[東京 27日 ロイター] - <15:54> 新興株はマザーズ総合が反落、IPO2銘柄は終値が初値上回る 新興株は、マザーズ総合が反落した。米国市場でハイテク株比率の高いナスダック総 合が大幅安となり、グロース(成長)株の重しとなった。 マザーズ総合は前営業日比1.54%安。ウェルスナビやAppier G roup、フリーなどが軟調となり、指数の重しになった。一方、セル ソース、Green Earth Instituteはしっかり。バ ンク・オブ・イノベーションはストップ高となった。 新規上場のモイの初値は公開価格を91.9%上回る902円となった。終 値は1028円で初値を上回った。ストレージ王の初値は公開価格を14.5% 上回る756円で、終値は初値を上回る763円だった。 <13:45> 日経平均は安値圏で小動き、値がさ株が下げ縮小 日経平均は安値圏での小動きとなっている。朝方の大幅安後は、徐々に下げ幅を縮め ている。市場では「米株安を受けて売りから入ったものの、下げ渋ったということで買い 戻す動きもあるようだ」(国内証券)との見方が聞かれた。足元の米株先物は堅調な推移 となっている。 値がさ株のファーストリテイリングや東京エレクトロン、ソフトバ ンクグループ、リクルートホールディングスなどが前引け時点より下げ 幅を縮めている。 新型コロナウイルスの感染が拡大し景気への影響が懸念される中国で上海株がプラス となっていることも、ひとまず安心感につながっているようだ。 <12:40> 後場の日経平均は安値もみあい、時間外取引で米先物が堅調 後場の日経平均は安値もみあい。前引けよりも約100円高の水準で推移している。 時間外取引で米株先物が堅調に推移していることが好感され、下げ渋る格好となった。 市場では「日経平均が2万6000円に接近すると、値ごろ感が働き押し目を買う動 きが出てくる。大型連休前とあって、安値水準での売り仕掛けも難しいようだ」(国内証 券)との声が聞かれる。 <11:35> 前場の日経平均は急反落、米ナスダック安嫌気 中盤から下げ渋り 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比501円32銭安の2万6198円7 9銭と急反落した。前日の米国株式市場でナスダックが大幅安となったことが嫌気され、 グロース株を中心に軟調な展開。ただ、2万6000円割れ寸前の水準で切り返しに転じ 、中盤からは下げ渋る動きとなった。 26日の米国株式市場は、ナスダック総合が下げを主導し大幅安で取引を終了。世界 経済の成長鈍化や米連邦準備理事会(FRB)が一段と積極的になるとの懸念が重しとな った。四半期決算は今のところ予想を上回っているものの、中国での新型コロナウイルス 流行を受けたロックダウン(都市封鎖)や主要中央銀行による積極的なインフレ対応への 転換が影を落としている。 日本株、米国株安が嫌気されたほか、引き続き中国経済の先行きに対して不安感が強 いことで、大幅安で始まった。その後2万6000円に近づくと値ごろ感が働き、前場中 盤からは押し目買いで下げ渋った。「好決算を発表した銘柄が下支えしているなど、全面 安にはなっていない」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)という。 ただ、投資家の恐怖感を示すVIX指数が、世界的に株価が3月安値を形成して以来 の水準に達しており「不安心理の急速な悪化を示している」(野村証券・ストラテジスト の澤田麻希氏)との声も聞かれる。 TOPIXは1.34%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 4078億6500万円。東証33業種では、証券業、精密機器、サービス業などの値下 がりが目立ち、値上がりは海運業など5業種にとどまっている。 個別では、東京エレクトロン、ファナック、ソフトバンクグループ などが軟調に推移した一方、三越伊勢丹ホールディングス、アサヒグル ープホールディングスなどが上昇した。 プライム市場の騰落数は、値上がり212銘柄(11%)に対し、値下がりが157 9銘柄(85%)、変わらずが47銘柄(2%)だった。 <10:55> 日経平均は安値もみあい、好業績銘柄など買われ下支えに 日経平均は安値もみあい。2万6000円割れ寸前まで下落したことによって、値ご ろ感が働く一方で、好業績を発表した銘柄などが買われている。全体的に下げ渋っている 状況だ。 市場では「三越伊勢丹ホールディングスなど見通しを上方修正した銘柄が物 色されているほか、値上げを発表したアサヒグループホールディングスなど独自 材料が出た銘柄がしっかり。これらが相場全体を下支えしている」(国内証券)との声も 聞かれた。 <10:00> 日経平均は下げ止まり、2万6000円が下値めどとして意識 日経平均は前営業日比500円超安の2万6100円台半ばを推移している。一時、 649円07銭安の2万6051円04銭で安値を付け、心理的節目の2万6000円に 接近する場面があったが、下げ止まっている。 市場では「米ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落を受け、 日本株も半導体関連や電子部品関連が弱い。日経平均は2万6000円が下値めどとして 意識されている」(国内証券)との声が聞かれた。 <09:08> 寄り付きの日経平均は大幅反落、米ナスダック急落を嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比386円97銭安の2万6313 円14銭と反落した。その後も下げ幅を拡大し、足元の株価は500円超安の2万610 0円台半ばを推移している。前日26日の米国株式市場でナスダックが大幅に反落した流 れを引き継いだ。 TOPIXは1.40%安の1850ポイント近辺。東証33業種では、証券業、電 気機器、精密機器、空運業などの30業種が値下がり、鉱業、石油・石炭製品などの3業 種が値上がり。個別では、ファナック、ソフトバンクグループ、ファー ストリテイリングが大幅安となり、日経平均を約150円押し下げている。 <08:20> 寄り前の板状況、萩原工業が買い優勢 積水樹脂は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気 終値 率 配 配 1 萩原工業 27% 1,328 1,328 1,328 1,046 2 アインHLDG 17% 6,700 6,700 6,700 5,750 3 大塚商会 16% 4,955 4,955 4,955 4,255 4 ブックオフグループHLDG <927 15% 1,149 1,149 1,149 999 8.T> 5 FPG 9% 799 798 799 732 6 扶桑薬品工業 9% 2,262 2,261 2,262 2,074 7 ヤーマン 8% 1,280 1,279 1,280 1,180 8 旭ダイヤモンド工業 8% 605 604 605 558 9 大日精化工業 8% 2,094 2,094 2,094 1,947 10 SBテクノロジー 7% 2,700 2,699 2,700 2,517 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 積水樹脂 -23% 1,359 1,359 1,359 1,759 2 富士通 -21% 15,110 15,110 15,110 19,110 3 東洋炭素 -18% 2,338 2,338 2,338 2,838 4 小野薬品工業 -17% 2,680 2,680 2,680 3,230 5 第一三共 -17% 2,453 2,453 2,453 2,953 6 コア -16% 1,312 1,312 1,312 1,570 7 ヒロセ電機 -15% 13,800 13,800 13,800 16,190 8 エン・ジャパン -15% 2,700 2,700 2,700 3,165 9 パーソルHLDG -14% 2,202 2,201 2,202 2,570 10 巴工業 -14% 1,950 1,950 1,950 2,275 (
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