[東京 15日 ロイター] - <16:00> 日経平均・日足は「中陰線」、5日線の維持がポイントに 日経平均・日足は上下に短いヒゲを伴う「中陰線」。前日の長い上ヒゲが目先的な天 井形成を示唆したため、定石通りの下押しとなった。ただ、上向きの5日移動平均線(2 万8395円48銭=15日現在)を上回った状態にあり、依然として強いトレンドを維 持している。当面はこれを維持できるか否かがポイントになるとみられる。 前日までの5営業日で2000円近い上昇を演じていただけに、上昇トレンドを保つ としても、もう少し休養が欲しいところ。一方、調整入りする場合は、25日移動平均線 (2万7197円27銭=同)とのかい離率縮小を待ちつつ、2万8000円台を固める 動きになりそうだ。 <15:35> 新興株市場はまちまち、直近IPOを買い直す動きも 新興株市場はまちまち。日経ジャスダック平均は続落、東証マザーズ指数は反発した 。市場からは「ひと押し入れた直近IPOが買い直されるなど、物色意欲の強さが感じら れた」(国内証券)とのが聞かれた。 日経ジャスダック平均は、前営業日比0.18%安。個別では、山陽百貨店 がストップ高比例配分となったほか、不二精機 が反発。一方、ウエストホールデ ィングス 、出前館 、フェローテックホールディングス などが軟 調だった。 マザーズ指数は、前営業日比0.83%高。個別では、バルミューダ 、EN ECHANGE 、Sansan がストップ高となったほか、メルカリ<4 385.T>も高いが、バリュエンスホールディングス がストップ安となった。 <14:35> 日経平均は安値もみあい、週末を意識し徐々に模様眺めに 日経平均は安値もみあい。週末が意識され、売り買いともに積極的な仕掛けは目立た なくなるなど、徐々に模様眺めとなってきた。市場では「いったん下げ幅を拡大したもの の、売り材料がある訳でもなく、押し目買いに下げ渋った。来週以降、イベントが目白押 しとなるため、見送り気分が広がっている」(国内証券)との声が聞かれる。 <13:30> 日経平均は一時200円安、過熱感を意識 米経済対策発表で材料出 尽くし 日経平均は下げ幅を拡大し、一時前営業日比200円超安となった。2万8500円 台後半で推移している。TOPIXも同様に下げ幅を拡大し、0.80%超安となった。 米経済対策が発表されたが、新鮮味がないとの受け止めが広がり、時間外取引で米株先物 が軟化。短期的な過熱感も意識され、利益確定売りに押される展開となっている。 市場では「米経済対策が発表されたものの、ほぼ事前報道通り。新鮮味がなかったた め、市場では織り込み済みと受け止められ、米株先物が売られているようだ」(国内証券 )との声が出ていた。 <11:50> 前場の日経平均は反落、利益確定売り 個別では決算を材料視した 物色も 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日59円21銭安の2万8639円05銭 となり、6日ぶりに反落した。日経平均は前日までに5日続伸し、連日のバブル崩壊後高 値更新となったこともあり、きょうは高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。ただ 、個別では決算を材料視した物色の動きがみられ、指数を押し上げる場面があった。 14日の米国株市場では、主要3指数がそろって下落した。バイデン新政権下での新 型コロナウイルス経済対策への期待がある一方、新規失業保険申請件数の増加を受けて労 働市場の悪化を巡る懸念が高まった。ただ、個別では半導体関連が買われ、フィラデルフ ィア半導体指数 は連日の最高値をつけた。 日経平均は寄り付きでは続伸スタートとなったが、その後はマイナス圏とプラス圏を 行き来する一進一退の値動きがみられた。指数寄与度の高い銘柄では、ファーストリテイ リング が2.8%安となり、日経平均を約98円押し下げる格好となった。 TOPIXも反落し0.51%安で午前の取引を終了。東証1部売買代金は1兆45 87億2700万円と、引き続き商いが膨らんでいる。東証33業種では、輸送用機器、 鉄鋼、電気・ガス業などの25業種が値下がり。鉱業、石油・石炭製品、ゴム製品などの 8業種は値上がりした。 市場では「きのうの日経平均が午後急落したことを踏まえると、仕掛け的な売りが出 やすい水準となっている可能性がある。きょうのTOPIXは下落率が0.5%を超えて いるが、日銀はこの株高相場でもETF(上場投資信託)買いを実施するかどうかが注目 されている」(運用会社)との声が出ていた。 個別では、東京エレクトロン 、アドバンテスト 、SCREENホー ルディングス 、レーザーテック などの半導体がしっかり。半導体受託生 産大手の台湾積体電路製造(TSMC) が14日に発表した2020年第4・ 四半期(10─12月)決算で、純利益は前年同期比23%増の1428億台湾ドル(5 1億ドル)となり、過去最高益を計上。今年の設備投資額は前年比で最大60%拡大を見 込んでいることが明らかとなり、これを受け半導体関連銘柄は総じて堅調な動きとなって いる。 東証1部の騰落数は、値上がり580銘柄に対し、値下がりが1505銘柄、変わら ずが103銘柄だった。 <11:10> 日経平均はマイナス圏、手仕舞い売り優勢 ファーストリテ3%超 安 日経平均はマイナス圏での推移で、現在前営業日比70円ほど安い2万8600円台 前半。週末を控え、手仕舞い売りが優勢になっているという。 市場では「急騰後の過熱感を解消する動きとなっており、調整の範囲内。個別では決 算を材料視した物色が行われており、買い意欲は衰えていない」(国内証券)との声が出 ていた。 個別ではファーストリテイリング は3%超安となり、日経平均を約110円 押し下げる要因となっている。半面、東京エレクトロン 、アドバンテスト<6857. T>などの半導体関連は堅調で、日経平均を100円押し上げている。 <09:49> 日経平均は一進一退、週末控えポジション調整も 日経平均は一進一退、前営業日比20円ほど高い2万8700円台前半で推移してい る。一時マイナス圏に沈み、市場からは「日経平均は5営業日続伸となり1600円ほど 上昇したことに加え、週末を控えていることからポジション調整も出やすい状況だ」(国 内証券)との声が聞かれた。 <09:10> 寄り付きの日経平均は続伸、半導体関連や値がさ株堅調 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比79円21銭高の2万8777円 47銭となり、続伸した。昨日に引き続き、半導体関連株や値がさ株が物色され日経平均 を押し上げている。幅広い業種で買いが先行し、東証33業種では海運業、鉱業、石油・ 石炭製品などが値上がり。半面、電気・ガス業、その他製品、輸送用機器などは値下がり している。 <08:24> 寄り前の板状況、総じて売り買い拮抗 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー 、 ホンダ は売り買い拮抗、キヤノン 、東京エレクトロン は買い優 勢、ソフトバンクグループ は売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買 い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシ ャルグループ は売り買い拮抗、三井住友フィナンシャルグループ は買い 優勢。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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