[東京 3日 ロイター] -
<15:45> 新興株市場は続落、マザーズ1%超安 ショートカバーが一巡
新興株市場は、東証マザーズ指数と日経ジャスダック平均がともに続落した。直近で買い戻されていた大型株を中心に、利益確定売りの動きがみられた。市場では「個人投資家を中心としたショートカバーが一巡し、再び下げに転じたようだ」(国内証券)との声が聞かれた。
マザーズに新規上場したイメージ・マジック公開価格を60.9%上回る2800円で初値を形成し、2871円まで上値を伸ばした。ただその後は失速し、ストップ安の2300円売り気配で終了した。
マザーズ総合は前営業日比1.71%安の755.86ポイント。個別では、ENECHANGEが23.6%安と大幅安となったほか、メルカリやフリーなどの大型株も4%超安で売られた。エクサウィザーズ、日本電解は買われた。
日経ジャスダック平均は前営業日比0.03%安。個別では、ウエストホールディングス、出前館、リリカラが売られ、ワークマン、Mipox、フルヤ金属が買われた。
<13:05> 後場の日経平均はレンジ内でもみあい、ウクライナ不安で上値重い
後場の日経平均は前営業日比250円超高の2万6600円台半ばで推移している。時間外取引での米株先物やアジアの株式が落ち着いた値動きとなる中、日経平均も前場レンジ内(2万6496円─2万6704円)での小動きとなっている。
ウクライナとロシアは3日、2回目の停戦交渉を行う。市場では「米金融引き締めに対する過度な警戒感は和らいだものの、ウクライナ情勢を巡っては不透明感が残るので、上値を追いづらい」(国内証券)との声が聞かれる。
午後1時現在の東証1部の売買代金は1兆5998億7400万円。東証33業種では、全業種が値上がり。鉱業、石油・石炭製品、銀行業、保険業、卸売業、海運業などが値上がり率上位に浮上している。
<11:40> 前場の日経平均は反発、米金融引き締めへの警戒感が緩和
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比215円18銭高の2万6608円21銭と、反発して午前の取引を終えた。前日の米株高を好感して朝方に高く始まったが、その後は伸び悩んだ。米金融引き締めへの過度な警戒感が和らいだ一方、ウクライナ情勢などの不透明要因が相場の重しとなった。
日経平均は200円超高で寄り付き、一時300円超に上値を伸ばした。半導体関連やグロース(成長)株が買い戻されたほか、米長期金利の上昇を受けて銀行などの金融株、資源高を受けて石油関連や非鉄金属なども物色され、幅広く買われた。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が前日の議会証言で、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利上げを支持する方向に傾いていると述べたことで、より大幅な利上げに対する市場の警戒感が和らいだ。
ただ、上昇の勢いは長くは続かなかった。買い一巡後は、主力株や半導体関連などが徐々に上げ幅を縮めたりマイナスに転じ、日経平均は伸び悩んだ。
市場では「利上げの方向性はよりクリアになったが、ウクライナ情勢や資源高などの不透明要因がくすぶる中では、なかなか上値を追いにくい」(三木証券の北澤淳商品部投資情報グループ次長)との声が聞かれた。
TOPIXは1.27%高の1883.59ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3254億5000万円だった。東証33業種は全て値上がりした。値上がり率上位には鉱業や石油・石炭製品、保険業、銀行業などが並んだ。
個別では、INPEXなどの鉱業株や三菱UFJフィナンシャル・グループ、T&Dホールディングスなどの金融株が買われた。グロース(成長)株のエムスリーもしっかり。一方、ファーストリテイリングはさえなかった。
マザーズに新規上場したイメージ・マジックの初値は公開価格を60.9%上回る2800円だった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1692銘柄(77%)、値下がりは423銘柄(19%)、変わらずは64銘柄(2%)だった。
<10:30> 日経平均は伸び悩み、ウクライナ情勢の不透明感が重し
日経平均は高値圏ながら、徐々に上げ幅を縮小し、伸び悩んでいる。FRB議長の議会証言を受けて米金融引き締めへの過度な警戒感は緩和したものの「ウクライナ情勢の不透明感が引き続き重しになっている」(国内証券)という。
午前10時半時点で、東証1部の騰落数は、値上がりが1634銘柄(75%)と幅広く物色されている。東証33業種のうち32業種が値上がり。値上がり率の上位には鉱業や石油・石炭製品、保険業などが並ぶ。値下がりは精密機器の1業種のみ。
<09:04> 日経平均は反発スタート、米株高を好感 米引き締めへの過度な懸念が緩和
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比235円84銭高の2万6628円87銭と、反発してスタートした。その後も高値圏で推移している。前日の米市場では、米国の金融引き締め加速への過度な懸念が緩和して株高となっており、好感する形となっている。
トヨタ自動車やソニーグループなど主力株は大幅高が目立つ。東京エレクトロンなど半導体関連株や電子部品株も総じてしっかり。
エムスリーなどグロース(成長)株で強い名柄が目立つ。INPEXなどの鉱業株や三菱UFJフィナンシャル・グループ、T&Dホールディングスなどの金融株も高い。
<08:40> 寄り前の板状況、トヨタや東エレクは買い優勢
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車、ソニーグループ、キーエンス、リクルートホールディングス、信越化学工業が買い優勢、NTTは売り優勢。
指数寄与度の大きい東京エレクトロンが買い優勢、ファーストリテイリングは売り買い拮抗。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループがいずれも買い優勢となっている。
東証第1部出来高上位50銘柄
東証第1部値上がり率上位50銘柄
東証第1部値下がり率上位50銘柄
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