[東京 10日 ロイター] - <14:30> 安値圏でもみあい、日経平均は10月末の水準を意識 日経平均は安値圏でもみあい。地合いは軟弱だが、日本株独自の悪材料は見当たらな いため、好決算銘柄を中心に下値を拾う動きが出ている。市場では「与党勝利を好感して 上昇した直前の10月末の水準が下値の目安として意識されているようだ。これを割り込 まなければ中期的な強い基調が維持される」(国内証券)との声も聞かれた。 <13:00> 後場の日経平均は下げ拡大、アジア株安で MSCI入れ替え見極 めも 後場の日経平均は下げ幅を拡大し、一時前営業日比200円超安となった。現在は1 50円ほど安い2万9100円近辺での推移となっている。市場では、アジア株の下落や 為替の円高基調が嫌気されていると見方があるほか、日本時間の12日朝に発表を控えて いるMSCI指数の定期入れ替えも相場の重しとなっているという。 市場では「5月に入れ替えが行われた際は日本株の新規採用がなく、除外によって数 千億規模の資金が流出したとの観測もある。今回の入れ替えは確定してはいないものの、 少なからず相場の重しとはなっているだろう」(国内証券)との声が聞かれる。 午後1時現在の東証1部の売買代金は1兆5433億6800万円。東証33業種で は、ゴム製品、空運業、鉄鋼、非鉄金属などの24業種が値下がり。海運業、パルプ・紙 、鉱業などの9業種は値上がりとなっている。 <11:45> 前場の日経平均は続落、米株・アジア株安を嫌気 米CPI控え見 送りも 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比88円46銭安の2万9197円00 銭となり、4日続落した。前日の米株安が嫌気されたほか、時間外取引での米株先物の軟 化や香港ハンセン指数、上海総合指数などのアジア株が軒並み下落したことも重しとなっ た。日本時間の今夜発表される米消費者物価指数(CPI)を見極めたいという見送りム ードも強かった。 9日の米国株式市場は主要3指数が反落し、連日の最高値更新に終止符を打った。材 料を欠く中で利益確定売りの動きが出たほか、インフレ懸念が重しになった。 日経平均は寄り付きで続落後、129円66銭安の2万9155円80銭で安値をつ けた。一時プラス圏に浮上する場面もみられたが、上昇は長続きせず再びマイナス圏に沈 んだ。米株先物安、アジア株安のほか、為替のドル/円が引き続き112.80円近辺と 円高傾向となっていることも上値を抑える要因となった。 市場では「日経平均はきのうまでの3日間で500円以上下落しているが、10月の 安値からは1000円ほど上昇している。高値は取れていないが、出遅れているわけでも ない。今は値固めの段階」(国内証券)との声が聞かれる。 TOPIXも4日続落となり0.21%安の2014.52ポイントで午前の取引を 終了した。東証1部の売買代金は1兆2841億6900万円。東証33業種では、ゴム 製品、非鉄金属、空運業、鉄鋼などの18業種が値下がり。海運業、鉱業、パルプ・紙な どの15業種は値上がりとなっている。 個別では、ソフトバンクグループ が4%超安となり日経平均を約61円押し 下げたほか、東京エレクトロン 、アドバンテスト 、テルモ もさ えない。前日に決算を発表したNTTデータ 、ネクソン はしっかり。フ ァナック 、エムスリー も買われた。 東証1部の騰落数は、値上がりが977銘柄、値下がりが1068銘柄、変わらずが 126銘柄だった。 <11:02> 日経平均はマイナス圏で一進一退、一時プラス転換でも上値重い 日経平均はマイナス圏で一進一退。一時プラス圏に浮上する場面がみられたが、再び マイナス圏に沈んだ。市場では「上値は重いが、下を売り込む動きもみられない。決算の 株価反応もまちまちとなっており、方向感がつかみづらい」(国内証券)との声が聞かれ る。 午前11時現在の東証1部の売買代金は1兆1468億6900万円。東証33業種 では、ゴム製品、非鉄金属、海運業などの18業種が値下がり。海運業、パルプ・紙、鉱 業などの15業種は値上がりとなっている。 <10:06> 日経平均は安値もみあい、決算まちまちで「方向感出づらい」の声 日経平均は安値圏でもみあっている。企業決算を手掛かりとした物色がみられるが、 「内容はまちまちで、目先は方向感が出づらい」(国内証券)との声が聞かれる。 前日に決算を発表した銘柄では、日産自動車 、NTTデータ 、ネク ソン などが買われている一方、住友ゴム工業 、三井金属鉱業 、 キリンホールディングス などが軟調となっている。 ソフトバンクグループ は1兆円の自社株買い方針を好感し、前日に10%超 上昇したが、きょうは4%超安となっている。 <09:03> 日経平均は続落スタート、米株安が重し 半導体関連安い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比76円40銭安の2万9209円 06銭となり、続落して始まった。前日の米株安を嫌気する形となっている。 トヨタ自動車 は小高い一方、ホンダ 、ソニーグループ は下 落しており、主力株はまちまち。東京エレクトロン など半導体関連株はマイナス が目立つ。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ソフトバンクグループ<9984. T>はマイナスとなっている。 <08:45> 寄り前の板状況、トヨタは買い優勢・ソフトバンクGは売り優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ホンダ は 買い優勢、ソニーグループ は売り買い拮抗、東京エレクトロン 、ソフト バンクグループ は売り優勢となっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り優勢、ファナック<6954. T>は売り買い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ はいずれも売り買い拮 抗となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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