[東京 12日 ロイター] - <15:38> 新興株式市場はマザーズ総合が大幅に反落、20年4月以来の安値に 新興株式市場は、マザーズ総合が大幅に反落した。米ハイテク株安が重しとなり、2 020年4月以来2年1カ月ぶりの安値圏に下落した。市場では「含み損を抱えた投資家 の投げ売りが出たようだ」(国内証券)との声が聞かれた。 マザーズ総合は前営業日比6.07%安の620.63ポイントとなった。値がさの メルカリやそーせいグループが年初来安値をつけたほか、フリー<4478. T>も下落し、指数の重しになった。一方、ライフネット生命保険や、キッズウェ ル・バイオはしっかり。マーキュリーリアルテックイノベーターはスト ップ高。 <14:13> 日経平均は安値もみあい継続、外部環境不透明で買いにくさも 日経平均は安値もみあいが継続している。市場では、米国の金融引き締めやウクライ ナ情勢、中国景気の減速懸念などがくすぶり「外部環境が不透明な中、今が買い場との判 断は難しい」(国内証券)との声が聞かれる。米株先物は小幅安となっている。 10日安値(2万5773円83銭)付近となっており「終値で維持するかがポイン ト」(別の国内証券)との見方もある。 個別では、営業減益予想を発表した日本水産が大きく下げている。東証33 業種では、値下がりは情報・通信業やサービス業、水産・農林業など21業種で、値上が りはゴム製品や石油・石炭製品、電気・ガス業など12業種。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが385銘柄(20%)、値下がりは141 1銘柄(76%)となっている。 <12:50> 後場の日経平均は安値もみあい、手掛かり材料に乏しく一進一退 後場の日経平均は安値もみあい。2万5900円前後で推移している。テクニカル的 にも時価より下の水準は底堅さが増してきたものの「上値を追うには手掛かり材料が乏し く、戻りが一巡した後は一進一退となっている」(国内証券)という。 時間外取引で米株先物が堅調に推移していることが、下値を限られたものにするとの 指摘もある。 <11:35> 前場の日経平均は反落、米株安を嫌気 買い戻し活発化し下げ渋る 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比220円96銭安の2万5992円6 8銭と、反落した。米国株式市場の下げを嫌気したものの、2万6000円を割り込む水 準では買い戻しが活発化し、中盤から下げ渋った。 11日の米国株式市場は下落。ナスダック総合は3%を超える下げとなった 。4月の米消費者物価指数(CPI)の結果はインフレがピークを打った可能性を示した ものの依然として高く、米利上げや経済を巡る投資家の懸念を払拭するには至らなかった 。 米市場の流れを受け、日本株も朝方から売り優勢の展開。好決算を発表した銘柄は引 き続き物色されるものの、グロース株を中心に下値を模索する銘柄が多い。日経平均は1 0日の取引時間中に付けた直近の安値2万5773円83銭を割り込んだ。 ただ、売り一巡後は買い戻しが活発になり、前場中盤から全般的に下げ渋った。市場 では「2万6000円を下回ると買い戻しが活発化することが確認された」(野村証券・ ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれる。 TOPIXは0.28%安で午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆 5678億9900万円だった。東証33業種では、情報・通信業、サービス業、医薬品 などが下落したが、ゴム製品や石油・石炭製品の値上がりが目立つ。 個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が下落したほか、ソフトバン クグループが大幅安。日本郵船などの海運株もさえない。半面、トヨタ 自動車が小反発した。 プライム市場の騰落数は、値上がり625銘柄(34%)に対し、値下がりが113 4銘柄(61%)、変わらずが76銘柄(4%)だった。 <10:55> 日経平均は安値もみあい、時価近辺で買い戻しが活発化 日経平均は安値もみあい。2万6000円をやや下回る水準で推移している。時価近 辺では買い戻しが活発化するという。 市場では「日経平均は10日の直近安値を割り込んだものの、2万6000円以下の 水準では買いが入るようだ。きょうの動きは安心感を誘うのではないか」(国内証券)と の声が聞かれた。 <10:10> 日経平均は下げ渋り、250円超安 底打ち期待高まる 日経平均は前営業日比250円超安の2万5900円台半ば。朝方は525円53銭 安の2万5688円11銭で安値を付ける場面があったが、その後は下げ幅を縮小してい る。時間外取引の米株先物の上昇が支えとなっている。 きょうは米国で4月の卸売物価指数(PPI、労働省)が公表される。市場では「( 株価は)底打ち感が出始めている。PPI通過後はしばらく物価指標の発表がないため、 相場は落ち着くだろう」(国内証券)との声が聞かれる。 午前10時現在の東証プライム市場の売買代金は9983億1200万円。個別では 、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループが下落、オリンパス 、ソニーグループが上昇している。 <09:09> 寄り付きの日経平均は反落し一時400円超安、米ナスダックを嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比268円60銭安の2万5945 円04銭と反落した。その後も下げ幅を拡大し、一時400円超安となった。前日の米国 株式市場でナスダック総合が大幅安となった流れを引き継いだ。 TOPIXは同0.80%ほど安い1835ポイント近辺。東証33業種では、医薬 品、情報・通信業、海運業、輸送用機器などの24業種が値下がり。ゴム製品、鉱業、石 油・石炭製品などの9業種は値上がりとなっている。 <08:20> 寄り前の板状況、OATアグリオが買い優勢 スプリックスは売り 優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 OATアグリオ 28% 1,389 1,389 1,389 1,089 2 セントラル硝子 21% 2,896 2,896 2,896 2,396 3 建設技術研究所 20% 2,781 2,780 2,781 2,311 4 日本特殊塗料 19% 960 960 960 810 5 シュッピン 17% 1,301 1,300 1,301 1,114 6 ウィルグループ 13% 1,247 1,246 1,247 1,102 7 ラウンドワン 13% 1,435 1,435 1,435 1,272 8 新日本電工 11% 333 332 333 300 9 高圧ガス工業 10% 714 714 714 652 10 タムラ製作所 9% 589 588 589 542 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 スプリックス -25% 878 877 878 1,177 2 T&D HLDG -25% 1,199 1,199 1,199 1,599 3 日医工 -19% 622 622 622 772 4 福山通運 -19% 2,956 2,955 2,956 3,655 5 ネクソン -17% 2,476 2,476 2,476 2,976 6 帝国通信工業 -16% 1,180 1,180 1,180 1,403 7 Sansan -14% 1,001 1,000 1,001 1,165 8 ラクス -13% 1,221 1,220 1,221 1,402 9 SRE HLDG -13% 2,054 2,054 2,054 2,352 10 北越コーポレーション -12% 594 594 594 673 (
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