[東京 13日 ロイター] - <15:05> 新興株市場はマザーズ指数が急反発、米ナスダック高を先取り 新興株市場では、東証マザーズ指数が急反発した。前日までの下げを受けて、自律反 発期待の買いが優勢となった。市場では「米株先物の堅調な推移をみながら、今晩の米ナ スダック高を先取りする動きとなった」(国内運用会社)との声が聞かれた。 マザーズ総合は前営業日比4.18%高。フリーやビジョナル、メ ドレーの上昇が指数の押し上げに寄与。一方、エヌ・ピー・シーやバン ク・オブ・イノベーション、Aimingは軟調だった。 東証グロース市場に12日上場したサークレイスは、上場2日目に公開価格 の3.2倍となる2320円の初値をつけた。終値は初値を下回る1940円となった。 <13:10> 日経平均は高値圏、ハイテクの一角が一段高 日経平均は後場も高値圏での推移を継続している。東京エレクトロンなどハ イテク株の一角が後場に一段高となっている。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ も後場に上値を伸ばしている。 市場で注目された米消費者物価指数(CPI)の発表を「無難」(国内運用会社)に 通過し、日本株は前日の下落もあって、ひとまず自律反発が強まった。米株先物が堅調に 推移しており「機械的に日本株が買われている側面もありそうだ」(国内証券)という。 きょうは米国で、3月卸売物価指数(PPI)の発表が予定されている。 <11:35> 前場の日経平均は急反発、下げ過ぎの警戒感から自律的な切り返し 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比420円07銭高の2万6755円0 5銭と急反発した。米国株安、予想を下回る機械受注など悪材料が重なったものの、前日 までの動きが下げ過ぎとの警戒感も生じ、全体的に自律的な切り返しに転じた。買い一巡 後も勢いは衰えず、きょうの高値近辺で前引けた。 12日の米国株式市場は当初は上昇していたものの、米連邦準備理事会(FRB)の 積極的な金融引き締め観測が重しとなって下落。一方、米労働省が発表した3月の消費者 物価指数(CPI)は前年同月比8.5%上昇し、1981年12月以来の高い伸びとな り、これも金融引き締めの思惑を誘った。 一方、内閣府が13日に発表した2月機械受注統計によると、設備投資の先行指標で ある船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比9.8%減。ロイターの 事前予測調査では前月比1.5%減と予想されており、結果はこれを下回った。 悪材料が重なる格好となったものの、前日までの大幅な下落によって日本株には値ご ろ感が生じたことで、朝方から買い優勢の展開。テクニカル面では、日経平均は3月に大 幅上昇した分の半値押し以下の水準まで下落しており、いったんは買い直されても不思議 ではないという。広範囲に買いを誘い、自律反発の動きとなった。 市場では「テクニカル面では上位にある日経平均の25日移動平均線が上向いた状態 を継続している。これを踏まえると、好材料が出た場合、上に大きく動くこともありそう だ」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれる。 TOPIXは1.01%高で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は、1 兆3467億0700万円。東証33業種では、鉱業、海運業、精密機器などが上昇した が、証券業、銀行業などの下げが目立っている。 個別では、日本郵船など海運株が堅調に推移したほか、東京エレクトロン<8 035.T>など半導体関連株もしっかり。半面、新型コロナ薬の動物実験で胎児異常が生じた と一部で報じられた塩野義製薬が大幅安となった。 プライム市場の騰落数は、値上がり1325銘柄(72%)に対し、値下がりが44 4銘柄(24%)、変わらずが70銘柄(3%)だった。 <10:30> 日経平均は堅調、値ごろ感から自律反発に 日経平均は堅調な推移で、前日比300円を超す上昇となっている。前日までの下げ で3月上昇分の半値押しを割り込み「いったんは、テクニカル的に届いた印象を与えると ころ。値ごろ感から自律反発に向かっている」(国内証券)という。 時間外取引での米株先物が引き続き堅調な動きとなっていることも、株価を下支えし ている。 <09:05> 日経平均は反発、突っ込み警戒感が台頭 米株先物高も手掛かりに 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比101円08銭高の2万6436 円06銭と反発してスタートした。前日の米国株式市場は下落したものの、日本株は前日 までの急な下げに対して突っ込み警戒感が台頭、自律的な切り返しの動きとなっている。 時間外取引で米株先物が堅調なことも手掛かりにされた。 個別では、日本郵船など海運株が堅調。午前9時05分現在、東証33業種 別の値上がり率ランキングで海運業は第1位となっている。東京エレクトロンな ど半導体関連株もしっかりで始まった。 <08:20> 寄り前の板状況、東亞合成は買い優勢 竹内製作所は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気配 終値 率 配 配 1 東亞合成 18% 1,258 1,257 1,258 1,069 2 井関農機 16% 1,400 1,399 1,400 1,202 3 日置電機 16% 7,330 7,330 7,330 6,330 4 東プレ 15% 1,200 1,199 1,200 1,046 5 日本毛織 13% 978 978 978 869 6 キトー 12% 1,835 1,835 1,835 1,638 7 一蔵 12% 385 385 385 345 8 フクシマガリレイ 11% 3,978 3,975 3,980 3,575 9 イー・ガーディアン 10% 3,000 2,999 3,000 2,731 10 ジェイテックコーポレーション <344 9% 1,997 1,996 1,997 1,824 6.T> 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気配 買気配 売気 終値 率 配 1 竹内製作所 -20% 1,965 1,965 1,965 2,465 2 塩野義製薬 -20% 5,940 5,940 5,940 7,440 3 モリト -20% 598 597 598 747 4 日本紙パルプ商事 -19% 3,005 3,005 3,005 3,705 5 日本精化 -15% 1,801 1,801 1,801 2,124 6 泉州電業 -14% 4,303 4,300 4,305 4,975 7 関西フードマーケット -12% 1,201 1,200 1,201 1,362 8 パーク24 -10% 1,643 1,642 1,643 1,825 9 エイチ・ツー・オー リテイリン <8242 -9% 791 790 791 866 .T> 10 Sansan -7% 1,221 1,220 1,221 1,318 (
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