[東京 17日 ロイター] - <15:45> 日経平均・日足は「中陽線」、「三割高下に向かえ」通りになるか注目 日経平均・日足は「中陽線」。テクニカルは「破たん」した状態が続いており、「陰の極」を示すサイ ンが点灯し続ける状態に変わりがない。そうした中で注目できるのは、1月17日の昨年来高値2万411 5円95銭から30%押した水準(1万6881円16銭)を下回った後、同じ状態となった13日に続い て鋭角的な切り返しを演じた点だ。現時点においては「三割高下に向かえ」という相場格言が生きる動きと なっている。 3割安の水準は苛烈な暴落相場においても、いったんは下げ止まった過去の経験則があるため、当面は 30%安の水準が下値サポートになるかどうか注目されそうだ。 <15:20> 新興株はプラス圏、新規上場3銘柄は売られる 新興株市場で、日経ジャスダック平均は続伸、東証マザーズ指数は反発となった。市場からは「前回換 金売りで大幅に下がった銘柄を中心に買い戻しが入った。日経平均は荒い値動きとなったが、ジャスダック やマザーズは比較的しっかりしる」(国内証券)との声が出ていた。きょうは3銘柄が新規上場するも、い ずれも公開価格を下回り、さえない展開となった。「IPO銘柄は需給面が弱いときに売られる傾向がある 。きょうのように売り気配で始まり公開価格を下回るようでは、買いは集まらない」(同)という。 ジャスダック市場ではワークマン 、ハーモニック・ドライブ・システムズ 、日本マク ドナルドホールディングス 、リプロセル が上昇。エイジス 、テリロジー は下落した。 ジャスダック市場に新規上場したミアヘルサ は公開価格を24.97%下回る1748円で初 値を形成し1829円まで上値を伸ばしたが、その後失速し1498円で引けた。 マザーズ市場ではメルカリ 、そーせいグループ 、オンコセラピー・サイエンス<4564. T>が上昇。手間いらず 、ティーケーピー 、サンバイオ は下落した。 マザーズ市場に新規上場したドラフト は公開価格を22.72%下回る1221円で初値を形 成し1231円までわずかに上値を伸ばしたが、その後失速し970円で引けた。 同じくマザーズ市場に新規上場のリビングプラットフォーム は公開価格を8.97%下回る3 550円で初値を形成し3585円まで上値を伸ばしたが、その後失速し3030円で引けた。 <14:30> 日経平均は強もちあい、乱高下の中で個人の買い流入 日経平均は強もちあい。先物の売り買いに振らされ、乱高下する状態が続いている。強弱感が対立して いる格好だが、そうした中で「個人の買いが目立つようになっている。新規口座の開設も増えており、配当 や優待狙いで拾う動きが出ているようだ」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)と の声が出ていた。 <13:35> 日経平均は再びマイナスに、先物の仕掛けに神経質な展開続く 日経平均はいったんプラスに転じた後、再びマイナスに沈んだ。1万6900円前後で推移している。 市場では「日銀のETF買いの期待はあるものの、先物に売り仕掛け的な注文が入り値を消した。米株先物 の動きをにらみつつ、神経質な状態が続いている」(国内証券)との声が聞かれる。 <12:48> 日経平均は後場プラス転換、日銀ETF買いへの思惑か 日経平均は後場プラス転換、1万7100円付近で推移している。きょうはアジア株や米株先物などの 動向をにらみながら日経先物が上下している。足元は、日銀のETF(上場投資信託)購入額倍増や年金の 買いなどの思惑も出ているという。 <11:45> 前場の日経平均は続落、米株先物の動きに反応 乱高下続く 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比78円70銭安の1万6923円34銭となり、続落し た。前日の米国株式市場はダウが2997ドル下落し、過去最大の下げ幅となった。東京株式市場も米国株 の流れを引き継ぎ続落スタートとなったものの、その後は米株先物や為替のドル/円と連動し、プラス圏と マイナス圏を行ったり来たりする値動きとなった。 16日の米国株市場は米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを実施したことが、新型コロナウイル スの感染拡大による景気悪化に対する懸念を強め、主要3指数が急落。ダウが2997ドル下落したほか、 S&P総合500種は約12%安となり、2018年12月以来の安値を付けた。 日経平均は米国株の流れを引き継ぎ前営業日比275円09銭安の1万6726円95銭で続落スター トしたものの、安値の1万6378円94銭を付けた後は急速に切り返しプラス転換。1万7557円04 銭まで上げ幅を拡大した。その後は上げ幅を縮小しマイナス転換し、再び1万7000円割れとなった。き ょうの日経平均の値動きは荒く、前場の上下の値幅はおよそ1178円となっている。 先物市場ではS&P先物やダウ先物などの米株先物が自律反発で上昇。為替のドル/円も一時107円 台を付けた。日銀が前日の決定会合でETF(上場投資信託)購入目標額を当面倍増したことも相場の下支 えとなり、日経平均はこれらを支援材料とし上昇した。しかし、その後は利益確定売りに押され、日経平均 は前日終値を挟み乱高下する展開となった。 市場では「寄り付きにリバウンド狙いで買った日計りの投資家が売っている。