[東京 31日 ロイター] - <15:50> 日経平均・日足は「小陰線」、小休止 強い基調維持 日経平均・日足は長い上ヒゲと短い下ヒゲを伴う「小陰線」となった。終値は2万7 279円80銭。前日は基調転換を感じさせる強い動きだった後だけに、利益確定売りに 押されて小休止を入れた格好となっている。引き続き5日移動平均線(2万6942円7 1銭=31日)、25日移動平均線(2万6704円21銭=同)などから上方乖離した 状態にあり、強い基調には変化はみられない。 ただ、4月21日の戻り高値2万7580円64銭を捉え切れずに、伸び悩んだこと は気になるところ。同高値を更新した場合は、2万8000円前後の水準まで真空地帯に なるとみられるだけに、これをクリアできるかどうかが目先のポイントになりそうだ。 <15:05> 新興株はマザーズ総合が反落、トリプルアイズの初値持ち越し 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比0.89%安の671.25ポイントと 反落した。「小型のグロース株にも買いの手が伸びるようになったが、全体的に本格反騰 とは言えない」(国内証券)との声が聞かれる。 きょう東証グロース市場に新規上場したトリプルアイズは、買い人気のまま 値が付かず、公開価格880円に対して2.3倍の2024円買い気配で終了。引け後の 板状況は、売りが35万9400株、買いが77万1000株、差し引きで41万160 0株の買い超過で終了し、初値形成を翌日以降に持ち越した。 個別では、フリー、JTOWER、QDレーザなどがさえ ないが、メルカリが続伸歩調となったほか、ピクスタがストップ高に買 われた。 <14:20> 弱もちあい、後場の振れ幅は96円 石油株が活況呈する 日経平均は弱もちあい。新たな手掛かり材料が見当たらず、相場全般は動きに乏しい 状況。後場に入ってからの振れ幅は、午後2時20分までに上下に96円25銭と100 円に満たず、模様眺めムードとなっている。 個別では、原油価格の上昇を受け、石油関連株が活況を呈し、INPEX、 石油資源開発がいずれも年初来高値を更新した。 市場では「価格帯別出来高からみて、短期間での突破は難しいとみられた2万700 0円前後の水準をクリアし、基調転換は確認されたが、連休明けとなる米株の動きをみた いとのムードから小休止となっている」(国内証券)との声が聞かれる。 <13:05> 後場の日経平均は一進一退、連休明けの米株市場控え様子見 後場の日経平均は前日終値(2万7369円43銭)付近で一進一退の値動きとなっ ている。値動きに乏しく、午後の日経平均の値幅は約33円。市場では「3連休明けの米 株市場を見極めたいとの思惑が広がっている」(国内証券)との声が聞かれる。 午後1時現在の東証プライム市場の売買代金は1兆6712億5200万円。東証3 3業種では、海運業、不動産業、空運業、陸運業などの23業種が値下がり。鉱業、保険 業、石油・石炭製品などの10業種は値上がりとなっている。TOPIXはマイナス圏に 転落し、1920ポイント近辺となっている。 <11:50> 前場の日経平均は小幅続伸、米株先物が支援 上値は重い 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比34円71銭高の2万7404円14 銭と、小幅に3日続伸した。前日の米国市場が休場で手掛かりに乏しい中、時間外取引で の米株先物や為替の円安が支援した。前日に大幅高となったハイテク株や高PER(株価 収益率)が利益確定売りに押され、上値は重かった。 日経平均は前日の大幅高となった反動で、寄り付きは小幅に反落した。その後はプラ ス転換し93円90銭高の2万7250円70銭で高値を付けたが、再びマイナス圏に沈 み118円73銭安の2万7250円70銭まで下落するなど、方向感に欠く展開が続い た。 市場では「外部環境に左右される展開だが、下値は堅い。リスク要因となっていた中 国経済も底打ちの兆しがみられ、地合いが改善しつつある」(国内証券)との声が聞かれ た。 中国国家統計局が発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.6と 、前月の47.4から上昇し、景況悪化のペースが鈍化した。製造業と非製造業を合わせ た総合PMIは48.4。4月は42.7だった。アジア株はプラス圏での 小動きの展開となっている。 TOPIXも小幅に続伸し0.06%高の1923.55ポイントで午前の取引を終 了。東証プライム市場の売買代金は1兆3815億2800万円だった。東証33業種で は、鉱業、保険業、石油・石炭製品などの18業種が値上がり、不動産業、海運業、空運 業などの14業種が値下がり。銀行業は変わらずだった。 個別では、アドバンテスト、TDK、ダイキン工業がしっ かり。