[東京 3日 ロイター] - <13:40> 日経平均は軟調、2万円プットの出来高急増 日経平均は軟調。下げ幅は一時200円を超え、2万1500円台まで弱含んだが、 その後下げ渋る動きもみせた。足元では2万1600円近辺での値動きとなっている。 7月限の日経225プット・オプション(売る権利)は、権利行使価格2万円の出来 高が現時点で5500枚を超えた。前日の4143枚をすでに上回っているほか、2営業 日前の水準と比べても2倍以上となっている。 「株安に対するヘッジ目的の機械的な売買が主体。7月13日のオプションSQ(特 別清算指数)算出まで日数は多くはない。SQ日までに2万円まで下落するという投資家 はさすがに少ない」(国内証券トレーダー)との声が出ているが、株安に伴うプレミアム の上昇を見込んだプット需要が根強いという。 一方、コール・オプション(買う権利)は売りが優勢。「プットを買い戻すための資 金を、コールの売りでまかなっている投資家が多い」(同)と、相場の反発を見込む向き も今のところは限定的のようだ。 <12:31> 日経平均は後場一段安、ランチタイムで先物に売り 日経平均は後場一段安。2万1600円台での値動きとなっている。上海総合指数<. SSEC>が下げ幅を拡大する中、ランチタイム中に先物に売りが出た。「直近安値を割り込 みチャートの形状も悪化した。貿易摩擦への懸念が決算シーズンまで続いた場合、ガイダ ンスに対する企業側の慎重な声が広がらないか気掛かり」(外資系証券)との見方が出て いた。 <11:36> 前場の日経平均は小幅続落、人民元・中国株安が重荷 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比6円20銭安の2万1805円7 3銭となり、小幅に続落した。前日の大幅安の反動を期待した買いが先行したものの戻り は鈍く、対ドルでの人民元安や下げ止まらない中国株が投資家心理を悪化させ、下げ幅を 拡大。前引けにかけて下げ渋る展開となった。日中値幅(高値と安値の差)はここまで2 05円と荒い動きとなった。 TOPIXは前日比0.09%高で午前の取引を終了。東証1部の前場の売買代金は 1兆0343億円だった。非鉄金属や海運、精密機器など景気敏感セクターが下落率上位 にランクイン。石油関連、空運などが堅調だった。 ソシエテ・ジェネラル証券ディレクターの杉原龍馬氏は「米中貿易摩擦の懸念が抜け ていない。売り仕掛けも効くようになった」と指摘。「米国市場の休場を控える中、ここ で買いを積むという判断を機関投資家が行うのは難しい」と話す。 大型株で構成するTOPIXコア30 は0.23%高。村田製作所 やキーエンス など、ハイテク・設備投資関連では堅調な銘柄もあったが、キヤノ ン は年初来安値を更新。NTTドコモ やセブン&アイ・ホールディング ス など内需の一角がさえない。前日に急落した資生堂 も上昇一服後、伸 び悩んだ。自動車株は高安まちまち。 東証1部の騰落数は、値上がり746銘柄に対し、値下がりが1242銘柄、変わら ずが107銘柄だった。 <10:47> 日経平均は下げ幅拡大、対ドルでの人民元安継続で心理悪化 日経平均は下げ幅拡大。前場中盤に下げが一服した後、2万1900円台前半まで戻 す場面があったが、ここに来て再び売り圧力が強まり、足元では2万1700円台まで弱 含んだ。人民元が対ドルで下落を続けているほか、香港・ハンセン指数 が一時3% を超す下げとなっており、投資家心理を悪化させている。 市場では「海外投資家は日本株のポジションを直近で一方向に傾けていたわけではな く、どちらかと言えばニュートラルだったが、米中貿易摩擦への懸念が株安の根底にある のだろう。マーケットの地合いでみても、この下げは仕方がないところ」(外資系証券) との見方が出ている。 <10:02> 日経平均は一時下げ転換、戻りの鈍さを嫌気 日経平均は一時下げに転じた。2万1800円近辺まで下落した後は下げ渋る動きと なっている。資生堂 など急落した内需株の一角に買い戻しが先行したが、足元で は上げ幅を縮小。中国株の動向への警戒感も強い。「米国が水面下の交渉により対中関税 の発動を見送るとの期待もあったが、実際の関税発動に対し市場は身構えつつある。日本 株の戻りの鈍さも投資家心理を悪化させている」(外資系証券トレーダー)との声が出て いた。 <09:13> 寄り付きの日経平均は反発、米株高など背景に買い戻し 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前日比77円13銭高の2万1889円 06銭となり、反発して始まった。米国株高と円安基調を背景に買い戻しが先行した。前 日大幅安の反動もあり、寄り後に上げ幅は一時100円を超えた。米通商政策への警戒感 が根強く、買い一巡後はもみ合っている。サービス、小売が高く、空運、保険もしっかり 。半面、非鉄金属、鉄鋼はさえない。 <08:30> 寄り前の板状況、トヨタ・ホンダは買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ が 買い優勢。キヤノン 、ソニー 、パナソニック は売り買い拮抗し ている。指数寄与度の大きいファーストリテイリング は買い優勢。ファナック<6 954.T>は売り買い拮抗している。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシ ャルグループ が売り買い拮抗、三井住友フィナンシャルグループ は買い 優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(トムソン・ロイターEIKON検索ボックスで“IMO ”と入力) (