[東京 23日 ロイター] - <15:52> 日経平均・日足は「小陽線」、25日線が支持線に 日経平均・日足は下ヒゲを伴う「小陽線」となった。上ヒゲのない陽の大引け坊主の 形状で、買い姿勢の継続が示唆される。前日に抵抗線となっていた25日移動平均線(2 万8634円56銭=23日)を回復し、支持線に切り替わった。200日線(2万88 31円22銭=同)も視野に入り、これを回復すれば、心理的節目2万9000円が見え てくる。 <15:17> 株式:新興株市場はマザーズが小反落 「底打ち」の見方も 新興株市場は、東証マザーズ指数が3日ぶりに小幅反落し、日経ジャスダック平均が 3日続伸した。マザーズは朝方に心理的節目1000ポイントを一時回復したが、戻り売 りに押し返された。 一方、市場では「マザーズは、いったん底を打った可能性がある」(証券ジャパンの 大谷正之投資情報部部長)との声も聞かれる。このところの下落局面では25日移動平均 線からの下方乖離率が10%を超えると反発する傾向がみられ、直近では17日と20日 に10%超となった。 足元では下方乖離5.38%に持ち直しており「下方乖離が5%以内になってくると 、上方乖離5%程度まで戻る傾向がある」(大谷氏)という。 マザーズ総合は前営業日比0.35%安だった。ENECHANGE やビジ ョナル 、NexTone などが堅調だった一方、メルカリ の下 げが重しになった。 マザーズに新規上場したエクサウィザーズ の初値は公開価格を10.43% 下回る1030円、ハイブリッドテクノロジーズ が同46%上回る730円だっ た。 日経ジャスダック平均は前営業日比0.68%高。ラクオリア創薬 が一時ス トップ高となったほか、スリー・ディー・マトリックス は年初来高値となった。 一方、ハーモニック・ドライブ・システムズ はさえなかった。 ジャスダックに新規上場したクルーバー は公開価格を16.66%下回る1 800円、三和油化工業 は同14.85%上回る4020円でそれぞれ初値を形 成した。 <13:30> 日経平均は小動き、海外市場の堅調推移が支援 日経平均は小高い水準での小動きが継続している。米株価主要3指数の先物や中国株 、香港株はいずれも小幅ながらプラスで推移しており、「投資家に安心感を与えている」 (国内証券)との指摘がある。クリスマス前で薄商いの中、「買い手も乏しいが、売り手 もいない」(同)状況だという。 2万8630円付近を通る25日移動平均線は、前日に抵抗線として機能したが、き ょうは支持線に切り替わっている。2万8830円付近を通る200日線にはやや距離が あるが、「回復できれば2万9000円も視野に入ってくる」(別の国内証券)との声も ある。 <11:45> 前場の日経平均は小幅続伸、手掛かり材料難でこう着感 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比89円25銭高の2万8651円46 銭と小幅ながら3日続伸した。米株式の底堅い基調を引き継いだ。クリスマス・年末休暇 前で手掛かり材料に欠ける中、値動きは限定的。前場の日経平均の値幅は73円にとどま った。 22日の米国株式市場は、堅調な経済指標や新型コロナウイルスのオミクロン変異株 を巡るポジティブなニュース を受け、主要3指数が続伸した。日経平均は米 国株式市場の底堅い流れを好感して続伸スタート。買い一巡後は小動きに終始した。 市場では「商いは薄いが、地合いは悪くない。米国で飲み薬の緊急使用が認められる など、新型コロナウイルスを巡る警戒感が和らぎつつあり、先行きに対する霧が晴れつつ ある」(国内証券)との見方が聞かれた。 TOPIXは0.44%高の1980.24ポイント高で午前の取引を終了。東証1 部の売買代金は9211億5700万円と細っている。東証33業種では、鉱業、海運業 、卸売業、機械などの27業種が値上がり。医薬品、小売業、電気・ガス業などの6業種 は値下がりした。 個別では、エーザイ が大幅反落し8.76%安。東証1部の値下がり率トッ プとなった。22日、同社と米製薬大手バイオジェン が共同で開発したアルツハ イマー病新薬「アデュカヌマブ」(販売名:アデュヘルム)を巡り、厚生労働省の専門部 会が有効性を判断することは困難としたことなどが嫌気された。 一方、リクルートホールディングス 、東京エレクトロン がしっかり 。ファーストリテイリング はさえなかった。 新規上場(IPO)銘柄では、東証マザーズ市場に新規上場したエクサウィザーズ<4 259.T>の初値は公開価格を10.43%下回る1030円、ハイブリッドテクノロジーズ が同46%上回る730円だった。 ジャスダック市場に新規上場したクルーバー は公開価格を16.66%下回 る1800円、三和油化工業 は同14.85%上回る4020円でそれぞれ初値 を形成した。 東証1部の騰落数は、値上がりが1350銘柄(61%)、値下がりが713銘柄( 32%)、変わらずが119銘柄(5%)だった。 <10:30> 日経平均は値動きに欠ける展開、値幅は73円 日経平均は前営業日比100円ほど高い2万8600円台後半でもみあい。手掛かり 材料に欠ける中、値動きに乏しい展開が続いており、安値と高値の値幅は約73円にとど まっている。 TOPIXは同0.40%超高の1980ポイント近辺。東証33業種では、鉱業、 海運業、サービス業、機械などの28業種が値上がり。医薬品、電気・ガス業などの5業 種は値下がりとなっている。 市場では「クリスマス・年末休暇前で商いが薄いため、新たな材料が出現すると指数 は大きく振れやすい。悪材料に打たれ弱い相場なので要注意」(国内証券)との声が聞か れる。 <09:05> 寄り付きの日経平均は3日続伸、米株高の流れ引き継ぐ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比140円80銭高の2万8703 円01銭と3日続伸した。22日の米国株式市場で主要3指数が続伸した流れを引き継い だ。ただ、日経平均は前日までの2営業日で624円上昇したため、買い一巡後は上値が 重くなる可能性がある。 TOPIXは同約0.5%超高の1981ポイント近辺で推移している。東証33業 種では、医薬品を除く32業種が値上がり。鉱業、サービス業、機械、精密機器、非鉄金 属、不動産業などが値上がり率上位となっている。 <08:45> 寄り前の板状況、総じて売り買い拮抗 市場関係者によると、寄り前の板状況は、キヤノン が買い優勢、トヨタ自動 車 、ソニーグループ 、ホンダ 、東京エレクトロン 、ソ フトバンクグループ が売り買い拮抗。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング 、ファナック は売り買 い拮抗。 メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナン シャルグループ 、みずほフィナンシャルグループ が売り買い拮抗となっ ている。 東証第1部出来高上位50銘柄 東証第1部値上がり率上位50銘柄 東証第1部値下がり率上位50銘柄 日経225先物 SGX日経225先物 TOPIX先物 日経225オプション 株式関連指標の索引ページ 関連アプリ:インデックスムーバー(リフィニティブEIKON検索ボックスで“IMO”と 入力) (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」