[東京 25日 ロイター] - <16:08> 新興株市場はまちまち、米長期金利の警戒感が重し 新興株市場はまちまち。日経ジャスダック平均は反発、東証マザーズ指数は小幅に5 日続落した。市場では「マザーズ銘柄の下落は、米長期金利の不安定な動きと、米国株式 市場での小型のモメンタム株の下げが重しとなっているようだ。マザーズ銘柄は需給不安 が表面化しやすいだけに、投げ売りをした投資家が多いのではないか」(国内証券)との 声が出ていた。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.58%高。個別では、五洋インテックス<751 9.T>、ラクオリア創薬 、Speee が大幅高。シンバイオ製薬 、アピリッツ 、出前館 などは下落となった。 24日ジャスダック市場に新規上場したシキノハイテック は、上場2日目の きょう公開価格の3.13倍の1221円で初値を形成。1430円まで上値を伸ばし、 1199円で引けた。 マザーズ指数は前営業日比0.04ポイント安い1163.82ポイント。個別では 、フリー 、ジーエヌアイグループ 、メルカリ 、BASE<4477. T>などの時価総額上位銘柄が総じて軟調。半面、イグニス 、QDレーザ <6613.T >はしっかり。アンジェス は開発中の新型コロナウイルス治療薬の第1相臨床試 験で良好な結果を得られたと発表し、ストップ高比例配分となった。 きょうマザーズ市場に新規上場ベビーカレンダー は公開価格の2.23倍の 9400円で初値を形成。1万0700円まで上値を伸ばした後は失速し、8250円で 引けた。 同じくマザーズ市場に新規上場したジーネクスト は公開価格の2.31倍の 2851円で初値を形成後、3145円まで上値を伸ばし、2600円で引けた。 <14:20> 日経平均は上げ幅を拡大し350円超高、日柄調整完了との声 日経平均は上げ幅を拡大し、前営業日350円ほど高い2万8700円台半ば。日経 平均・TOPIXともに上値を追う展開となっている。香港ハンセン指数、上海総合指数 などのアジア株のプラス圏での値動きや、時間外取引での米株先物の底堅い動きが引き続 き支援材料となっている。 市場では「日本株は前日まで軟調な動きをみせていたが、これである意味買われ過ぎ た銘柄の整理がついた」(国内証券)との声が出ている。「日経平均はきのう75日移動 平均線近辺まで下落し、これで日柄調整は完了、相場に安心感が広がっているようだ」( 同)という。 <12:46> 日経平均は堅調、値上がり銘柄8割超 権利付最終日前に好地合い 後場に入り、日経平均は堅調。前営業日比220円ほど高い2万8600円台前半で 推移している。東証1部の騰落数では値上がり銘柄数が8割を超え、しっかりした地合い が続いている。前場に続き半導体関連株は軟調だが、値がさ株では買い戻しの動きも見ら れている。 市場からは「来週29日の権利付最終日を控え、しっかりした地合となっている」( 国内証券)との声が聞かれた。また、足元は米長期金利の動きや新型コロナ変異株の感染 が相場のネガティブ材料になりやすい状況だが、目先は「4月に入れば決算発表が本格化 するシーズンになるので、企業業績や来期のガイダンスに投資家の注目ポイントが絞られ るだろう」(別の国内証券)との見方もある。 <11:44> 前場の日経平均は反発、大幅続落の反動 景気敏感株が堅調 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比303円75銭高の2万8709 円27銭となり、反発した。前日の米国株は下落したものの、日本株は短期間で大幅に下 げた反動から自律反発の色合いが強くなり、景気敏感株を中心に押し目買いが入った。ま た、前日に日銀が通常のETF(上場投資信託)を前回の購入額から200億円多い70 1億円買い入れたことも支援材料になっているとの見方が出ていた。 TOPIXは1.33%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3526 億円だった。東証33業種中、その他製品、情報・通信業以外の31業種は値上がり。鉱 業、非鉄金属、鉄鋼、ゴム製品などが値上がり率上位に入った。 市場からは、今週に入って下落が目立ったセクターがしっかり反発しているとの声が 聞かれ、「米長期金利の動向が落ち着きつつあり、買い安心感につながっているのではな いか」(東海東京調査センターのシニアエクイティマーケットアナリスト・仙石誠氏)と いう。 また、24日の東京株式市場で、日銀が通常のETFを701億円買い入れ、前回の 購入(22日、501億円)から増額されたことも支援材料となっている。マーケットの 動向次第では日銀が積極的にETFを買い入れるとの見方から、「投資家にとっても追い 風になっているようだ」(仙石氏)との指摘が聞かれた。 個別では、調整一巡後の押し目買いが入り、キーエンス が3.6%高となっ た。日本郵船 、商船三井 、川崎汽船 など海運株が堅調。直近の 急な下げによる突っ込み警戒感から買い直す動きが出ているほか、「スエズ運河で起きた 座礁事故の影響によって、市況が上昇するとの思惑が生じている」(国内証券)という。 上場2日目のシキノハイテック は公開価格の3.13倍の1221円で初値 を形成した後1344円まで上値を伸ばし、1316円で午前の取引を終えた。 東証1部の騰落数は、値上がり1828銘柄に対し、値下がりが310銘柄、変わら ずが54銘柄だった。 <10:58> 日経平均は底堅い、自律反発の色合い 景気敏感株では押し目買い 日経平均は底堅い、前営業日比110円ほど高い2万8500円台前半で推移してい る。一時上げ幅が急速に縮小する場面もあったが、その後は切り返した。昨日下げが目立 った景気敏感株では買い戻しの動きがみられる一方、昨日堅調だった半導体関連株は軟調 。 市場からは「きょうは3月19日から大幅続落した後の、自律反発の色合いが濃い。 目先としては、3月4日終値の2万8743円を今週中に戻せるかが意識される。また、 昨日の安値(2万8379円06銭)を下回ってしまうと、来週、再来週にかけて2万7 000円台の下値を探る可能性もあり、注視したい」(国内証券)との声が聞かれた。 <10:05> 日経平均は強もちあい、バイデン米大統領の記者会見に注目の声も 日経平均は強もちあい。午前10時05分現在、東証1部の値上がり銘柄数は170 0を超え、幅広く物色されているが、買い一巡後は伸び悩んでいる。戻り売りに対する警 戒感が強い一方、きょう25日に予定されているバイデン米大統領の記者会見の内容を見 極めたいとのムードもあり、相場全般は自律反発の域を出ていない。 市場では「バイデン大統領が記者会見でインフラ整備など経済対策や、増税の方向性 をどう示すかなど、その結果が市場にどのような影響を及ぼすか注目されそうだ」(野村 証券・投資情報部投資情報二課課長代理の神谷和男氏)との声が聞かれた。 <09:05> 日経平均は堅調、大幅下落の反動で自律反発 高寄り後も上値追う 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比51円81銭高の2万8457円 33銭となり、堅調なスタート。前日の米国株式市場は下落したものの、日本株は短期間 で大幅に下げたことで、その反動から自律反発となっている。主力銘柄に切り返すものが 目立ち、TOPIXも反発して始まった。高寄り後も上値を追っている。 <08:50> 寄り前の板状況、主力の輸出関連株に買い優勢目立つ 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニー 、 キヤノン 、東京エレクトロン など主力の輸出関連株に買い優勢の銘柄が 目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ など銀行株も買い優勢。一方、ホ ンダ が売り優勢のほか、指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、 ソフトバンクグループ 、ファナック なども売り優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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