[東京 27日 ロイター] - <16:15> 日経平均・日足は一目均衡表の雲に突入、目先は調 整含みか 日経平均・日足は「小陰線」。前週末から下方向にマドを空けて下落し、一目均衡表の雲(2万266 3円03銭─2万3467円89銭=27日)に突入した。25日移動平均線(2万3798円93銭=同 )は5日移動平均線(2万3772円41銭=同)とのデッドクロスを形成。目先は調整含みの展開が見込 まれる。 一方、75日移動平均線(2万3218円00銭=同)は右肩上がりで、下値サポートとして意識され そうだ。 <16:00> 新興株市場は軟調、日経平均に連れ安 新型肺炎関連に物色 新興株市場は軟調。日経ジャスダック平均は3日続落、東証マザーズ指数は4日続落となった。市場か らは「日経平均の大幅な下げにより、新興株も連れ安となった。新興株市場は景気の影響を受けにくい銘柄 が多いとされているものの、観光客減によって打撃を受けるインバウンド系の企業の銘柄は多い。新型肺炎 の影響は受けざるを得ない」(国内証券)との声が出ていた。 ジャスダック市場ではワークマン 、メイコー 、セレスポ などが下落。新型肺 炎関連として、大木ヘルスケアホールディングス 、重松製作所 、興研 などは上昇 した。 マザーズ市場では、トランザス 、手間いらず 、ビーブレイクシステムズ が下 落。ジャパンインベストメントアドバイザー 、ヘリオス 、エクストリーム などが 上昇した。 <13:24> 日経平均は400円超安で推移、日銀のETF買いで下げ渋りか 日経平均は400円超安の2万3300円後半で推移している。前場では一時500円超安となった日 経平均が後場ではやや渋っているのは、「日銀によるETF(上場投信)買いが入ったのだろう」(国内証 券)という。 そのほか、「新型肺炎拡大へのリスクオフに加え、今日は中国、香港、台湾、シンガポール、韓国など の市場が春節(旧正月)で休場。ほかのところで売れない分、ヘッジとして日本で売っている可能性もある 」(同)との指摘もあった。 <11:46> 前場の日経平均は反落、一時500円超安 新型肺炎への懸念でリスクオフ 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比455円12銭安の2万3372円06銭となり、反落 した。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が懸念され、朝方から売りが先行した。一 時500円超安となったものの、売り一巡後は短期筋の先物買い戻しや押し目買いなどが入り、下げ幅を縮 小する場面もあった。 中国の武漢市で発生した新型肺炎は感染が拡大し、患者数は中国国内で2744人、死者は80人に達 している。中国国務院(内閣に相当)は感染拡大の防止に向け、春節(旧正月)の連休を3日延長して2月 2日までとすると発表。安倍晋三首相は新型コロナウイルスをあすの閣議で「指定感染症等」に指定すると した。 新型肺炎への懸念が投資家心理を圧迫したことに加え、外為市場でドル安/円高が進行したことも嫌気 された。日経平均は前営業日比399円28銭安で寄り付くと、下げ幅を一時500円超に拡大した。その 後は日銀によるETF(上場投資信託)買いへの思惑もあり、安値圏で一進一退となった。 TOPIXは1.53%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0566億円だった。東証 33業種では不動産を除く32業種が値下がり。空運、海運、非鉄金属などが値下がり率上位に入った。 SMBC日興証券のチーフエコノミスト、牧野潤一氏は「マーケットが感染拡大によって直接打撃を受 けるであろうインバウンド・アウトバウンドに加え、中国経済全体の停滞を懸念し、リスクオフに動いてい る」と指摘。その上で、現在実施されている団体旅行の禁止や公共交通機関の運行停止が、今後どれくらい の規模・期間で行われるかという点が注目される、と述べた。 個別では、アルヒ が急落し一時ストップ安。27日付の日経新聞電子版が、投資用マンション への融資を巡るアルヒの仲介案件で、借り入れ希望者の審査資料が改ざんされていることがわかった、と報 じ嫌気された。アルヒは27日、今回の報道にあるような事実は現段階で確認されていない、とのコメント を発表している。 東証1部の騰落数は、値上がりが167銘柄に対し、値下がりが1941銘柄、変わらずが51銘柄だ った。 <10:04> 日経平均は下げ幅縮小、短期筋の先物買い戻しなどで 日経平均は2万3400円台半ば。寄り付き後に下げ幅を一時500円超に拡大したが、現在は下げ幅 をやや縮小している。「朝方に大きく売られた反動だ。日銀によるETF買いへの思惑もあり、短期筋など から先物の買い戻しや値ごろ感からの買いが出ている」(国内証券)との声が出ていた。 <09:02> 寄り付きの日経平均は反落、新型肺炎への警戒 円高も嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比399円28銭安の2万3427円90銭とな り、反落した。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が投資家心理を圧迫しているほか、為替が円高方 向に振れてきたことも嫌気されている。 新型肺炎の感染拡大を防ぐため、中国国務院(内閣に相当)が春節(旧正月)休暇を2月2日まで延長 すると発表した。先行きが不透明で、投資家は積極的にリスクをとりづらい。 朝方には、イラクのバグダッドでグリーンゾーン内にロケット弾が発射され、1発が米国大使館の建物 を直撃したと報じられ、米株先物が下落し、米長期金利も低下。外為市場でドル/円は108円後半に下落 した。 <08:26> 寄り前の板状況、ファーストリテやファナックなど売り優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、キヤノン が売り買い拮抗。 ホンダ 、ソニー 、パナソニック は売り優勢。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り優勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ<8 316.T>、みずほフィナンシャルグループ が売り買い拮抗している。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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