特段の材料はない」(国 内証券)との声が出ていたほか「新型コロナウイルスの感染者の急増に伴い、市場での警戒感は高まり続け ている。米株先物が自律反発で上昇するなか、日経平均も連れ高となったのだろう。特段のニュースで買い 上がっているわけではない」(別の国内証券)との指摘があった。 TOPIXは0.37%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆9288億5700万円と 商いは活況を呈している。東証33業種では、電気・ガス業、水産・農林業、パルプ・紙など18業種が値 上がり、保険業、鉱業、不動産業など15業種が値下がりした。 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ などの銀行株が軟調だった。前日の日銀緊急会合でマイナス金利 の深掘りは見送られたものの、引き続き世界的に金利の先安感が強いことから、収益見通しが不安視されて いる。 東証1部の騰落数は、値上がりが1043銘柄に対し、値下がりが1055銘柄、変わらずが68銘柄 だった。 <11:10> 日経平均は再び1万7000円割れ、日計りの投資家による売買か 日経平均は再び1万7000円を割り込み1万6900円台前半。前日の終値を挟んでプラス圏とマイ ナス圏を行ったり来たりする値動きとなっている。市場からは「寄り付きにリバウンド狙いで買った日計り の投資家が売っているのだろう」(国内証券)との声が出ていた。きょうの日経平均は上下の振れ幅が大き く、値幅は1100円超となっている。「上げ幅を拡大し値幅がいったん1000円を超えたところで売る ような売買をする投資家もいるのではないか」(同)という。 <10:40> 日経平均は上げ幅拡大、一時500円超高 米株先物の動きに追随 為替も一時107台 日経平均はプラス圏で上げ幅拡大、一時前日比500円超高まで上昇した。その後は400円程高い1 万7300円台後半を推移している。米株先物が上げ幅を拡大したことや、為替のドル/円が一時107円 台をつけたことが支援材料となっているという。 市場からは「米株先物の上昇に追随した動き。前日の米国株式市場は過去最大の下げ幅で、さすがに下 がりすぎたため、自律反発で上がっている。特段のニュース等があるわけではない」(国内証券)との声が 出ていた。 <10:07> 日経平均はプラス転換、1万7000円台回復 米株先物がプラス圏で推移 日経平均はプラス転換し、1万7000円台を回復している。米国株先物がプラス圏で推移しているこ とや、ドル/円が106円後半まで上昇してきたことなどが支援材料となっている。 現在のS&P総合500種Eミニ先物 は一時3%超高。市場からは「オーバーナイトの米国株 がどのように動くのかが関心事となっているが、先物の動きを見てやや安心感が出ている。日銀のETF( 上場投資信託)購入目標額倍増も仕掛け的な売りを抑制する効果がある」(国内証券)との声が聞かれた。 <09:15> 日経平均は下げ幅拡大、一時600円超安 東京五輪延期はほぼコンセンサスに 日経平均は続落スタート後、下げ幅を一時600円超に拡大。1万6378円94銭まで下落した。そ の後は下げ幅を縮小し、現在は1万6600円付近で推移している。 市場では、東京オリンピックの延期はほぼコンセンサスになったとの見方が出ている。 トランプ大統領が16日、新型コロナウイルスの米国での最悪期が7月もしくは8月、さらにそれより も遅い時期になる可能性があるとの見方を示した。一方、フランス・オリンピック委員会のマセリア会長は 同日、新型コロナのパンデミックが5月末までに終息しない限り、2020年東京五輪を予定通り7月に開 催することはできないと述べた。 市場からは「もはやオリンピックの延期は市場のコンセンサスになりつつある。新型コロナが春先まで に劇的に終息する展開もあり得るが、延期となってもサプライズではない」(国内証券)との声が出ている 。 <09:02> 寄り付きの日経平均は続落、米国株安を嫌気 寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比275円09銭安の1万6726円95銭とな り、続落した。新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化懸念が一段と強まっている。米連邦準備理事 会(FRB)の緊急利下げも歯止めにならず、オーバーナイトの米国株市場で主要3指数が大幅安となった 。日本株もこの流れを引き継ぎ、幅広い銘柄で売りが先行している。 前日の米国株市場で、ダウは2997ドル下落し過去最大の下げ幅を記録。S&P総合500種は約1 2%安となり、2018年12月以来の安値を付けた。 <08:30> 寄り前の板状況、主力株はおおむね売り優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン 、パナソニック が売り優勢。ソニー は売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り優勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ<8 316.T>、みずほフィナンシャルグループ が売り優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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