[東京 10日 ロイター] - <15:31> 新興株市場は軟調、マザーズは6%超安 グロース 株売られる 新興株市場は軟調。日経ジャスダック、東証マザーズ指数はともに反落した。日経平均が29年ぶりに 2万5000円を回復するなど東証1部市場はバリュー株を中心に活況となる一方で、グロース株中心で構 成される新興株式市場は下げが激しかった。 市場では「個別で大きく下げる銘柄が目立ち、信用取引で買った投資家の追い証発生により、投げ売り が促されている格好だ。需給が極端に悪化しているため、新興株式市場の調整が長引く可能性もある」(S BI証券・投資情報部アドバイザーの雨宮京子氏)といった指摘があった。 日経ジャスダック平均は5日ぶりに反落し、前営業日比1.50%安となった。出前館 、テラ 、ワークマン などが売られた。半面、不二硝子 、ユニバーサルエンターテインメ ント 、KeyHolder などは買われた。 マザーズ指数は前営業日比6.38%安。メルカリ 、BASE 、弁護士ドットコム<6 027.T>などが売られた。半面、ティーケーピー 、HANATOUR JAPAN はストッ プ高比例配分、ホープ も買われた。 <14:42> 日経平均は一進一退、景気敏感株は引き続き堅調 日経平均は一進一退、2万4900円台半ばで推移している。後場には上げ幅を縮小し、一時マイナス 転化する場面もあったが、その後は再び100円高まで戻している。昨日からみられる相場の過熱感を背景 に、市場からは「今後の日経平均は横ばいで推移するか、上昇と下落を交互に行ったり来たりするような動 きが続くのではないか」(国内証券)との見方が出ている。 業種別では、ワクチン開発のニュースを手掛かりに空運業、陸運業など景気敏感セクターが値上がり率 上位に入っており、空運業は18%を超える上昇となっている。 <14:04> 日経平均は小幅高、一時マイナスも 利益確定売り先行で 日経平均は小幅高、前営業日比40円ほど高い2万4800円台後半で推移している。日経平均は上げ 幅を縮小し、一時マイナスとなる場面もあった。市場からは「株式市場は短期間で上昇し過ぎた側面があり 、相場の過熱感から利益確定売りが先行している」(国内証券)との声が聞かれた。「引けにかけて利益確 定売りが優勢になり、もみあいながら株価の水準を少し下げる可能性もある」(同)という。 <12:52> 日経平均は後場上げ幅縮小、米株先物軟調で 日経平均は後場上げ幅を縮小し、前営業日比90円ほど高い2万4900円台前半で推移している。前 場には2万5200円台後半まで上値を追う場面もあったが、上昇は一服している。市場からは「きょうも 日経平均は堅調に推移していたが、米株先物が軟調な動きとなっていることを受けて上げ幅を縮小している 」(国内証券)との声が聞かれた。今後も「米株先物の動きをにらみながらの展開が続くのではないか」( 同)という。 <11:50> 前場の日経平均は大幅続伸、29年ぶりに2万5000円を回復 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比268円37銭高の2万5108円21銭となり、大幅 続伸した。米国で新型コロナウイルス感染症ワクチンの治験で高い効果を示す結果が示されたことが好感さ れ、幅広く物色された。円安も追い風となっている。日経平均は29年ぶりに2万5000円を回復。東証 1部の売買代金は2兆0991億6700万円と前場段階で2兆円を超す大商いとなった。 9日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が大幅上昇して取引を終了。新型コロナ ウイルス感染症ワクチンの後期臨床試験(治験)で高い効果を示す結果が報告され、全面的な経済活動再開 への期待が高まった。ただ、いずれも終値ベースでの最高値は下回った。 米製薬大手ファイザー は9日、独バイオ医薬ベンチャーのビオンテック と共同開発す る新型コロナワクチンの治験で感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表した。 これを受けて日本株も大幅高でスタート。「新型コロナワクチンへの期待が現実味を帯びてきたことで 株価全体の上昇に弾みがついた」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)という。ただ「株価は急ピッチで 上昇したが、短期急騰で警戒感も生じており、いつ下がってもおかしくない」(岩井コスモ証券・投資情報 センター長の林卓郎氏)との声も聞かれ、買い一巡後は伸び悩み、全般はこう着状態となった。 TOPIXは1.67%高で午前の取引を終了。東証33業種では、空運業が17%を超す大幅上昇と なったほか、鉱業、保険業などの上昇が目立った。半面、その他製品と情報・通信業の2業種はマイナスと なった。 個別では、トヨタ自動車 など輸出関連株がしっかりのほか、日本航空 が急騰。一方、 ソニー などこれまで相場をリードしてきた銘柄に安いものが目立つ。グロース株の動きが止まる半 面、バリュー株が活況を呈するなど物色動向に変化がみられた。 東証1部の騰落数は、値上がりが1388銘柄、値下がりが727銘柄、変わらずが62銘柄だった。 <11:00> 日経平均は高値もみあい、短期急騰に警戒感も 日経平均は高値もみあい。朝方の買いが一巡した後は、こう着状態となっている。市場では「新型コロ ナワクチン開発の期待が現実味を帯びたことでムードは一段と良くなったものの、あまりにも短期間で急騰 しただけに警戒感も生じている。利益確定売りが株価を抑えるのではないか」(国内証券)との声が出てい た。 <10:00> 日経平均は2万5000円台で一進一退、米株先物が小幅安 マザーズ4%超安 日経平均は前営業日比300円ほど高い2万5100円台で一進一退。時間外取引で米株先物がマイナ ス圏に転じたことを受け、上値追いにはやや慎重となっているようだ。 市場では「シカゴの日経平均先物が朝方2万5400円を付けたこともあり、上昇する余地はまだある 。これから取引開始となるアジア株が堅調となれば、日経平均も一段高となる」(国内証券)との声が出て いた。 一方、新興株市場でマザーズ指数は4%超安。一時1200ポイントを下回り、同先物は午前9時14 分40秒─午前9時24分40秒の10分間、サーキットブレーカーが発動された。経済活動再開への期待 からバリュー株が買われるなか、グロース株中心で構成されるマザーズ市場では売りが先行している。 <09:06> 日経平均は大幅続伸、2万5000円回復 約29年ぶりの高値水準 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比247円46銭高の2万5087円30銭となり、 大幅続伸してスタートした。2万5000円台を回復し、約29年ぶりの高値水準での推移となっている。 米国で新型コロナウイルス感染症ワクチンの後期臨床試験(治験)で高い効果を示す結果が報告されたこと を受け、経済活動再開への期待から世界的に株高となっている流れを引き継いだ。 東証33業種では、景気敏感セクターを中心に買いが先行している。鉄鋼、空運業、ゴム製品、保険業 、銀行業などの31業種が値上がり、その他製品、情報・通信業の2業種は値下がりとなっている。 <08:30> 寄り前の板状況、ほぼ全面的に買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ 、キヤノン 、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ が買い優勢、ソニー が売り買い拮抗 。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は買い優勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ<8 316.T>、みずほフィナンシャルグループ が買い優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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