[東京 12日 ロイター] - <15:56> 新興株市場は続落、物色意欲は途切れず 新興株市場で、日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はともに続落した。「東証1部の大型株が売 られる中で連れ安となったが、値動きのいい銘柄は買われており、物色意欲は途切れていない」(ネット系 証券)との指摘が出ていた。 マザーズ市場では、カイオム・バイオサイエンス が反落。ナノキャリア は年初来高値 更新後に反落。すららネット は株式分割の発表が買い材料となりストップ高比例配分となった。プ レシジョン・システム・サイエンス 、ブライトパス・バイオ も高い。 ジャスダック市場では、テラ がストップ安比例配分。プロルート丸光 が一時ストップ 高。山王 はストップ高比例配分となった。ANAP 、コックス も買われた。 <15:30> 日経平均・日足は「小陽線」、長い下ヒゲが下げ一服の印象与える 日経平均・日足は「小陽線」。新たにマド(2万2350円30銭─2万2466円54銭)を空けて 下放れたものの、長い下ヒゲを引いたことで、前日からの調整が下げ一服との印象を与えている。200日 移動平均線(2万1749円44銭=12日現在)をタッチすることなく切り返したことも、強い基調を維 持したと感じさせた。 ただ、引き続き5日移動平均線(2万2834円49銭=同)を下回って推移しており、短期的には調 整が続きそうな様子。強力な抵抗線として意識され始めた、2月21日と25日に空けたマドの上限値(2 万3378円33銭)に再トライするには、日柄調整が必要とみられる。 <13:17> 日経平均は後場下げ幅縮小、米株先物の堅調推移で 日経平均は後場下げ幅縮小、2万2300円台前半で推移している。時間外取引で米株先物が堅調な動 きとなっていることが支えとなっている。 市場からは「前日の米国株は大きく下落したが、ここまでの株高の根本要因となっている過剰流動性は 変わらない。新型コロナウイルスの感染第2波への懸念はあるものの、再びロックダウン(都市封鎖)など に至らなければ(米国株は)底堅く推移しそうだ。日本も『東京アラート』が解除されており、米国株が一 段と下げなければ日本株も下げ渋る」(あかつき証券の藤井知明氏)との声が出ていた。 <11:45> 前場の日経平均は大幅続落、2万2000円割った後は戻り歩調に 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比341円77銭安の2万2131円14銭となり、大幅 続落となった。前日の米国株式市場が大きく下げたほか、円高が警戒されて売り優勢で始まり、2万200 0円を下回った。ただ、時間外取引で米株先物が堅調だったことから中盤から戻り歩調となり、前引け段階 では2万2000円を維持した。 11日の米国株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で示された厳しい経済見通しを織り込む 中で新型コロナウイルスの感染第2波を巡る懸念が再燃し主要3指数が5%超下落、3月中旬以来の大幅な 下げとなった。ダウ工業株30種 は1861ドル(6.9%)の急落。さらに、外為市場でドル/円 が円高基調にあることも懸念された。 これらを受けて、東京市場も朝方は利益確定売りが先行。きょう算出された先物・オプション6月限S Q(特別清算指数)に絡んだ売り注文も加わり、日経平均は一時2万2000円を下回った。しかし、その 後は、時間外取引で米株先物が堅調に推移していることから戻り歩調となり、前引けでは2万2000円台 を維持した。 市場では「米株先物が高くなったことから、戻り歩調に転じた。後場には日銀のETF買いも想定され るため、下げ渋る状態が続くのではないか」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏) との声が聞かれる。 さらに「流動性相場の時は上げのスピードも速いが、調整もダイナミックになる。短期筋のふるい落と しが済んだ後は、再び相場が上向くのではないか」(東海東京調査センターの中村貴司氏)といった指摘も あった。 TOPIXは0.81%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆9495億3500億円と なった。東証33業種では、非鉄金属、鉱業、倉庫・運輸関連業を中心に全業種下落。個別では、トヨタ自 動車 、ソニー など主力株が総じて安く、ソフトバンクグループ も軟調。半面、朝 安だったファーストリテイリング が前場中盤からプラスに浮上し、任天堂 も高い。 東証1部の騰落数は、値上がりが160銘柄に対し、値下がりが1985銘柄、変わらずが22銘柄だ った。 <11:05> 日経平均は戻り歩調、SQ後のきょうの高値を更新し上値追う展開 日経平均は戻り歩調。SQ(特別清算指数)算出後に付けたきょうの高値を更新し、上値を追う展開に なった。市場では「押し目買いが入っている。急ピッチで上がったことを考えれば、きょうの深い押しも通 常の調整の範囲内と言えそうだ。後場には日銀のETF買いも想定されるため、下げ渋る状態が続くのでは ないか」(SBI証券・シニアマーケットアドバイザーの雨宮京子氏)との声が聞かれる。 <10:00> 日経平均は安値圏で推移、円高警戒で戻りには慎重 日経平均は安値圏で推移。時間外取引で米株先物が堅調なことを受けて、いったん戻り歩調に転じたも のの、再び売りが優勢となっている。市場では「押したところには買いは入るものの、外為市場でドル/円 が円高に振れ気味なのが気にかかる。それを警戒して戻りに慎重となっているようだ」(国内証券)との声 が聞かれた。 <09:05> 日経平均は大幅続落、米株の下げを受け2万2000円割れに 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比390円79銭安の2万2082円12銭となり、 大幅続落で始まった。前日の米国株式市場の下げを嫌気している。その後も下げ続け、1日に回復して以来 の2万2000円台を割れとなった。きょう算出する6月限SQ(特別清算指数)に絡んだ注文も売り超過 になったとみられる。 <08:47> 寄り前の板状況、アンジェスやワークマンなど売り優勢 市場関係者によると、新興株式市場の寄り前の板状況は、マザーズ上場のメルカリ 、アンジェ ス 、弁護士ドットコム が売り優勢。フリー は買い優勢、ラクス は売り買 い拮抗。 ジャスダック上場の日本マクドナルドホールディングス 、ワークマン 、ハーモニック ・ドライブ・システムズ 、セリア 、東映アニメーション は売り優勢となっている 。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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