[東京 17日 ロイター] - <16:00> 日経平均・日足は「中陰線」、5日線が下値支持線 日経平均・日足は、上下に短いヒゲを伴う「中陰線」となった。朝方に2万9909 円97銭で高値を付け、3万円の大台回復を前に上値を押さえられた。終値(2万968 8円33銭=17日)は5日移動平均線(2万9632円22銭=同)をわずかに上回り 、下値支持線として機能した。当面は5日線を意識した動きとなりそうだ。 <15:45> 新興株市場まちまち、メルカリは上場来高値を更新 新興株市場はまちまち。東証マザーズ指数が4日ぶりに小幅反落し、日経ジャスダッ ク平均が5日続伸となった。市場では「決算が一巡し、好業績銘柄・テーマ銘柄を選別す る動きがより一層強まっているようだ」(国内証券)との声が聞かれた。個別では、メル カリ が上場来高値を更新した。 マザーズ総合は前営業日比0.01%安。個別では、アスタリスク 、ジモテ ィー 、INCLUSIVE 、ベイシス などがさえない。半面、 メルカリ は3%超高と上場来高値を更新したほか、コアコンセプト・テクノロジ ー も45%超高と大幅高。FRONTEO 、グローバルウェイ はストップ高比例配分となった。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.11%高。個別では、シンバイオ製薬<4582. T>、壽屋 、田中化学研究所 がしっかり。半面、Mipox 、シ ーズメン 、アンビスホールディングス は売られた。 <12:55> 安値もみあい、手掛かり材料乏しく見送りムードに 後場に入ってから日経平均は安値もみあい。2万9700円前後で推移している。好 決算銘柄を中心に下値では買いが入るものの、新たな買い材料に乏しく、上値を取りに行 く動きはみられない。前場は堅調に推移していたトヨタ自動車 も値を消し、一時 マイナスとなった。 市場では「手掛かり材料に乏しく、見送りムードが強くなっている。細り気味の商い が膨らまないと日経平均の3万円回復は難しいのではないか」(国内証券)との声も聞か れる。 <11:35> 前場の日経平均は反落、上値の重さ意識され戻り売り優勢に 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比133円38銭安の2万9674円7 4銭となり、反落した。米株高を好感してしっかりで始まったものの、日経平均が3万円 に近づくと上値の重さが意識され戻り売りに押される動きとなり、中盤から軟調に推移し た。 16日の米国株式市場は上昇。ホーム・デポ の決算や、米小売統計で消費の堅 調さが示されインフレを巡る懸念が後退したことが背景にある。10月の米小売売上高は 前月比1.7%増と3月以来の大幅な伸びを記録し、市場予想の1.4%増も上回った。 日経平均は米株の堅調を受けてしっかりで始まったものの、上値の重さが意識される と急速に伸び悩み、前日比マイナス圏でもみあう展開となった。「時価水準より上値では 戻り売りが厚く、テクニカル面では心理的な節目となる3万円が壁として意識されている 」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)という。 一方、物色面では米国株式市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX) が最 高値を更新したことで半導体関連株が活況を呈するなど「好決算と受け止められた銘柄が 買われ、それらが相場をリードしている」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷 和男氏)との声も聞かれた。 TOPIXは0.51%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3502 億9300万円。東証33業種では、空運業、サービス業、ガラス・土石製品などが下落 し、鉱業、精密機器などの値上がりが目立つ。 個別では、ソニーグループ 、富士通 、リクルートホールディングス などが軟調に推移したが、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ<9 984.T>んどがしっかりだった。 東証1部の騰落数は、値上がりが535銘柄、値下がりが1517銘柄、変わらずが 122銘柄だった。 <10:50> 日経平均は下げ幅広げる、3万円の壁意識 日経平均は下げ幅を広げている。とりわけ目新しい売り材料が出た訳ではないが、こ こ一両日の相場で、上値を追い切れなかったことで、利益確定売りがかさんだ。だた、東 証1部の売買代金ランキングで1、2位を占めるレーザーテック とソフトバンク グループ が堅調に推移しており、地合いが悪化したとの雰囲気は感じられない。 市場では「日経平均が再び3万円を目の前にして押し戻される格好となり、戻りの壁 として意識されるようになっている」(国内証券)との声が聞かれた。 <10:08> 日経平均はマイナス転換、戻り売りが重し 日経平均は高く寄り付いた後、次第に上げ幅を縮め、マイナスに沈んだ。市場では「 想定よりも上値が重い印象。それだけ、心理的節目の3万円を前に戻り売りへの警戒感が 強いということだろう」(国内証券)との声が聞かれた。売り一巡後は下げ渋っている。 一方、金融所得課税をめぐる議論への警戒感も聞かれる。時事通信は、政府・与党が 岸田文雄首相の掲げる所得再分配に向け、来年以降に金融所得課税の強化を本格的に議論 する方向で調整に入ったことが16日、分かったと報じた。報道によれば、年末に決定す る来年度税制改正大綱で、重要テーマとして議論を継続する「検討事項」に明記する。 東証33業種では、28業種が下落。下落率上位は空運業や医薬品、ガラス・土石製 品、サービス業、鉄鋼と並んでいる。上昇しているのは鉱業、精密機器、輸送用機器など 5業種にとどまる。 <09:03> 日経平均は続伸スタート、米株上昇を好感 主力株しっかり 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比98円56銭高の2万9906円 68銭となり、続伸して始まった。前日の米株高を好感する形となっている。その後は高 値圏でもみあっている。 トヨタ自動車 やソニーグループ 、東京エレクトロン は高値 を更新。半導体関連株は総じて堅調となっている。 指数寄与度の大きいソフトバンクグループ もしっかり。ファーストリテイリ ング は小高い。 <08:45> 寄り前の板状況、トヨタやソニーGは買い優勢 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車 、ソニーグループ<6 758.T>、ホンダ は買い優勢、東京エレクトロン 、ソフトバンクグループ は売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング は売り買い拮抗、ファナック<6 954.T>は買い優勢。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、みずほフィナンシ ャルグループ が買い優勢、三井住友フィナンシャルグループ が売り買い 拮抗となっている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
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