[東京 25日 ロイター] - <15:30> 新興株市場はまちまち、直近IPO銘柄に利益確定売り目立つ 新興株市場はまちまち。日経ジャスダック平均は続伸、東証マザーズ指数は反落とな った。市場では「市場全体に見送りムードが広がる中、人気を集めていた直近IPOに利 益確定売りが目立つようになっている」(国内証券)との声が聞かれる。 きょう、ジャスダック市場に新規上場した東和ハイシステム は、公開価格2 300円の2.3倍となる5300円で初値を付けた後は、売りに押され大引けはストッ プ安となった。 一方、マザーズ市場に新規上場したファンペップ は公開価格650円に対し て10%高い715円を付けた後、上値追いの展開となった。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.28%高。個別では、ウィルソン・ラーニン グ ワールドワイド がストップ高に買われ、不二精機 も堅調だが、前日 上場したグローバルインフォメーション はストップ高の後に値を消し、出前館<2 484.T>も大幅安となった。 マザーズ指数は前営業日比0.46%安。個別では、ENECHANGE が ストップ高となったが、ウェルスナビ 、東京通信 、プレイド な どがさえない。 <14:30> もみあい、日経平均の上下振れ幅はわずか78円33銭 日経平均はほとんど動かず、前場の午前9時台に記録した、わずか上下振れ幅78円 33銭の水準に収まる動きとなっている。市場では「個別銘柄でみても、ほとんど株価ボ ードが点滅しない。人気株のソフトバンクグループ でさえ、板が薄い上に、株価 の更新回数が減っている」(国内証券)との声が聞かれた。 <13:00> 後場の日経平均は小動き、上下値幅は約14円 クリスマス休暇で薄 商い 後場の日経平均は2万6600円台半ばでの小動きとなっている。クリスマス休暇に 伴い、海外投資家をはじめとする市場参加が乏しく、方向感のない展開となっている。後 場の日経平均の上下値幅は約14円。午後1時時点での東証1部の売買代金は7700億 円となっている。 市場では「年末の薄商い相場となっており、東証1部の売買代金は低水準。個人投資 家による個別物色が中心となっている」(国内証券)との声が出ていた。 <11:50> 前場の日経平均は小反落、好悪材料が交錯 SBGは3%超安 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比8円36銭安の2万6659円99銭 となり、小幅に反落した。英国と欧州連合(EU)が自由貿易協定(FTA)を含む将来 の関係で合意したことを受け、市場には一定の安心感が広がったものの、米追加経済対策 の行方の不透明感や新型コロナウイルスの変異種の感染拡大が警戒されている。日経平均 は好悪材料が入り混じる中、方向感を欠く値動きとなった。個別では、ソフトバンクグル ープ が3%超安となり、日経平均を約60円押し下げた。東証1部の売買代金は 1兆円を下回った。 24日の米国株市場では、株価は上昇したものの、追加経済対策に不透明感が強まる 中、上値も重かった。米議会では24日、2021年度予算案と一体化している新型コロ ナウイルス追加経済対策法案の修正を巡り与野党の攻防が続き、修正には至らなかった。 TOPIXは0.12%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は6553億2 900万円となった。東証33業種では、海運業が6%超高で値上がり率トップ。24日 、日本郵船 が通期業績予想を上方修正する見込みだと発表したことが好感され海 運各社の物色が活発となった。そのほか、建設業、倉庫・運輸関連などもしっかり。半面 、情報・通信業、サービス業、精密機器などの6業種は値下がりした。 ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出真吾氏は「好悪材料が混在し、 クリスマス休暇ということもあり薄商い。加えて、追加経済対策の修正を巡り、週末に新 たな材料が出てくる可能性があるので、積極的に動きづらい。年末は例年株高となる傾向 はあるものの、今年は11月から短期急騰してきた。楽観ムードが後退し、調整の可能性 を意識しておいた方がいい」との見方を示した。 個別ではソフトバンクグループ が4日続落し3.41%安。出資先で筆頭株 主となっている中国のアリババ・グループが独占的行為の疑いで中国の規制当局が調査を 開始したと24日に発表したことが引き続き嫌気された。市場では「これまで同社の株価 は堅調に推移していたのでその反動もある上、今は自社株買いも控えられており、(中国 の規制当局のアリババ調査は)タイミングが悪かったようだ」(国内証券)との声が聞か れた。 きょう東証2部に新規上場したSANEI は公開価格を60.22%上回る 3525円で初値を形成後上げ幅を拡大し、3715円で引けた。 東証1部の騰落数は、値上がり1185銘柄に対し、値下がりが878銘柄、変わら ずが124銘柄だった。 <10:12> 日経平均は小幅安、海運株買われる 日経平均は小幅安、前営業日比10円ほど安い2万6600円台半ばで推移している 。市場からは「きょうは海外市場での休場が多い中、薄商いが見込まれる。引き続き狭い レンジでの値動きとなりそうだ」(国内証券)との声が聞かれた。 業種別では海運業が値上がり率トップとなっており、日本郵船 、川崎汽船<9 107.T>、商船三井 などが堅調。24日、日本郵船は2021年3月通期の業績予 想を上方修正する見込みだと発表したことが好感され、物色が活発になっている。 <09:04> 寄り付きの日経平均は小幅続伸、米株上昇の流れ引き継ぐ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比39円75銭高の2万6708円 10銭となり、続伸した。前日の米国株市場では主要3指数がそろって上昇した流れを引 き継ぎ、幅広い業種で買いが先行している。東証33業種中、海運業、建設業、証券業な どが値上がり率上位に入っている。一方、情報・通信業は軟調。 <08:22> 寄り前の板状況、総じて売り買い拮抗 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー 、 ホンダ 、キヤノン 、東京エレクトロン は売り買い拮抗、ソフト バンクグループ は売り優勢となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買 い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシ ャルグループ は売り買い拮抗、三井住友フィナンシャルグループ は売り 優勢。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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