[東京 9日 ロイター] - <14:10> 日経平均は安値もみあい継続、ロシアの戦勝記念日で手控えも 日経平均はきょうの安値圏でのもみあいを継続している。きょうはロシアで第2次世 界大戦の対ナチス・ドイツ勝利を祝う戦勝記念日に当たり、プーチン大統領の演説が予定 されており「ウクライナ情勢の一段の緊迫化が警戒され、手控えになりやすい」(国内証 券)との声が聞かれる。 東証33業種では、値上がりは電気・ガス業や海運業、石油・石炭製品など4業種で 、値下がりは鉄鋼や空運業、非鉄金属など29業種。東証プライム市場の騰落数は、値上 がりが305銘柄(16%)、値下がりは1491銘柄(81%)となっている。 <13:15> 後場の日経平均は安値もみあい、見送りムードが支配 後場の日経平均は安値もみあい。引き続き米金利の上昇懸念が上値を圧迫している。 ただ、前場の安値を割り込むことなく、下げ渋っているとの見方もある。全体的に見送り ムードが支配している。 市場では「時間外取引で米株先物が軟調に推移しており、これが意識されるため、リ バウンドを狙った買いが入りにくい」(国内証券)との声が聞かれる。 <11:40> 前場の日経平均は急反落、米株安を嫌気し幅広く売られる 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比593円26銭安の2万6410円3 0銭と、急反落した。前週末の米国株式市場が下落したことが嫌気され、幅広く売られる 展開。引き続き米金利上昇懸念が株価を圧迫している。 前週末6日の米国株式市場は主要3株価指数が続落、ナスダック総合は連日 で年初来安値を更新した。連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に一段と積極的な利 上げを行わざるを得なくなるとの懸念が重しとなった。一方、4月の雇用統計では、非農 業部門雇用者数が前月比42万8000人増と市場予想を上回る堅調な伸びとなった。 これらを受けて大型連休明けの日本株は軟調な展開。「日経平均の時価水準はPER で12倍台で割安であるため、押し目買いが入りやすい」(国内証券)ものの、引き続き 米国金利上昇に対する警戒感が強いことから、下値を探る動きとなった。時間外取引で米 株先物が軟調に推移したことがムードを悪化させている。 好決算銘柄は堅調に推移しているものの、業績見通しが悪化する銘柄に対して市場は 容赦なく売りを浴びせる状況。とりわけ「ガイダンスを示さない企業に対する投資家の姿 勢が厳しい」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれ、J FEホールディングスは大きく売り込まれた。 このほか、個別では、トヨタ自動車など主力銘柄に安い銘柄が目立ち、ソフ トバンクグループもさえない。半面、大規模な自社株買いを発表したヤマダホー ルディングスがストップ高となった。 TOPIXは1.56%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 4563億4100万円だった。東証33業種では、電気・ガス業、石油・石炭製品の2 業種を除いた31業種が下落している。 プライム市場の騰落数は、値上がり275銘柄(14%)に対し、値下がりが151 6銘柄(82%)、変わらずが45銘柄(2%)だった。 <10:45> 日経平均は安値もみあい、PER12倍台意識され下げ渋り 日経平均は2万6400円台で安値もみあいとなっている。環境不透明感から地合い は落ち着かないものの、市場では「日経平均の時価近辺はPER12倍台。好決算を踏ま えると割安が顕著な状態と言えることから、それが意識されて下げ渋っている」(国内証 券)との声が聞かれた。 <09:57> 日経平均2万6500円割れ、米株先物が1%超安 日経平均は下げ幅を拡大し、心理的節目の2万6500円を下回った。足元は600 円ほど安い2万6400円近辺を推移している。前週末の米国株式市場での軟調な値動き や、時間外取引の米株先物の軟化が重しとなっている。ナスダックの先物は現在1.20 %超安で推移している。 きょうはロシアの対独戦勝記念日に伴い、プーチン大統領の演説が首都モスクワで予 定されている。市場では「経済減速懸念が加速しているものの、ウクライナ情勢の緊迫化 で原油価格は高止まりしている。演説中の原油先物の値動きが注目されている」(国内証 券)という。 <09:10> 寄り付きの日経平均は米株安で反落、ナスダック年初来安値 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比298円24銭安の2万6705 円32銭と反落した。前週末6日の米国株式市場は主要3株価指数が続落し、ナスダック 総合は連日で年初来安値を更新。東京市場も米国株式市場の軟調な地合いを引き 継いだ。足元の株価は300円ほど安い2万6600円近辺での一進一退となっている。 TOPIXは同0.80%超安の1900ポイント近辺。東証33業種では、鉄鋼、 非鉄金属、機械、不動産業などの27業種が値下がり。鉱業、海運業などの6業種が値上 がりとなっている。個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ 、東京エレクトロンなどの日経平均の値がさ株が軟調。村田製作所<698 1.T>、日東電工などが上昇している。 <08:20> 寄り前の板状況、ヤマダHD買い優勢 三桜工は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 ヤマダHLDG 20% 471 471 471 391 2 ヒロセ電機 11% 18,495 18,49 18,50 16,69 0 0 0 3 マークラインズ 10% 2,890 2,889 2,890 2,619 4 MonotaRO 10% 2,288 2,287 2,288 2,082 5 ブレインパッド 9% 1,243 1,242 1,243 1,141 6 スタンレー電気 8% 2,403 2,402 2,403 2,229 7 テノ.HLDG 8% 674 673 674 625 8 メディアドゥ 7% 1,800 1,799 1,800 1,676 9 ジェイリース 7% 1,551 1,550 1,551 1,450 10 前田工繊 6% 2,900 2,899 2,900 2,727 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 三櫻工業 -19% 574 574 574 709 2 ジャパンベストレスキュー <2 -17% 835 835 835 1,007 453.T> 3 カナミックネットワーク <393 -17% 433 433 433 520 9.T> 4 日本アクア -16% 509 509 509 609 5 秋田銀行 -11% 1,527 1,526 1,527 1,713 6 山形銀行 -11% 808 808 808 905 7 スターゼン -11% 1,800 1,800 1,800 2,016 8 ジャパンエレベーターサービ -10% 1560 1560 1560 1740 スH 9 日華化学 -10% 736 735 736 816 10 ニフコ -9% 2,487 2,487 2,487 2,747 (
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