[東京 12日 ロイター] - <16:00> 新興株はしっかり、マザーズは2 %超高 新興株市場はしっかり。東証マザーズ指数が2%超高と大幅反発となったほか、日経 ジャスダック平均も小幅に続伸した。市場では「新興市場は内需株が多い。好業績銘柄の 物色のほか、景況感や国内消費の改善に伴い買われている銘柄も多い」(国内証券)との 声が聞かれた。 マザーズ総合は前営業日比2.20%高。個別では、アスタリスク 、GMO フィナンシャルゲート 、アイドマ・ホールディングス 、日本電解<5759. T>などが大幅高となった。半面、JTOWER 、プレミアアンチエイジング<493 4.T>は軟調。グローバルウェイ はストップ安比例配分となった。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.15%高。アンビスホールディングス<7071. T>、Mipox 、フルヤ金属 などしっかり。ハーモニック・ドライブ・ システムズ 、SEMITEC 、ワークマン などは売られた。 <14:15> 日経平均は小動き、引け後の企業決算待ち 日経平均は前営業日比300円ほど高い2万9500円台後半で小動き。後場は上下 約50円と値動きに乏しい。週末要因に加え、引け後の企業決算発表を前に様子見ムード が強まっている。 日経平均は週半ばまでは下げ基調で500円ほど下落したものの、その後下げを埋め る展開。市場では週前半に売られた分の自律反発、との声が聞かれた。 午後2時15分現在の東証1部の売買代金は2兆0966億7600万円。東証33 業種では、石油・石炭製品を除く32業種が値上がり。不動産業、鉱業、鉄鋼、輸送用機 器、情報・通信業などが値上がり率上位となっている。 <13:15> 日経平均は高値もみあい、米株からの資金シフトへの期待も 日経平均は高値もみあいを継続している。前引け時点に比べるとやや上げ幅を縮めて いる。きょうの日経平均の上昇については「特段の材料がない中で想定以上の値幅が出た 」(国内証券)と困惑する声が聞かれた一方、「やれやれ売りが一巡し、上値が軽くなっ た」(別の国内証券)との見方もあった。 米早期利上げへの警戒感がくすぶる中で米株の上昇余地が限られつつあるとの思惑か ら、割安感のある日本株に海外勢の資金が流入するとの期待感が出ているが、市場では「 海外勢は休暇シーズンを控えており、本格的な動きは年明け以降になるのではないか」( 国内証券)との見立ても聞かれる。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、米株先の堅調な動きが支援 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比334円銭高の2万9612円21銭 となり、続伸した。朝方に高く始まった後も米株価指数先物の堅調な推移や好業績企業へ の物色を背景に上値を伸ばし、高値圏での推移が続いた。東証33業種はすべてが上昇し た。 11日の米国株式市場は薄商いの中、S&P総合500種 がほぼ横ばいで終了 。ナスダック総合 は半導体株の上昇によってプラス圏で引けたものの、 ダウ工業 株30種 は下落した。 日経平均は、高く寄り付いた後も上値を伸ばし、一時380円超高となった。値上が り銘柄数は77%と幅広く買われた。米株の主要3指数の先物がしっかり推移し、投資家 心理を支援した。 ソフトバンクグループ の上昇が寄与したほか、東京エレクトロン や アドバンテスト など半導体関連の上昇も指数を押し上げた。12月の世界生産計 画を発表したトヨタ自動車 もしっかりとなった。部品不足などで減産していた分 の挽回生産を織り込み、国内の全14工場28ラインを7カ月ぶりに通常稼働に戻すとし た。 もっとも、市場では米インフレ加速への警戒感もくすぶっている。「海外株価の動向 や個別企業の決算を手掛かりに日経平均はしっかりとなったが、前日に休場だった米債券 市場が動き始めたら雰囲気がガラリと変わるリスクもある」(水戸証券の酒井一チーフフ ァンドマネージャー)と慎重な見方も聞かれた。 TOPIXは1.22%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4823 億7400万円だった。東証33業種はすべてが上昇。上昇率上位には、不動産業、鉱業 、精密機器、情報・通信業、卸売業などが並んだ。 サントリー食品インターナショナル 、日産化学 など業績予想を上 方修正した銘柄の一角が堅調に推移。一方、スズキ はさえなかった。 東証1部の騰落数は、値上がりが1696銘柄、値下がりが402銘柄、変わらずが 83銘柄だった。 <10:48> 日経平均は高値もみあい、米株先物しっかりで安心感 日経平均は、きょうの高値圏でもみあっている。米国の主要3株価指数の先物はいず れも小じっかりで推移し、投資家心理を支援している。 足元では香港株はプラス、上海株は横ばい圏。市場では、前日の米株が小動きにとど まったこともあって「中国株の動きの方が注目されるかも知れない」(国内証券)との声 も聞かれる。前日は中国当局が不動産セクターの崩壊を防ぐため規制を緩和するとの思惑 が相場を支えた。 一方、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が11 日に発表した指数銘柄の定期見直しの相場への影響が警戒されたが、新規採用銘柄と除外 銘柄はともに、まちまちの動きとなり、影響は限定的だった。 <10:05> 日経平均は高値圏で推移、好決算銘柄を中心に個別物色の動き 日経平均は高値圏で推移。市場では「前日に決算発表をして業績好調だった銘柄を中 心に物色されており、これが株価を下支えする要因になっている」(国内証券)との声も 聞かれ、午前10時05分現在、東証1部の騰落数は値上がり銘柄が80%を超える状態 となっている。 ただ、週末であることから「次第に商いが細り、後場になると模様眺めムードが強く なるかもしれない」(別の国内証券)との指摘もあった。 <09:05> 日経平均は続伸、好地合いを引き継ぐ 高寄り後に上値追い 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比103円59銭高の2万9381 円45銭となり、続伸してスタート。半導体関連株などが物色され、前日の好地合いを引 き継ぐ格好となった。高寄り後も上値を追う展開。寄り付きで算出されるオプションSQ (特別清算指数)算出に絡む注文が買い優勢と推定されている。 <08:50> 寄り前の板状況、主力銘柄が買い優勢 SQで変化の可能性も 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニーグループ<6 758.T>、ホンダ 、キヤノン 、東京エレクトロン 、三菱UFJフ ィナンシャル・グループ 、ソフトバンクグループ をはじめ主力銘柄が総 じて買い優勢。指数寄与度の大きいファーストリテイリング も買い優勢となって いる。 ただ、きょうはオプションSQ(特別清算指数)を算出するため、寄り付き直前に大 きく変動する可能性がある。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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