[東京 24日 ロイター] - <13:05> 日経平均は小動き、ジャクソンホールへの警戒感ムードは後退か 後場の日経平均は前営業日比250円ほど高い2万7700円台半ばで小動き。値動 きに乏しく、後場の日経平均の値幅は上下36円にとどまっている。市場では、週末にジ ャクソンホール会議を控え、様子見ムードが強まっているものの、警戒感は消化されつつ あるとの声が聞かれる。「テーパリング(量的緩和の縮小)の早期着手は先週で織り込ま れている。いずれは通らないといけない道という見方が広がっており、波乱要因にはなら ないとみている」(国内証券)という。 午後1時現在での東証1部の売買代金は1兆3272億2800万円。騰落数は、値 上がりが1747銘柄(79%)、値下がりが341銘柄(15%)、変わらずが100 銘柄(4%)となっている。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米株高を好感 景気敏感株など買われる 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比269円19銭高の2万7763円4 3銭となり、続伸した。前日の米国株高や、アジア株の底堅い動きが支えとなり、景気敏 感株・半導体関連などのハイテク株をはじめとする幅広い業種で買いが先行した。 23日の米国株式市場は主要3指数が上昇。ナスダック総合指数 は終値で最 高値を更新した。米ファイザー の新型コロナウイルスワクチンが国内で正式に承 認され、ワクチン接種の加速につながるとの思惑が買いを後押しした。 日経平均は朝方から幅広い業種で買い優勢となり、続伸スタート後も上げ幅を拡大し た。一時323円65銭高の2万7817円89銭で高値をつけた後は、2万7700円 台後半でもみあう展開となった。前日の米株高のほか、時間外取引の米株先物やアジア株 が底堅く推移したことも支えとなった。 岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏は、前日に国内で発表された新型コ ロナウイルスの新規感染者数が前週比で減少したことや、ファイザーのコロナワクチンが 米国で正式承認されたことなどが安心感につながったとの見方を示した。「伸びが鈍化し つつあった接種率が再び上昇するとの期待もあり、景気敏感株もしっかり。悪材料は先週 までに織り込んだとの見方が広がっている」という。 TOPIXは1.03%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1450 億4500万円だった。東証33業種では、ゴム製品、銀行業、精密機器を除く30業種 が値上がり。海運業、鉄鋼、空運業、非鉄金属などが値上がり率上位となった。 個別では、そのほか、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ 、 エムスリー 、ファナック 、ソニーグループ などがしっかり。 そのほか、ヤマハ が大幅続伸し4.58%高。23日、同社が保有するヤマ ハ発動機 株式の一部を売却し、その一部を自社株買いに充てると発表したことが 好感された。ヤマハ発動機は6.43%安で東証1部の値下がり率第3位となった。 昭和電工 は東証1部の値下がり率トップ。23日、公募増資などで最大10 93億円を調達すると発表し、需給悪化が懸念された。 東証1部の騰落数は、値上がりが1753銘柄、値下がりが323銘柄、変わらずが 109銘柄だった。 <11:05> 日経平均は一時300円超高、米株先物・アジア株が支え 持ち直 しムード 日経平均は上げ幅を拡大し、前営業日比300円ほど高い2万7800円近辺を推移 している。時間外取引での米株先物や、主要アジア株などの底堅い動きが支えになってい るという。市場では「日経平均はきのう500円近い上昇となり、安心感が広がり持ち直 しムードに入っている。ただ、2万7800円から上はやや重いようだ」(国内証券)と の声が聞かれる。 午前11時現在での東証1部の売買代金は1兆0307億9500万円。東証33業 種では、ゴム製品、銀行業を除く31業種が値上がり。海運業、鉄鋼、空運業、電気機器 などが値上がり率上位となっている。 <10:10> 日経平均は高値もみあい、経済再開銘柄がしっかり 日経平均は高値もみあいとなっている。外食や百貨店、旅行・レジャー関連、空運、 電鉄といった経済再開(リオープン)銘柄がしっかり推移している。自律反発の範囲内と の見方がある一方、新型コロナウイルスの変異種「デルタ」の感染拡大のピークアウトを 先取りする動きとの期待感も聞かれる。 東京都は23日、新たに2447人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表し た。前週月曜日から515人減った一方、重症者は前日から1人増えた。直近7日間移動 平均は前週比9.0%増の4659.3人。市場では「まだ予断を許さないが、収束への 第一歩になるか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)と関心を寄せる 声が出かれる。 <09:08> 日経平均は続伸、米株高を好感 一時200円超高 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比158円99銭高の2万7653 円23銭となり、続伸して始まった。前日の米株高を好感する形で、その後も一時200 円超高へと上値を伸ばした。 景気敏感株の上昇が目立つ。半導体関連や電子部品は総じて堅調。トヨタ自動車<720 3.T>やソニーグループ といった主力株が買われている。 東証33業種では午前9時08分現在、31業種が上昇。上昇率上位には海運業、空 運業、非鉄金属などが並ぶ。指数寄与度の大きいファーストリテイリング やソフ トバンクグループ は上昇している。 <08:44> 寄り前の板状況、トヨタやソニーGなど主力株は買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニーグループ<6 758.T>、ホンダ 、キヤノン 、東京エレクトロン 、ソフトバンク グループ はいずれも買い優勢となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗。ファナック<6 954.T>は買い優勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ は買い優勢となってい る。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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