[東京 31日 ロイター] - <15:33> 日経平均・日足は「短陽線」、気迷いの動き 日経平均・日足は、上下にほぼ同じ長さのヒゲを伴う「短陽線」。実体部分がほとん どなく、「十字線」と解釈することができ、新たにマド(2万1589円11銭─2万1 665円86銭)を空けて下振れした後に気迷いを感じさせる動きとなった。 25日移動平均線(2万1550円46銭=31日現在)がサポートしたことで、ト レンドを崩すまでには至っていない。翌日に今回空けたマドを埋めに動くようであれば、 5月7日と5月8日に空けたマドの上限値(2万1875円11銭=5月7日安値)が直 近に強い上値抵抗線として意識されており、再びトライすることになるだろう。 反対に気迷いから下振れした場合、6月4日安値2万0289円64銭と7月18日 安値2万0993円44銭を結んだ、右肩上がりの支持線となる2万1200円─2万1 300円の水準が下値メドとして意識されることになる。 <15:16> 新興株市場は堅調、好決算企業に物色 新興株市場は堅調。日経ジャスダック平均は反発、東証マザーズ指数は3日続伸とな った。東証1部の大型株が軟調に推移する中、決算発表した値動きのいい銘柄が物色され た。 個別銘柄では、APAMAN がストップ高比例配分。医学生物学研究所<455 7.T>は大幅反発。ニューフレアテクノロジー が年初来高値更新。メディア工房<3 815.T>が一時ストップ高。このほかセプテーニ・ホールディングス 、弁護士ドッ トコム なども買われた。 マザーズ市場に新規上場したツクルバ は公開価格と同じ2050円で初値を 形成。2250円まで買われたが、その後は伸び悩み、2117円で取引を終了した。 <14:18> 日経平均は小動き、引き続き様子見ムード 日経平均は小動き。2万1500円台半ばで推移している。国内主力企業の決算、米 連邦公開市場委員会(FOMC)、米中通商協議とイベントが多く、様子見ムードが出て いる。 個別銘柄は前日発表した決算内容を手掛かりに売買されている。好決算を発表したソ ニー 、ZOZO 、アンリツなど が大幅高。一方、任天堂<7974. T>は軟調に推移している。 市場からは「後場は材料に乏しい。米中通商協議についても現時点で情報がない。き ょうはこのままの水準で取引を終了し、変動はあす以降になるだろう」(証券ジャパンの 調査情報部長、大谷正之氏)との声が出ていた。 <11:42> 前場の日経平均は反落、米中協議への警戒 銘柄入れ替えの影響も 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比211円32銭安の2万1497円9 9銭となり、反落した。トランプ米大統領が中国に警告を発し、通商協議に対する懸念が 出ている。幅広い業種で売りが先行した。国内企業のさえない決算や、米連邦公開市場委 員会(FOMC)通過後の円高リスクに対する警戒なども上値を重くしたもようだ。 トランプ米大統領は30日、ツイッターへの投稿で、中国に対して通商協議を巡り自 身の1期目の任期が終わるまで時間稼ぎをしないよう警告。2020年11月の米大統領 選で再選されれば、通商協議の行方はさらに厳しいものとなり、決裂する恐れもあるとの 考えを示した。 投資家心理が圧迫され、欧米市場で主要株価指数が下落。この流れを引き継ぐ形で、 東京市場も安く始まった。その後もじり安となり、200円を超える下げ幅となった。製 造業を中心に4─6月期決算でさえない内容が多いことが意識される中、日経平均の銘柄 入れ替えの影響が出ているとの指摘も出ていた。 市場では、日米金融政策の違いも話題になっていた。「日銀が前日の決定会合で金融 政策を据え置いた一方、米国は今晩のFOMCで25ベーシスポイントの利下げが確実視 されている。円高懸念があるかもしれない」(三木証券の投資情報課長、北澤淳氏)との 声が出ていた。 TOPIXは0.69%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1260 億円だった。東証33業種では、電気・ガスを除く32業種が値下がり。その他製品、倉 庫・運輸関連、輸送用機器、証券などが値下がり率上位に並んだ。午後は日銀のETF( 上場投資信託)買いへの思惑が下値を支える可能性もある。 東証1部の騰落数は、値上がりが548銘柄に対し、値下がりが1508銘柄、変わ らずが81銘柄だった。 <10:47> 日経平均は安値圏でもみあい、銘柄入れ替えに伴う換金売り 日経平均は安値圏でもみあい、2万1500円台前半で推移している。 欧米株安が投資家心理を圧迫していることに加え、日経平均の銘柄入れ替えの影響が 出ているとの指摘が出ていた。日本経済新聞社は8月1日から千代田化工建設 を 除外し、バンダイナムコホールディングス を組み入れる。「225銘柄のウェー トの高い銘柄を中心とした換金売りも、日経平均の下落につながっている可能性が高い」 (東海東京調査センターのシニアエクイティマーケットアナリスト、仙石誠氏)との指摘 が出ていた。 <09:11> 寄り付きの日経平均は反落、欧米株安を嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比182円93銭安の2万1526 円38銭となり、反落した。欧米の株価指数が下落した流れを引き継ぎ、東京市場も売り が先行した。その後はやや下げ幅を縮小した。 電気機器以外の幅広い業種が売られている。銀行、石油・石炭、海運、その他製品、 空運などが安い。 <08:25> 寄り前の板状況、主力輸出株はまちまち 市場関係者によると、寄り前の板状況は、主力輸出株がまちまち。トヨタ自動車<720 3.T>が売り優勢、ホンダ 、キヤノン 、パナソニック は売り買い 拮抗。ソニー は買い優勢となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗。ファナック<6 954.T>は買い優勢。メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三 井住友フィナンシャルグループ は売り優勢、みずほフィナンシャルグループ<841 1.T>は売り買い拮抗している。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(トムソン・ロイターEIKON検索ボックスで“IMO ”と入力) (
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