[東京 24日 ロイター] - <15:40> 新興株式市場はマザーズが反落し3 %超安、利益確定売り 新興株式市場は、マザーズ総合が3%超安と大幅に反落した。時間外取引で米株先物 が軟化したのを受け、一日を通して下げ幅を拡大する展開となった。市場では「米株先物 の動きを見る限り今夜のナスダックは下落する可能性が高く、利益確定売りの動きが加速 した」(国内証券)との声が聞かれた。 マザーズ総合は前営業日比3.16%安の653.47ポイント。個別では、メルカ リ、フリー、そーせいグループ、ビジョナルなど が大幅安。半面、アンジェス、Green Earth Institute は上昇した。 <14:05> 日経平均は下げ幅を拡大、ナスダック先物の下落が重し 日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比200円超安の2万6700円台後半で推移 している。アジア株に加え、時間外取引で米株先物が軟化していることが嫌気されている 。 市場では、米株先物の中でもナスダックが大幅に下落していることから「連邦公開市 場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控え、米利上げに対する警戒感が再び高まってい る」(国内証券)との声が聞かれた。 午後2時現在の東証プライム市場の売買代金は1兆8414億0800万円。東証3 3業種では、サービス業、パルプ・紙、陸運業、小売業など25業種が値下がり。空運、 海運業など8業種は値上がりとなっている。 <12:54> 日経平均は安値圏、中国株が下げ幅拡大 下値では買いも 後場の日経平均は、前引け時点より安く始まり、今日の安値圏での推移となっている 。中国株が徐々に下げ幅を拡大しており、投資家心理の重しになった。時間外の米株先物 も軟調な値動きを継続している。 もっとも、下値では押し目買いが入り、下げ渋ってもいる。市場では「日本株は徐々 に下値を切り上げてきた印象があるが、本格的な上昇基調に戻るには材料待ち」(国内証 券)との声が聞かれる。 業種別では、後場に入って海運業や精密機器の上値が重い一方、空運業や鉱業は上げ 幅を広げている。 <11:43> 前場の日経平均は反落、景気懸念くすぶる 押し目買い支え 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比138円19銭安の2万6863円3 3銭と、反落した。前日の米国市場での株高を受けて小高く寄り付いたが、短時間でマイ ナスに沈んだ。世界景気への懸念が重しとなった一方、下値では押し目買いが支えとなり 、安値圏でのもみあいが続いた。 日経平均は朝方に小高く寄り付いた後、下落に転じ、一時191円57銭安の2万6 809円95銭に下押しした。過去2営業日で600円程度上昇したこともあり、心理的 節目2万7000円付近では利益確定や戻り売りが上値を抑えた。時間外取引の米株先物 や中国株が軟調に推移したことも相場の重しになった。 一方、下値では押し目買いが入り、膠着感が強まった。半導体製造装置や電子部品な どのハイテク株やPER(株価収益率)の高い銘柄でマイナスが目立った一方、海運や銀 行が買われた。 市場では「米金融引き締めによる景気への警戒感がある。住宅関連指標や連邦公開市 場委員会(FOMC)議事要旨の発表を前にして、手を出しにくい」(証券ジャパンの大 谷正之投資情報部長)との声が出ていた。 TOPIXは0.48%安の1885.47ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆3477億8100万円だった。東証33業種では、値上がり は海運業や空運業、非鉄金属など9業種で、値下がりはサービス業やパルプ・紙、陸運業 など24業種だった。 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループがしっかり、日本郵船<910 1.T>、JALも堅調だった。半導体装置関連は東京エレクトロンが小高 い一方、アドバンテストがマイナスとまちまち。リクルートホールディングス<6 098.T>、エムスリーは軟調。ソフトバンクグループもさえなかった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが263銘柄(14%)、値下がりは151 9銘柄(82%)、変わらずは55銘柄(2%)だった。 <11:08> 日経平均は安値もみあい、米株先物が軟調に推移 日経平均は安値もみあいとなっている。一時191円57銭安の2万6809円95 銭に下落した。米株先物が軟調な推移を継続しており、投資家心理の重しになっている。 米国株は前週までにダウが8週連続で下落しており、前日の米株高は「自律反発の範囲内 」(国内証券)との受け止めが聞かれる。 市場では、米金融引き締めや資源高、中国でのコロナ感染動向などの世界景気に対す る悪影響への警戒感が根強い。投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CB OE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)は小幅に低下した ものの28.48と節目の20を上回っている。 東証33業種では、値上がりは海運業や空運業、非鉄金属など11業種で、値下がり はサービス業やパルプ・紙、陸運業など22業種。東証プライム市場の騰落数は、値上が りが379銘柄(20%)、値下がりは1404銘柄(76%)、変わらずは54銘柄( 2%)となっている。 <10:05> 日経平均は軟調、戻りの重さを意識 利益確定売りが出やすい 日経平均は軟調。8週連続で下落した米国株式市場に自律反発の期待があるが、日本 株は日経平均で2万7000円の水準が関門となり、戻りの重さが意識されている。時間 外取引で米株先物が軟化していることも株価を抑えているという。 市場では「米利上げの加速、資源価格の急騰など世界経済の減速懸念が残っている状 況で、上値においては利益確定売りが出やすい」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希 氏)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は弱もちあい、米株先物安を嫌気 2万7000円意識 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比3円91銭高の2万7005円4 3銭と、小幅続伸でスタートしたものの、すかさず前日比マイナスに沈み、その後は弱も ちあい。前日の米国株式市場は高かったものの、時間外取引で米株先物が軟調となってい ることが嫌気されている。 テクニカル面では、これまで2万7000円前後で跳ね返されてきた経緯があり、そ れが意識されて上値が重くなるという。 <08:20> 寄り前の板状況、前澤給装は買い優勢 キッセイ薬品は売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 前澤給装工業 18% 993 993 993 843 2 イワキポンプ 15% 1,130 1,130 1,130 980 3 秋田銀行 13% 1,734 1,733 1,734 1,534 4 バリューHR 11% 1,392 1,391 1,392 1,254 5 レアジョブ 9% 634 633 634 583 6 トレジャー・ファクトリー <309 8% 1,051 1,050 1,051 973 3.T> 7 ユーザーローカル 7% 1,850 1,849 1,850 1,724 8 DOWA HLDG 7% 4,998 4,995 5,000 4,680 9 WOW WORLD 7% 1,179 1,179 1,179 1,105 10 長谷川香料 6% 2,590 2,589 2,590 2,435 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 キッセイ薬品工業 -19% 2,084 2,084 2,084 2,584 2 新光商事 -16% 802 801 802 951 3 タチエス -12% 987 986 987 1,121 4 ニフコ -8% 2,661 2,660 2,661 2,906 5 扶桑化学工業 -8% 3,510 3,510 3,510 3,795 6 デサント -7% 2,396 2,396 2,396 2,590 7 インフォマート -7% 466 465 466 502 8 サンワテクノス -7% 1,295 1,295 1,295 1,394 9 オイシックス・ラ・大地 <3182. -7% 1,817 1,816 1,817 1,949 T> 10 日本アクア -7% 565 564 565 605 (
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