[東京 11日 ロイター] -
<15:50> 新興株市場は反落、メルカリが12%超安
新興株市場は、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均が反落した。10日の米国株式市場の下落を受け、地合いが再び悪化した。マザーズ市場では大型株が軒並み大幅安となり、指数を押し下げた。メルカリは12%超安と2020年5月以来の安値を付けた。
マザーズ総合は前営業日比3.79%安の670.08ポイント。値がさのメルカリ、フリー、ビジョナル、ウェルスナビなどが大幅安となった。半面、サイバーセキュリティクラウド、ステムリムは売られた。
日経ジャスダック平均は前営業日比0.31%安。アミタホールディングス、ワークマン、フルヤ金属が大幅安。出前館、イメージワンは買われた。
<14:00> 後場の日経平均は2万5000円挟んで一進一退、荒い値動き続くとの見方も
後場の日経平均は前営業日比723円90銭安の2万4966円50銭できょうの安値をつける場面があった。足元では心理的節目の2万5000円を挟んだ一進一退の値動きが続いている。
市場では、ロシアとウクライナの停戦に向けた明確な材料がない限り、株価は荒い値動きを続けるとの見方が優勢だ。「昨日は原油高に対する過度な警戒感が和らぎ買い戻す動きがみられたが、ウクライナ情勢を巡っては緩和の兆しが見られない。厳しい局面」(国内証券)という。
午後2時現在の東証1部の売買代金は2兆4332億3900万円。東証33業種では、輸送用機器、精密機器、電気機器、サービス業などの25業種が値下がり。半面、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼などの8業種は値上がり。個別では、トヨタ自動車、デンソーなどが4%を超す下落となっている。
<11:50> 前場の日経平均は反落、ウクライナ情勢や金融引き締めを警戒
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比625円66銭安の2万5064円74銭と、大幅に反落して午前の取引を終えた。ウクライナ情勢を巡る不透明感が続く中、金融引き締めへの警戒感もくすぶった。前日に大幅高だった反動で、下げ幅は600円超と大きくなった。
日経平均は朝方に安く始まった後も下げ幅を徐々に拡大し、前営業日比639円17銭安の2万5051円23銭の安値を付けた。前日は1000円近い大幅な上昇で先物主導の動きとみられており「行き過ぎた分の反動が出た」(国内証券)との声が聞かれた。前日に上昇が目立った景気敏感株や半導体関連などのハイテク、グロース(成長)株など幅広い銘柄が売られた。
ウクライナ情勢や欧米でのインフレ高進など、市場を取り巻く状況に大きな変化はなく「停戦交渉の落とし所や、原材料高などの経済影響がどの程度になりそうかがまだ見えてこない。当面は下値模索の基調になりやすい」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部部長)との見方が出ていた。
前日には、ウクライナとロシアの外相がトルコで会談を行ったが停戦に向けた進展はなかった。米国の2月の消費者物価指数(CPI)が約40年ぶりの高い伸びとなったほか、欧州では欧州中央銀行(ECB)が量的緩和政策の縮小の加速を表明した。
TOPIXは1.99%安の1793.69ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆8830億1700万円だった。東証33業種では27業種が値下がりした。値下がり率上位には輸送用機器や電気機器、精密機器などが並んだ。値上がりは鉱業や石油・石炭製品、銀行業など6業種だった。
ソフトバンクグループや東京エレクトロン、ファーストリテイリングの下げが指数の重しとなり、3銘柄で日経平均を170円超押し下げた。トヨタ自動車やリクルートホールディングスも軟調だった。一方、INPEXが堅調だったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループは小じっかりとなった。
東証1部の騰落数は、値上がりが277銘柄(12%)、値下がりは1836銘柄(84%)、変わらずは67銘柄(3%)だった。
<10:07> 日経平均は下げ幅拡大し500円超安、ウクライナ情勢の不透明感が重し
日経平均は次第に下げ幅を拡大している。一時500円超安となった。ウクライナとロシアの外相会談は期待されたような進展がみられず、市場では「先行き見通しが立たない中では、積極的な上値追いは期待できない」(国内証券)との声が出ている。前日の大幅高を受けて、利益確定や戻り待ちの売りが重しとなっている。
ソフトバンクグループやファーストリテイリングが安いほか、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が下落する中、東京エレクトロンも売られている。電子部品のTDKも安い。これら4銘柄で指数を約150円押し下げている。
午前10時時点で、東証33業種は24業種が値下がり。値下がり率上位には、輸送用機器や精密機器、電気機器などが並ぶ。値上がりは鉱業や石油・石炭製品、鉄鋼など9業種。東証1部の騰落数は、値上がりが348銘柄(15%)、値下がりは1774銘柄(81%)、変わらずは58銘柄(2%)となっている。
<09:15> 日経平均は反落スタート、米株安を嫌気 前日大幅高の反動も 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比195円37銭安の2万5495円03銭と、反落してスタートした。前日の米株安を嫌気する動きが先行し、日本株は前日に大幅高となっており、利益確定売りが重しとなっている。一時300円超安となった。
トヨタ自動車やソニーグループといった主力株は軟調な銘柄が目立つ。東京エレクトロンなど半導体関連は総じて弱い。指数寄与度の大きいファーストリテイリングは小幅安、ソフトバンクグループは大幅安となっている。
<08:40> 寄り前の板状況、主力株は売り優勢が目立つ
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車、ソニーグループ、キーエンス、リクルートホールディングス、NTT、信越化学工業がいずれも売り優勢。
指数寄与度の大きい東京エレクトロン、ファーストリテイリングは売り優勢。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループが買い優勢、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループが売り優勢となっている。
東証第1部出来高上位50銘柄
東証第1部値上がり率上位50銘柄
東証第1部値下がり率上位50銘柄
日経225先物
SGX日経225先物
TOPIX先物
日経225オプション
株式関連指標の索引ページ
関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力)
(
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」