業日比79円76銭高の2万8677円95銭 で寄り付いたものの、急速に上げ幅を縮小し一時マイナス圏に転落。その後は戻り歩調と なり、小幅高水準での一進一退が継続した。 国内でのコロナ感染再拡大に対する警戒感も高まっており、日本株は上値の重い展開 が続いている。「世界的にデルタ変異株の割合も増えている中で、国内では五輪での観客 受け入れの是非が決まっておらず、仕掛け売りするのも難しい」(国内証券)という。そ のほか、週末の指数連動型ETFの分配金基準日を控え、換金売りを警戒する声も多い。 TOPIXも反発し前営業日比0.53%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代 金は8564億9800万円と1兆円を下回った。東証33業種では、空運業、鉱業、石 油・石炭製品、鉄鋼などの29業種が値上がり。半面、医薬品、証券業、海運業、小売業 の4業種は値下がりした。 個別では、INPEX やENEOSホールディングス 、出光興産<5 019.T>といったエネルギー関連の一角がしっかり。5日の原油先物価格の上昇を織り込む 動きとなった。 ダイキン工業 、ソフトバンクグループ 、ファーストリテイリング<9 983.T>もしっかり。中外製薬 、アステラス製薬 、ネクソン はさ えなかった。 東証1部の騰落数は、値上がり1313が銘柄、値下がりが687銘柄、変わらずが 178銘柄だった。 <10:08> 日経平均は小幅高、材料乏しく「盛り上がり欠く」 日経平均は小幅高の水準でもみあいとなっている。小幅反発で寄り付いた後に一時マ イナス転換したがプラスに切り返し、上げ幅を徐々に拡大している。市場では「売り材料 はないものの、買い進む材料もなく、盛り上がりに欠ける」(国内証券)との声も聞かれ る。 ソフトバンクグループ とファーストリテイリング はしっかり。朝方 に上値の重かったトヨタ自動車 やホンダ 、半導体関連の一角は小幅なが らプラスに切り返した。業種別では、上昇率上位が鉱業、石油・石炭製品、空運業、鉄鋼 、下落しているのは証券業、電気・ガス業、医薬品、小売業など6業種。 <09:08> 日経平均は反発スタート、上値は重い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比79円76銭高の2万8677円 95銭となり、反発して始まった。前日の欧州株式市場の上昇を好感する形となった。寄 り付き後には上げ幅を縮めており、上値は重い。 指数寄与度の大きいソフトバンクグループ はしっかり。ファーストリテイリ ング もプラス圏で推移している。三菱UFJフィナンシャル・グループ などメガバンクもプラス圏。一方、トヨタ自動車 やホンダ は小安い。 セクター別では、石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼が高い一方、金属製品、医薬品、化学 工業が安い。 <08:48> 寄り前の板状況、ソフトバンクGとファーストリテは売り買い拮抗 市場関係者によると、寄り前の板状況はトヨタ自動車 とソニーグループ<675 8.T>が買い優勢。ホンダ 、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ<9 984.T>は売り買い拮抗となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買 い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ が売り買い拮抗となっ ている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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