[東京 16日 ロイター] - <16:01> ジャスダック指数は4日ぶり反発、「自律反発の域を出ない」 新興株市場で、日経ジャスダック平均は4日ぶり反発、東証マザーズ指数は4日続落となった。ジャス ダック指数は上昇したが、市場では「値ごろ感が出ている銘柄が多かった。下げ過ぎの反動による自律反発 の域を出ない」(ネット系証券)との指摘があった。 ジャスダック市場では、ヤマザキ 、高見沢サイバネティックス がストップ高比例配分 。遠州トラック も買われた。テリロジー はストップ安比例配分だった。 マザーズ市場では、メルカリ 、フリー など軟調。半面、アンジェス 、アドベ ンチャー は一時ストップ高となった。マザーズ市場に新規上場したミクリード は公開価格 を8.08%下回る818円で初値を形成。675円で初日の取引を終えた。 <14:53> 日経平均は一時450円超安、日銀ETF買い入れ額増額の持続性に疑問の声 日経平均は節目の1万7000円を割り込み、下げ幅も一時450円を超えた。 市場からは「12兆円を上限に残高増加ペースを引き上げるとしているが、脚注をみると、原則的な買 い入れペースは引き続き年間6兆円ペースとしている。新型コロナ次第だが、一時的な買い入れ額の上振れ はあっても、持続性は低い可能性がある」(ニッセイ基礎研究所のチーフ株式ストラテジスト、井出真吾氏 )との声が出ている。 <14:41> 日経平均はマイナス転換、一時300円安 日銀の金融政策は「想定内」との声 日経平均は1万7100円台前半で推移している。日銀の金融政策発表後、プラス転換して上げ幅を一 時300円超まで拡大したが、その後、伸び悩み、再びマイナス圏に沈んだ。現在は300円を超える下げ となっている。 日銀は16日の金融政策決定会合で上場投資信託(ETF)の買い入れ目標を、従来の年6兆円から年 12兆円に引き上げた。市場からは「金額は倍増したが、予想される範囲を少し上回った程度。そのほかも 事前に想定されるメニューだった」(国内証券)との声が出ていた。 <14:17> 日経平均は荒い値動き、日銀会合の結果発表後に一時300円高 日経平均は荒い値動き。日銀の緊急会合の結果発表後、プラス転換し、一時上げ幅を300円超に拡大 したが、その後、上げ幅を縮小している。ETF(上場投資信託)の買い入れ額の上限を12兆円に増額し たことに反応しているもよう。 <12:41> 日経平均は小動き、日銀がETF購入目標額変更なしなら失望か 日経平均は小動き、1万7400円台後半で推移している。日銀の緊急会合の結果発表待ちとなってい る。 第一生命経済研究所の主任エコノミスト、藤代宏一氏は、ETF(上場投資信託)買入額の拡大や、貸 出支援基金を通じた資金繰り支援策の導入・拡大などを予想。マイナス金利の深掘りについては、市場のボ ラティリティーを一段と増幅させてしまう恐れがあるため見送られるとみる。 ETF買入れについては「6兆円の購入目標額そのものを変更せず、機動的買入れによって株式市場を 下支えするという内容にとどまれば、市場の失望を誘う可能性がある」(藤代氏)という。 <11:45> 前場の日経平均は小反発、米緊急利下げなど消化難で一進一退に 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比18円54銭高の1万7449円59銭となり、小反発 した。米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを実施したほか、日銀が正午から企業金融の円滑化と市場 の安定確保に向けた緊急会合を行うことになり、これらの材料を対して消化難とも言える状況になった。日 経平均は上下に大きく振れながらも、前場中盤から前週末比変わらず近辺で一進一退の展開となっている。 米連邦準備理事会(FRB)は15日、政策金利をゼロ付近に引き下げ、債券買い入れを再開するとし たほか、危機時の対応手段の活用に踏み切った。新型コロナウイルスの感染拡大封じ込めに向けた取り組み により、急速に悪化する世界経済を支援するため、世界の主要中銀と協調した。それを受けて、日銀も緊急 会合を実施することになり、政策が前倒しで実施されるとみられる。 市場では「日銀が打つ手は限られ、サプライズがないと思われるが、それでも発表されるまで見極めた いとのムードがある。会合の結果が発表されるまで、後場は動きに乏しい展開になりそうだ」(国内証券) との声が聞かれた。 証券ジャパン・調査情報部長の大谷正之氏は「日銀にやれることは限られるとの見方が多く、サプライ ズになるとは思えない」とした上で「G7の電話会合が行われるなど、日本を含め各国個々の政策よりも、 世界が協調に向けて動き出したことが重要。危機感に対して意思統一ができたことが好材料となる」とコメ ントしていた。 TOPIXは0.53%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4775億円と引き続き商 いは活況を呈している。東証33業種では、空運業、水産・農林業など23業種が値上がり、ゴム製品など 10業種が値下がりした。 個別では、トヨタ自動車 、ソニー など主力輸出関連株が高安まちまち。そうした中、 ヤーマン が一時ストップ高、東京製鉄 が大幅高となるなど、前週末に自社株買いを発表し た銘柄が物色された。 東証1部の騰落数は、値上がりが1713銘柄に対し、値下がりが419銘柄、変わらずが34銘柄 だった。 <10:31> 日経平均は前日終値を挟んで一進一退、日銀緊急会合を見極めへ 日経平均は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退の動きとなっており、現在は1万7400円台半ば で推移している。日銀が正午から企業金融の円滑化と市場の安定確保に向けた緊急会合を開くことになり、 市場にはその内容を見極めたい向きも多いという。 米国の政策対応について、市場からは「大胆な利下げだが、米国株先物が大きく崩れたところをみると 金融政策の手詰まり感が意識されているようだ。新型コロナウイルスによる景気への影響がしばらく出ると みられ、その時、何ができるのか手札が限られる可能性がある」(三井住友DSアセットマネジメントのシ ニアストラテジスト、市川雅浩氏)との見方が出ていた。 <09:07> 寄り付きの日経平均は反発後マイナス転換、ボラタイルな動き続く 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比155円03銭高の1万7586円08銭とな り、反発した。日銀が16日に正午から金融政策決定会合を行うと発表が好感されたもよう。ただ、その後 はマイナス圏に沈み、現在1万7300円台前半を推移している。 日銀は16日、正午から金融政策決定会合を行うと発表。18─19日に開催を予定していた金融政策 決定会合の日程を変更し、1日間で開催するという。最近の金融経済情勢の動向を踏まえ、必要な金融調節 事項の検討を行う。 <08:40> 寄り前の板状況、主力輸出関連株は売り買い交錯 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 が売り買い交錯、ホンダ 、ソ ニー が売り優勢、キヤノン 、パナソニック が買い優勢となど、主力の輸出関連株 は売り買い交錯となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り優勢。 メガバンクでは、みずほフィナンシャルグループ が買い優勢、三菱UFJフィナンシャル・グ ループ 、三井住友フィナンシャルグループ が売り買い交錯となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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