半面、東京エレクトロン、ファナック、住友不動産はさ えなかった。 プライム市場の騰落数は、値上がり836銘柄(45%)に対し、値下がりが919 銘柄(50%)、変わらずが82銘柄(4%)だった。 <11:10> 日経平均は小動き、積極的な買い材料に欠けるとの声 日経平均はマイナス圏で小動き。足元の株価は前営業日比30円ほど安い2万730 0円台半ばを推移している。市場では「昨日の大幅高で下値不安はやや解消されたものの 、上値を突き上げていく材料はない。米国市場の休場もあり動きづらい」(国内証券)よ の声が聞かれる。 中国国家統計局が31日発表した5月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49 .6と、前月の47.4から上昇し、景況悪化のペースが鈍化した。新型コロナウイルス による規制が一部工場で緩和されたことを受けた。製造業と非製造業を合わせた総合PM Iは48.4。4月は42.7だった。ただ、アジア株は小動きの展開とな っており、影響は限定的だ。 <10:12> 日経平均は一進一退、手掛かり難の中で循環物色 日経平均は前日終値を挟んだ一進一退で、再びマイナス圏に沈んでいる。約100円 安へと徐々に下げを広げているが、市場では「前日の大幅高を踏まえると底堅い」(国内 証券)との見方もある。 前日の米国市場が休場で手掛かりに乏しい中、前日に買われたハイテク株や高PER (株価収益率)の銘柄、経済再開(リオープン)期待の銘柄の一角が下げており、「循環 物色の様相」(別の国内証券)との声が聞かれる。 東京エレクトロンやエイチ・アイ・エス、ANAホールディングス が軟調。キーエンス、エムスリーもさえない。一方、INPE Xは6%超高。 <09:06> 日経平均は小幅反落でスタート、前日終値挟んだ値動きに 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比51円34銭安の2万7318円 09銭と、小幅に反落してスタートした。前日に大幅高となっており、利益確定売りが先 行した。その後は短時間で切り返してプラスに浮上、前日終値を挟んだ値動きとなってい る。 主力株はトヨタ自動車が小安い一方、ソニーグループがしっかりと まちまち。半導体製造装置関連はプラスの銘柄が目立つが、東京エレクトロンな どの一角はマイナスとなっている。 指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループ<9984. T>は小じっかりで推移している。 <08:25> 寄り前の板状況、コニシが買い優勢 日本システムウエアは売り優 勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 コニシ 25% 1,98 1,98 1,98 1,58 2 2 2 2 2 ニッコンHLDG 25% 2,53 2,53 2,53 2,03 3 3 3 3 3 天馬 16% 2,59 2,59 2,59 2,23 9 9 9 9 4 鴻池運輸 15% 1,30 1,29 1,30 1,13 0 9 0 0 5 ファーマライズホールディング 10% 777 776 777 705 ス 6 フクシマガリレイ 10% 3,73 3,73 3,73 3,40 3 0 5 5 7 アイル 10% 1,58 1,57 1,58 1,44 0 9 0 1 8 オカムラ 9% 1,23 1,22 1,23 1,12 0 9 0 8 9 エクシオグループ 9% 2,26 2,26 2,26 2,08 6 6 6 8 10 パイオラックス 8% 1,82 1,81 1,82 1,68 0 9 0 0 売り優勢 銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値 率 気配 配 配 1 日本システムウエア -13% 2,17 2,17 2,17 2,48 1 0 1 8 2 北海道瓦斯 -9% 1,51 1,51 1,51 1,66 6 6 6 6 3 ユアテック -8% 641 640 641 699 4 松井建設 -8% 622 622 622 673 5 日産車体 -7% 551 551 551 592 6 ブラザー工業 -7% 2,22 2,22 2,22 2,38 3 2 3 7 7 IPS -7% 2,09 2,09 2,09 2,25 6 6 6 0 8 プレステージ・インターナショ -7% 601 600 601 643 ナ 9 レアジョブ -6% 525 524 525 558 10 アミューズ -6% 2,05 2,05 2,05 2,18 4 4 4 0 (
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