[東京 7日 ロイター] - <14:02> 日経平均は伸び悩み、経済再開への思惑で下値の堅さも 日経平均は2万8000円付近で伸び悩んでいる。市場では「経済再開への思惑があ る中で慌てて売る人もいなく、下値は堅そうだ」(国内証券)との声が聞かれる。 2万7900円台前半を通る200日移動平均線や、心理的節目2万8000円が上 値抵抗線とみられていたが、これらを上抜けたことで、3月高値(2万8338円81銭 )が次の上値めどとみられている。 業種別では、後場に入って鉄鋼が上げ幅を拡大している一方、精密機器は上げ幅を縮 めている。 <12:40> 日経平均は堅調地合い、前場高値上回る 踏み上げ観測も 日経平均は上値追いとなり、堅調な地合いを維持。前場の高値を上回り2万8000 円を固めつつある状況だ。 市場では「200日移動平均線を超えてきたため、いったんは利益確定売りが出やす いところだが、順調に売りを消化している。売り方が買い戻さなければならないような動 きで、踏み上げの様相を呈してきた」(国内証券)との声も聞かれる。 <11:40> 前場の日経平均は続伸、2万8000円回復 抵抗線の200日線も突破 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比115円26銭高の2万8031円1 5銭と、続伸。幅広く物色され、3月31日以来の2万8000円回復となった。大台と 同じく上値抵抗線として意識されている200日移動平均線も上回るなど、テクニカル面 の改善が注目されている。 6日の米国株式市場は不安定な値動きとなる中、小反発して取引を終了。アマゾン・ ドット・コムなど大型成長株が上昇したものの、インフレや金利に対する根強い 懸念が上値を抑えた。 日本株は軟調なスタートだったが、売りが一巡した後は上値追いに転じた。週末にメ ジャーSQ(特別清算指数)算出を控えるため、需給の思惑も生じやすいほか「2万80 00円は重いというイメージがある」(野村証券・投資情報部ストラテジストの神谷和男 氏)との声が聞かれる中、堅調な地合いを維持している。 市場では「外為市場で円安が進んだことが、輸出関連株や国内回帰の読みからの設備 投資関連株などの買いにつながった」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との指摘も あり、堅調な主力の輸出関連株が株価を支える格好となった。 テクニカルの改善については「前回の戻りは200日移動平均線が天井だったが、こ れを上回り続ければ強気に傾斜する。3月25日の戻り高値2万8338円81銭をクリ アすると、チャートは逆三尊が確定。その場合、より上昇期待が大きくなりそうだ」(雨 宮総研代表の雨宮京子氏)という。 TOPIXは0.74%高で午前の取引を終了。今年度に入って初めて、前期末株価 (1946.40ポイント)を上回った。東証プライム市場の売買代金は1兆3025億 7100万円。東証33業種では、鉱業、輸送用機器の上昇が目立つ。 個別では、トヨタ自動車など主力銘柄がしっかり。豊和工業などの 防衛関連株や、三菱UFJフィナンシャル・グループなど銀行株も高い。半面、 東京エレクトロンなど半導体関連株の一角が軟調となった。 プライム市場の騰落数は、値上がり1288銘柄(70%)に対し、値下がりが47 3銘柄(25%)、変わらずが76銘柄(4%)だった。 <11:05> 日経平均は高値もみあい、TOPIXが前期末株価を上回る 日経平均は高値もみあい。2万8000円を回復した後も堅調な状態を維持している 。一方、TOPIXは、今年度に入ってからの軟調な相場展開で、一度も前年度の期末株 価を上回ったことがなかったが、きょうの上昇で3月31日の終値1946.40ポイン トを初めて上回った。 市場では「日経平均は200日移動平均線を上回ってきたが、3月のリバウンド局面 では同線が強力な抵抗線となって反落に転じただけに、今回も上回った状態が続くかどう かが注目点となる」(国内証券)との声が聞かれる。 <10:20> 日経平均は心理的節目2万8000円を回復、3月31日以来 日経平均は再びプラス圏に浮上し、3月31日以来、約2か月ぶりに心理的節目の2 万8000円を回復した。外為市場での円安基調が好感された。足元のドルは132.7 0円近辺と、2002年以来の水準を推移している。 市場では円安に加え、政策期待感も株価を下支えしているとの声が聞かれる。政府は きょう経済財政運営の指針(骨太方針)を閣議決定する見通しで、「参院選前ということ もあり、政策への期待感が強い。株価は上がりやすいし、下値も堅い」(国内証券)とい う。 午前10時15分現在の東証プライム市場の売買代金は9005億1100万円。個 別では、ソフトバンクグループ、TDK、京セラがしっかり。 半面、東京エレクトロン、東京エレクトロン、ファーストリテイリング はさえない。 <09:15> 寄り付きの日経平均は続伸後マイナス、米株先物が重し 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比68円90銭高の2万7984円 79銭と小幅に続伸した。その後はマイナス圏に転落し、足元の株価は30円ほど安い2 万7800円台後半を推移している。週明けの米国株式市場は小幅反発となったものの、 時間外取引での米株先物のさえない動きが日本株の重しとなっている。 TOPIXは3日続伸し同0.30%超高の1945ポイント近辺。東証33業種で は、銀行業、輸送用機器、鉱業、ゴム製品などの20業種が値上がり、海運業、陸運業な どの13業種が値下がりとなるなど、米長期金利の上昇や為替の円安基調を受けた物色が 広がっている。 <08:25> 寄り前の板状況、大阪ソーダが買い優勢 IRJ HDは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 大阪ソーダ 23% 3,758 3,755 3,760 3,060 2 極東開発工業 21% 1,713 1,713 1,713 1,413 3 タツモ 12% 1,425 1,424 1,425 1,272 4 シップヘルスケアHLDG 7% 2,529 2,528 2,529 2,365 5 カーリットHLDG 6% 780 779 780 736 6 静岡ガス 6% 902 902 902 854 7 アトラエ 6% 1,953 1,952 1,953 1,849 8 ジョイフル本田 5% 1,679 1,679 1,679 1,592 9 綜合警備保障 5% 3,718 3,715 3,720 3,535 10 リンナイ 5% 9,265 9,260 9,270 8,820 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気 売気 終値 率 配 配 配 1 アイ・アールジャパンHLDG <6035.T -20% 2,870 2,870 2,870 3,570 > 2 愛知時計電機 -12% 1,330 1,329 1,330 1,510 3 山陽特殊製鋼 -11% 1,981 1,980 1,981 2,220 4 トランス・コスモス -9% 3,200 3,200 3,200 3,535 5 ニチレキ -8% 1,215 1,215 1,215 1,314 6 ODKソリューションズ -6% 543 542 543 576 7 プレステージ・インターナショナ <4290 -5% 611 611 611 646 .T> 8 インフォマート -5% 462 461 462 485 9 若築建設 -5% 1,951 1,951 1,951 2,050 10 アドソル日進 -4% 1,506 1,506 1,506 1,576 (
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