[東京 3日 ロイター] - <13:10> 日経平均は高値もみあい継続、米雇用統計への警戒感が重しに 日経平均は後場も高値もみあいを継続している。下値の堅さが意識される一方、きょ う発表される米雇用統計への警戒感が重しとなっている。チャート面での改善が意識され 、心理的節目2万8000円も視野に入ってきたが「まだ一本調子の上昇は見込みにくい 」(国内証券)との見方が聞かれる。 200日移動平均線が2万7900円前半を通るなど、目先の節目が控えていること も意識されている。戻り待ちの売りをこなして上昇するには「企業業績の上振れへの確信 などの材料が必要」(同)との声が聞かれる。 <11:50> 前場の日経平均は反発、グロース株とファーストリテが牽引 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比299円35銭高の2万7713円2 3銭と反発した。米国市場で過度な金融引き締めに対する警戒感が和らいで株高となった 流れが波及し、グロース(成長)株が買われたほか、良好な国内既存店売上高が好感され て大きく上昇したファーストリテイリングが指数を牽引した。 日経平均は反発してスタートした後も上値を伸ばし、一時362円45銭高の2万7 776円33銭に上昇した。TOPIXグロース指数はプラス0.66%だったが、同バ リュー指数はマイナス0.07%で、グロース株が主導する上昇となった。 米ハイテク株高となる中、半導体製造装置関連や電子部品は総じて堅調。高PER( 株価収益率)銘柄も堅調な動きが目立った。半面、百貨店やレジャー関連、空運、陸運と いった経済再開(リオープン)関連株の一角は軟調で、主要な自動車株もさえない動きと なった。 ファーストリテイリングが5%超の大幅上昇となり、1銘柄で指数を約120円押し 上げた。5月のユニクロ国内既存店売上高は前年比17.5%増加で2カ月連続の増加と なったと2日に発表し、好感された。 日経平均は、心理的節目2万7500円や4月21日高値(2万7580円64銭) などを上回っており「節目を抜けて基調転換が意識されるが、イベントを控えた週末で警 戒感もある」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれた。きょう は米国で5月雇用統計の発表を控えている。 TOPIXは0.27%高の1931.67ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4150億6100万円だった。東証33業種では、値上がり は鉱業や精密機器、非鉄金属など17業種で、値下がりは保険業や空運業、輸送用機器な ど16業種だった。 個別では、東京エレクトロンやTDKがしっかり。リクルートホー ルディングスやソフトバンクグループ、INPEXも高かった 。一方、トヨタ自動車、ANAホールディングスは軟調だった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1023銘柄(55%)、値下がりは73 3銘柄(39%)、変わらずは81銘柄(4%)だった。 <11:10> 日経平均は高値もみあい、ファーストリテが伸び悩み 日経平均は高値もちあいとなっている。「ファーストリテイリングとグロー ス株が主導する上昇」(国内証券)となる中、ファーストリテイリングがやや伸び悩んで いる。 足元で、ファーストリテイリング株の上昇は、指数に対して120円程度押し上げに 寄与。TOPIXグロース指数が小幅高の一方、同バリュー指数は前日終値を挟んだ動き となっている。 米ハイテク株高となる中、東京エレクトロンなど半導体製造装置関連や電子 部品は総じて堅調な推移の一方、百貨店やレジャー関連、空運、陸運といった経済再開( リオープン)関連と目される銘柄群はさえない動きで「このところの上昇の反動」(国内 証券)が出ているようだ。主要な自動車株も軟調な銘柄が多い。 <10:15> 日経平均は強もちあい、ファーストリテの大幅上昇が寄与 日経平均は強もちあい。寄り付き段階で、チャートの節目として4月21日の戻り高 値2万7580円64銭を更新した後も、堅調な地合いを保っている。ただ、米雇用統計 の発表を控えており、それを見極めたいとのムードがあるため、徐々に模様眺めとなって きた。「きょうはここから動きが乏しくなる」(国内証券)との見方が出ている。 物色面では、既存店売上高が好調と公表したファーストリテイリングが大幅 上昇となった。これについて「同社の寄与分だけで日経平均の上昇の約3分の1を押し上 げている。ファーストリテが失速しなければ、大引けまできょうの相場は堅調を保つので はないか」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との指摘もある。 <09:05> 日経平均は反発、米株上昇を好感 グロース株が堅調な始まり 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比246円74銭高の2万7660 円62銭と、反発してスタート。前日の米国株式市場が上昇したことが好感され、幅広く 物色されている。 米国では過度な金融引き締めに対する懸念が後退。それを手掛かりに大型ハイテク株 などグロース株が堅調だったが、その流れを受けて日本株も東京エレクトロンな どの半導体関連株やキーエンスなど値がさグロース株が堅調な始まりとなった。 <08:20> 寄り前の板状況、新晃工業は買い優勢 大阪チタニウムは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 新晃工業 25% 2,016 2,016 2,016 1,616 2 前田工繊 19% 3,190 3,190 3,190 2,687 3 日水製薬 19% 1,707 1,706 1,707 1,439 4 ソフトクリエイトHLDG 15% 4,660 4,660 4,660 4,065 5 パーソルHLDG 13% 2,776 2,775 2,776 2,456 6 日比谷総合設備 13% 2,115 2,114 2,115 1,879 7 JCU 12% 4,195 4,195 4,195 3,745 8 テクノプロHLDG 11% 3,248 3,245 3,250 2,920 9 マーケットエンタープライズ <3135. 9% 1,125 1,125 1,125 1,029 T> 10 FIG 8% 326 325 326 301 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 大阪チタニウムテクノロジーズ <57 -8% 2,041 2,040 2,041 2,214 26.T> 2 おきなわFG -6% 2,012 2,012 2,012 2,150 3 リブセンス -5% 158 157 158 166 4 山形銀行 -5% 824 823 824 866 5 三重交通グループHLDG <3232.T -4% 474 474 474 496 > 6 北越コーポレーション -4% 601 601 601 626 7 東邦チタニウム -4% 2,209 2,208 2,209 2,291 8 東映 -3% 17,790 17,790 17,790 18,380 9 秋田銀行 -3% 1,515 1,515 1,515 1,564 10 コーセル -3% 761 760 761 785 (
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