[東京 30日 ロイター] - <14:04> 日経平均は下げ渋る、日銀ETF買いの思惑 日経平均は下げ渋り、2万0900円付近で推移している。午後2時現在の東証1部 売買代金は1兆3170億円と低調。米株価指数先物は小じっかり。市場では「日銀によ るETF(上場投信)買いの思惑が支えになっている。売買高が少ないだけに需給面のイ ンパクトは大きい」(国内証券)との声が出ている。 <11:59> 前場の日経平均は続落、上海株安を嫌気 内需関連も軟調 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比178円46銭安の2万0824円9 1銭となり、続落した。前日の欧米株安が投資家心理を圧迫し、朝方から幅広い業種に売 りが先行した。ドルが109円半ばで落ち着いた動きとなり、日経平均もいったん下げ渋 ったが、その後に始まった上海株が軟調に推移し、再び上値が重くなった。 米中の貿易問題については、6月下旬のG20をめどに何らかの歩み寄りが見られる と期待されていたが、このところ対立長期化に対する懸念が強まっている。 TOPIXは0.94%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9465億円 と薄商いだった。午後にかけて日銀のETF(上場投資信託)買いに対する思惑が出る可 能性がある。 東証33業種では、パルプ・紙、その他製品、精密機器などが値下がり率上位にラン クイン。そのほか医薬品、サービス、食料品、小売など内需関連も軟調だった。半面、米 WTI原油先物 が小反発したことを受け、石油・石炭製品、鉱業が値上がり。米1 0年債利回り の切り返しをみて金融セクターも買い戻された。 市場からは、米株式市場のS&P総合500 の動きが注目されるとの声が出て いた。「(前日下回った)2800ポイントが上値となり、再び下方向にいきそうな時は 仕掛け的な売りも出やすい。VIX指数が跳ね上がり、日経平均も売られるタイミングと なる可能性がある」(東海東京調査センターのシニアストラテジスト、中村貴司氏)との 声が出ていた。 東証1部の騰落数は、値上がり497銘柄に対し、値下がりが1557銘柄、変わら ずが86銘柄だった。 <11:05> 日経平均は安値圏、上海株の軟調推移を嫌気 日経平均は安値圏、2万0800円台前半に下落している。上海株が軟調に推移して いることが嫌気されているもよう。中国共産党の機関紙・人民日報が貿易戦争を巡る米国 への対抗手段としてレアアース(希土類)を利用する用意がある、と表明。市場からは「 米中対立が激化している印象。G20で何らかの歩み寄りが見られるとの期待もしぼみ、 長期化に対する警戒の方が強まってきた」(国内証券)との声が出ていた。 市場の一部では、中国国家統計局が31日に発表する5月の製造業購買担当者景気指 数(PMI)に関心が向かっている。 ロイター調査によると、製造業景気の拡大・縮小 の分岐点となる50を割り込む見通し。エコノミスト35人の予想中央値は49.9で、 4月の実績50.1から低下する見込みとなっている。 <09:07> 寄り付きの日経平均は続落、米国株安を嫌気 円安は支え 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比121円87銭安の2万08 81円50銭となり、続落した。米中貿易摩擦の長期化懸念から前日の米国株が下落。投 資家心理が圧迫され、売りが先行した。その後は円安などが支えとなり、下げ幅を縮小さ せている。業種別では、パルプ・紙、その他製品、水産・農林、食料品などが安い。半面 、鉱業、ゴム製品、保険などは買われている。 <08:24> 寄り前の板状況、主力株はおおむね売り買い拮抗 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー が やや売り優勢。ホンダ 、キヤノン パナソニック は売り買い拮抗 。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗。ファナック<6 954.T>はやや売り優勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ は売り買い拮抗してい る。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(トムソン・ロイターEIKON検索ボックスで“IMO ”と入力) (
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