[東京 28日 ロイター] -
<15:55> 日経平均・日足は「小陰線」、200日線手前で足踏み
日経平均・日足は「小陰線」。終値は2万7943円89銭。陰の寄り付き坊主で、売り圧力の持続がうかがわれる。5日線(2万7893円68銭=同)が目先の支持線。
200日移動平均線(2万8269円71銭=28日)を前にして、足踏みが続いた。200日線付近には昨年高値からの下降トレンドラインも通っており、これらをしっかり上抜けて上昇基調に回帰できるかがポイントになる。
<15:40> 新興株市場はマザーズが続落、ジャスダックは10日ぶり反落
新興株市場は、東証マザーズ指数が続落し、日経ジャスダック平均は10営業日ぶりに反落した。これまでの上昇基調を受けて、利益確定売りに押された。
マザーズ総合は前営業日比3.76%安。値がさのメルカリやフリーの下げが重しとなった。一方、NTTドコモの通信鉄塔を取得すると発表したJTOWERがストップ高となったほか、アドベンチャーは堅調だった。
マザーズに新規上場のメンタルヘルステクノロジーズの初値は公開価格を39.6%上回る880円となった。終値は897円で初値を上回った。
日経ジャスダック平均は前営業日比0.43%安。Mipoxやフルヤ金属がさえなかった半面、文教堂グループホールディングスが買われた。村上春樹氏の小説を映画化した「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞し、思惑が出た。このほか、アミタホールディングスはしっかりだった。
<13:05> 日経平均は下げ幅縮小、中国株の底堅い動きが支えに
日経平均は前場の終値に比べ、下げ幅を縮小している。中国の上海市が新型コロナウイルス一斉検査のため2地区で計9日間のロックダウン(都市封鎖)を発表し、朝方には日本株の重しとなったが、上海株が横ばい圏、香港株がしっかりとなり「中国株への影響はこれまでのところ限定的で、安心感につながっている」(国内証券)との声が聞かれる。ドル/円の円安も支援材料。米株先物は小幅安となっている。
朝方に軟調だったソフトバンクグループは一時プラスに浮上、ファーストリテイリングはマイナス幅を縮め、指数の持ち直しに寄与している。
東証33業種では、値下がりは非鉄金属や海運業、鉄鋼など15業種、値上がりは石油・石炭製品や空運業、鉱業など18業種となっている。東証1部の騰落数は、値上がりが977銘柄(44%)、値下がりは1096銘柄(50%)、変わらずは108銘柄(4%)。
<11:45> 前場の日経平均は反落、高値警戒感 円安受け中盤から下げ渋る
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比162円64銭安の2万7987円20銭と、10営業日ぶりに反落。9連騰後の高値警戒感から売り優勢で始まったものの、日銀が指し値オペを通告したことでドル/円が円安方向に振れ、輸出関連株を中心に中盤から下げ渋る動きとなった。
25日の米国株式市場は、S&P総合500種とダウ工業株30種が続伸。米債利回りが約3年ぶりの水準に急伸する中、金融株が上昇した。一方、ハイテク株や大型グロース(成長)株が売られたことで、ナスダック総合は反落した。
これを受けた日本株は、日経平均が前週末まで9日連騰していたことから、高値警戒感が一段と強まり、朝方から売り優勢の展開。しかし、中盤から外為市場でドル高/円安が進行すると、輸出関連株に買い直す動きが出て、全般は下げ渋る動きとなった。
市場では「日銀の指し値オペがあるか否かが注目点だった。一方、日経平均は25日移動平均線とのかい離率が6%を超えて推移しており、テクニカル的に上げのスピードが鈍っても不思議ではない」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声も聞かれる。
TOPIXは0.34%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3824億1100万円だった。東証33業種では、非鉄金属、海運業、鉄鋼などが値下がりし、空運業、石油・石炭製品などが上昇した。
個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が軟調に推移したほか、日本郵船をはじめ海運株も軟調。ソフトバンクグループもさえない。半面、トヨタ自動車が小じっかりだった。
東証1部の騰落数は、値上がりが774銘柄、値下がりが1290銘柄、変わらずが116銘柄だった。
<11:05> 日経平均は下げ幅を縮小、日銀の指し値オペ通告で円安に
日経平均は下げ幅を縮小している。日銀が指し値オペを通告してドル/円が円安方向に振れ、自動車や機械といった輸出関連の一角が、やや持ち直したり上げ幅を広げた。配当権利付き最終日を控えて「株価が下がれば拾いたい向きもいる」(国内証券)という。
<10:35> 日経平均はマイナス圏、高値警戒感から 円安で戻り歩調に
日経平均はマイナス圏で推移。市場では「さすがに9日続伸の後で高値警戒感が強くなっており、利益確定売りが先行するのはやむを得ないと思われる」(国内証券)との声が聞かれた。
ただ、大きく崩れる雰囲気は感じられず、その後は徐々に底堅さを増す展開。外為市場でドル高/円安が進行したことで、輸出関連株を買い直す動きが活発化しており、全般は戻り歩調となっている。
<09:05> 日経平均は反落スタート、高値警戒から利益確定売り
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比65円76銭安の2万8084円08銭と、反落してスタート。ここまで9日連続続伸によって、高値警戒感が生じていることから、利益確定売りが先行した。前週末のように、切り返してプラスに転じて10連騰となった場合、2019年9月3日─9月17日以来となる。
<08:50> 寄り前の板状況、三菱UFJFGなど銀行株が買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車など主力銘柄に買い優勢が目立つ。指数寄与度の大きい東京エレクトロンは売り優勢。ソフトバンクグループは売り買い交錯で、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなど銀行株が買い優勢となっている。
東証第1部出来高上位50銘柄
東証第1部値上がり率上位50銘柄
東証第1部値下がり率上位50銘柄
日経225先物
SGX日経225先物
TOPIX先物
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