[東京 24日 ロイター] - <15:50> 日経平均・日足は「小陽線」、終値が25日平均線を上回る 日経平均・日足は「小陽線」となった。上ヒゲを伴う「陽の寄り付き坊主」となり、新たにマドを空け て出現しただけに、基調が強いことを示している。これまで上値の節目として意識されていた25日移動平 均線(2万7664円14銭=24日現在)を終値が上回ったことも、調整が一巡したと印象付けるところ だ。 ただ、一目均衡表の「雲」領域には距離を残しており、本格的なリバウンド相場に向かうためには、2 5日平均線の上方で値固めすることが必要と言えよう。12日の直近戻り高値2万8279円80銭を突破 できるかどうかが課題になる。 <15:15> 新興株式市場はしっかり、個人投資家にマインド回復の声も 新興株式市場はしっかり。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均がいずれも続伸した。市場では「 新興株式市場にようやく底打ちの気配が出て、個人投資家のマインド回復の兆候が感じらるようになった」 (国内証券)との声が聞かれる。 きょうジャスダック市場に新規上場したタンゴヤ は公開価格を6.43%上回る1703円で 初値を付けた後、軟調に推移。 マザーズ総合は前営業日比0.76%高。個別では、インティメート・マージャー がストップ 高となり、直近IPOフューチャーリンクネットワーク も官庁に推移した。フリー も高い が、メルカリ 、Enjin などが下落した。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.92%高。個別では、京極運輸商事 が大幅高となり、 出前館 、シンバイオ製薬 も堅調だが、ウエストホールディングス 、プロルート丸 光 などがさえない。 <14:20> 強もちあい、上値の重さ警戒 後場の振れ幅50円未満 日経平均は強もちあいで推移している。上値の重さが警戒され、買い進める動きはみられない。市場で は「日経平均が25日移動平均線の水準を上回ってきたが、直近の戻り局面で同線を上回ると戻り売り圧力 が強くなり、買い手控えムードとなる」(SBI証券・投資調査部長の鈴木英之氏)との声が聞かれた。 後場に入ってから午後2時20分までの上下振れ幅は45円24銭に過ぎない。 <13:05> 日経平均は小動き、ジャクソンホールへの警戒感ムードは後退か 後場の日経平均は前営業日比250円ほど高い2万7700円台半ばで小動き。値動きに乏しく、後場 の日経平均の値幅は上下36円にとどまっている。市場では、週末にジャクソンホール会議を控え、様子見 ムードが強まっているものの、警戒感は消化されつつあるとの声が聞かれる。「テーパリング(量的緩和の 縮小)の早期着手は先週で織り込まれている。いずれは通らないといけない道という見方が広がっており、 波乱要因にはならないとみている」(国内証券)という。 午後1時現在での東証1部の売買代金は1兆3272億2800万円。騰落数は、値上がりが1747 銘柄(79%)、値下がりが341銘柄(15%)、変わらずが100銘柄(4%)となっている。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米株高を好感 景気敏感株など買われる 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比269円19銭高の2万7763円43銭となり、続伸 した。前日の米国株高や、アジア株の底堅い動きが支えとなり、景気敏感株・半導体関連などのハイテク株 をはじめとする幅広い業種で買いが先行した。 23日の米国株式市場は主要3指数が上昇。ナスダック総合指数 は終値で最高値を更新した。 米ファイザー の新型コロナウイルスワクチンが国内で正式に承認され、ワクチン接種の加速につな がるとの思惑が買いを後押しした。 日経平均は朝方から幅広い業種で買い優勢となり、続伸スタート後も上げ幅を拡大した。一時323円 65銭高の2万7817円89銭で高値をつけた後は、2万7700円台後半でもみあう展開となった。前 日の米株高のほか、時間外取引の米株先物やアジア株が底堅く推移したことも支えとなった。 岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏は、前日に国内で発表された新型コロナウイルスの新 規感染者数が前週比で減少したことや、ファイザーのコロナワクチンが米国で正式承認されたことなどが安 心感につながったとの見方を示した。「伸びが鈍化しつつあった接種率が再び上昇するとの期待もあり、景 気敏感株もしっかり。悪材料は先週までに織り込んだとの見方が広がっている」という。 TOPIXは1.03%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1450億4500万円だ った。東証33業種では、ゴム製品、銀行業、精密機器を除く30業種が値上がり。海運業、鉄鋼、空運業 、非鉄金属などが値上がり率上位となった。 個別では、そのほか、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ 、エムスリー<2413. T>、ファナック 、ソニーグループ などがしっかり。 そのほか、ヤマハ が大幅続伸し4.58%高。23日、同社が保有するヤマハ発動機 株式の一部を売却し、その一部を自社株買いに充てると発表したことが好感された。ヤマハ発動機は6.4 3%安で東証1部の値下がり率第3位となった。 昭和電工 は東証1部の値下がり率トップ。23日、公募増資などで最大1093億円を調達す ると発表し、需給悪化が懸念された。 東証1部の騰落数は、値上がりが1753銘柄、値下がりが323銘柄、変わらずが109銘柄だった 。 <11:05> 日経平均は一時300円超高、米株先物・アジア株が支え 持ち直しムード 日経平均は上げ幅を拡大し、前営業日比300円ほど高い2万7800円近辺を推移している。時間外 取引での米株先物や、主要アジア株などの底堅い動きが支えになっているという。市場では「日経平均はき のう500円近い上昇となり、安心感が広がり持ち直しムードに入っている。ただ、2万7800円から上 はやや重いようだ」(国内証券)との声が聞かれる。 午前11時現在での東証1部の売買代金は1兆0307億9500万円。東証33業種では、ゴム製品 、銀行業を除く31業種が値上がり。海運業、鉄鋼、空運業、電気機器などが値上がり率上位となっている 。 <10:10> 日経平均は高値もみあい、経済再開銘柄がしっかり 日経平均は高値もみあいとなっている。外食や百貨店、旅行・レジャー関連、空運、電鉄といった経済 再開(リオープン)銘柄がしっかり推移している。自律反発の範囲内との見方がある一方、新型コロナウイ ルスの変異種「デルタ」の感染拡大のピークアウトを先取りする動きとの期待感も聞かれる。 東京都は23日、新たに2447人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。前週月曜日か ら515人減った一方、重症者は前日から1人増えた。直近7日間移動平均は前週比9.0%増の4659 .3人。市場では「まだ予断を許さないが、収束への第一歩になるか」(野村証券・投資情報部ストラテジ ストの神谷和男氏)と関心を寄せる声が出かれる。 <09:08> 日経平均は続伸、米株高を好感 一時200円超高 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比158円99銭高の2万7653円23銭となり、 続伸して始まった。前日の米株高を好感する形で、その後も一時200円超高へと上値を伸ばした。 景気敏感株の上昇が目立つ。半導体関連や電子部品は総じて堅調。トヨタ自動車 やソニーグル ープ といった主力株が買われている。 東証33業種では午前9時08分現在、31業種が上昇。上昇率上位には海運業、空運業、非鉄金属な どが並ぶ。指数寄与度の大きいファーストリテイリング やソフトバンクグループ は上昇し ている。 <08:44> 寄り前の板状況、トヨタやソニーGなど主力株は買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニーグループ 、ホンダ<7 267.T>、キヤノン 、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ はいずれも買い優 勢となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗。ファナック は買い優勢 。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ<8 316.T>、みずほフィナンシャルグループ は買い優勢となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と入力) (
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