[東京 16日 ロイター] - <15:55> 日経平均・日足は「小陰線」、高値目前の足踏みで煮詰まり強まる 日経平均・日足は、上下に短いヒゲを伴う「小陰線」。気迷いを示す「コマ」の形状 となり、方向感が欠落する足は5手目となった。7日に付けた年初来高値(2万6894 円25銭)を前に足踏みしている状況だが、チャートは徐々に煮詰まり感を強くし、上下 いずれかに放れる日が近いとの印象を与えている。 終値と5日移動平均線(2万6717円29銭=16日現在)とが絡み合う動きも変 わらない一方、25日移動平均線(2万6308円55銭=同)との乖離率も、一時は強 い過熱感を示す8%超えとなっていたのが、1.7%まで縮小。日柄整理が進んだことを 示している。7日高値を抜ければ、2万7000円まで駆け上がることもありそうだ。一 方、下放れた場合、直近のもみあいがくどくなっているため、2万6000円台後半が強 力な戻りの壁になる可能性が高くなる。 実体部分が5円に満たない値幅のため「同事線」に準じる。形状としては「上十字」 で、気迷いを感じさせながらも、下値抵抗力を示す足取りとなった。終値が5日移動平均 線(2万6729円40銭=15日現在)を下回ったものの、他に明確な方向性を示すサ インは見当たらず、しばらくもみあいが続くと想定することができる。 目先的に崩れる雰囲気は感じさせないながら、一進一退の状態を続けてきたことで、 上値の重さが徐々に強まってきた様子。当面の上値の目安となる2万7000円を突破す るにはきっかけがほしいところだ。 <15:35> 新興株市場はさえない、バルミューダは初値形成後にストップ高 新興株市場はさえない。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はいずれも小幅続 落した。市場からは「きょうの2銘柄は好調だったことで、IPOにエネルギーが吸い取 られるような格好となった」(国内証券)との声が聞かれた。 きょうマザーズ市場に新規上場したバルミューダ は公開価格を63.21% を上回る3150円で初値を形成した後、上値を追ってストップ高で大引けた。一方、同 じくマザーズ市場に新規上場したFast Fitness Japan の初値 は公開価格を33.33%上回る3000円。こちらも寄った後も上値を追った。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.12%安。個別では、桜井製作所 が ストップ高となったほか、出前館 も反発した。半面、不二精機 が値を崩 し、極東産機 も急反落した。 マザーズ指数は前営業日比1.18%安となった。個別では、アディッシュ がストップ高となったほか、BASE もしかりだが、プレミアアンチエイジング が反落し、JTOWER もさえない。 <14:00> 日経平均は一進一退、後場の振れ幅はわずか71円73銭 日経平均は堅調を保ちながらも一進一退。午後2時現在、後場に入ってからの上下の 振れ幅は71円73銭にすぎない。市場では「商いをみる限り、徐々に参加者も減ってき ている状況だ。ただ、活発な個別物色が繰り広げられており、地合いは悪くない」(国内 証券)との声が聞かれた。 <13:00> 日経平均は後場横ばい圏、FOMC待ちで手控えムード 後場の日経平均は前場終値と比較して横ばい圏での推移となっている。米連邦公開市 場委員会(FOMC)の結果発表を控え、積極的な売り買いは手控えられているもよう。 午後1時現在での東証1部の売買代金は1兆2489億3700万円。 東証33業種では、パルプ・紙、非鉄金属、石油・石炭製品などの26業種が値上が り。半面、ゴム製品、サービス業、医薬品などの7業種は値下がりとなっている。市場で は「全体的には様子見ムードとなっているが、景気敏感株には買い戻しが入っているよう だ。米国の追加経済対策を巡る協議や新型コロナウイルスワクチン普及への期待が下支え となっている」(国内証券)との声が出ていた。 <11:40> 前場の日経平均は反発、79円高 FOMC待ちで上げ幅縮小 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比79円90銭高の2万6767円74 銭となり、反発。オーバーナイトの米国株市場で主要3指数が上昇した流れを引き継いだ 。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり様子見ムードは依然として強く、買 い一巡後は徐々に上げ幅を縮小する展開となった。 15日の米国株市場は、米追加経済対策成立への期待から、株価が反発。ナスダック 総合は5営業日ぶりに終値での最高値を更新した。 日経平均は反発して始まり、一時前営業日比187円14銭高の2万6874円98 銭の高値を付けたが、その後は徐々に上げ幅を縮小した。市場では「2万7000円に近 づくと、個人投資家を中心とした利益確定売りに押されてしまうようだ。株価を押し上げ る強い材料がないなかでFOMCを控えているため、マーケットはポジション調整を急い でいる。ただ、同時に押し目買い意欲も強く、下値は堅い」(運用会社)との声が出てい た。 TOPIXも反発し0.29%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0 557億8000万円となった。東証33業種では、パルプ・紙、非鉄金属、その他金融 などの24業種が値上がり。ゴム製品、金属製品、医薬品などの9業種は値下がりした。 個別では、東証2部の東亜石油 がストップ高買い気配。15日、出光興産<5 019.T>が公開買い付け(TOB)を実施すると発表したことが材料視されている。15日 の東亜石油の終値は1997円。買い付け価格は1株2450円で、期間は12月16日 から2021年2月2日。出光興産は1.08%高となった。 東証1部の騰落数は、値上がり1000銘柄に対し、値下がりが1066銘柄、変わ らずが116銘柄だった。 <10:10> 日経平均は上げ幅縮小、FOMC控え上値重い 日経平均は上げ幅を縮小し、前営業日比80円ほど高い2万6700円台後半で推移 している。一時、2万6870円台まで上値を追ったが、上昇は一服。市場からは、12 月以降、日経平均は狭いレンジでの値動きが続いているとの指摘も出ている。また、「F OMCの結果発表を日本時間の明日明け方に控え、今日は1日を通して上値が重い動きが 続くのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。 <09:12> 寄り付きの日経平均は反発、米株高の流れ引き継ぐ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比147円75銭高の2万6835 円59銭となり、反発した。前日の米国株市場で主要3指数が上昇した流れを引き継ぎ、 幅広い業種で買いが先行。東証33業種中では31業種で値上がりし、海運業、その他 金融業、不動産業などが値上がり率上位に入っている。 <08:20> 寄り前の板状況、ほぼ全面的に売り買い拮抗 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー 、 キヤノン は売り買い拮抗。ホンダ 、東京エレクトロン は買い優 勢、ソフトバンクグループ は売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買 い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ は売り買い拮抗。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」