[東京 9日 ロイター] - <16:00> 日経平均・日足は「小陽線」、強い基調を維持 日経平均・日足は上ヒゲを伴う「小陽線」となった。終値は2万8246円53銭。 長短移動平均線を全て突破し、強い基調を維持している。ただ、25日線(2万6983 円08銭=9日)からの乖離率は4.68%と、買われ過ぎの目安とされる5%に接近し ている。当面は高値に対する警戒感に上値を抑えられやすい。 <15:40> 新興株市場はマザーズが続伸、個人投資家が復帰 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比2.93%高の699.12ポイントと 続伸した。市場では「底打ち期待感で、個人投資家が新興市場に戻りつつある。米長期金 利は3%を超えているものの、5月ほどの高水準ではないため、警戒感はあまりない」( 国内証券)との声が聞かれる。 個別では、メルカリ、フリー、ウェルスナビがしっかり。 メディネット、アドベンチャーはさえなかった。 ANYCOLORは上場2日目のきょう、公開価格の3.1倍の4810円 で初値を形成し、ストップ高水準の5510円で引けた。 <14:10> 日経平均は上値追い、3月戻り高値を上回る 日経平均は前営業日比150円超高の2万8300円台後半。3月25日の戻り高値 2万8338円81銭を上回った後もじり高の展開となっている。日経平均は前日までに 4日続伸したため、高値警戒感は強いものの、市場では「円安基調や経済再開への期待感 で上値余地はまだある」(国内証券)との声が聞かれる。 午後2時現在の東証プライム市場の売買代金は2兆0979億2500万円。明日は メジャーSQ(特別清算指数)算出のほか、米国で5月の米消費者物価指数(CPI)の 公表を控えているため、手控えムードから薄商い相場になりやすいという。 <13:05> 後場の日経平均は小じっかり、3月戻り高値を巡り攻防 後場の日経平均は小じっかりとなっている。前引け時点より高く始まり、一時98円 65銭高の2万8332円94銭をつけた。 3月25日の戻り高値2万8338円81銭まであと約6円に迫ったが、利益確定や 戻り待ちの売りに上値を抑えられた。市場では短期的な過熱感への警戒がくすぶる一方、 「戻り高値を上回れば、売り方の買い戻しが強まるのではないか」(国内証券)との思惑 も聞かれる。 WTI原油先物が小じっかり推移する中、鉱業や石油・石炭製品が前引け時点に比べ て上げ幅を拡大している。 <11:50> 前場の日経平均は続伸、円安と過熱警戒の綱引きで一進一退に 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比44円16銭高の2万8278円45 銭と続伸した。小安く寄り付いた後は、前日終値を挟んだ一進一退となった。円安進行に よる輸出企業などの業績改善期待と、連日の株高を受けた短期的な過熱感への警戒とが綱 引きになった。 日経平均は、前日の米国市場での株安を受けて小安く寄り付いた。その後、プラスに 切り返し、一時88円09銭高の2万8322円38銭に上昇する場面があった。 円安による輸出企業の業績改善期待を背景に、自動車株がしっかり。経済再開期待も 根強く、百貨店やアパレルなど小売の一角や不動産が買われた。原油高を受けて、鉱業も 高かった。 一方、米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が下落しており、半導体製造装 置関連は上値が重かった。 日経平均は、買い一巡後に3月25日の戻り高値2万8338円81銭が節目として 強く意識され、上値を抑えられた。前日までの4日間で約800円上昇しており、市場で は短期的なスピード調整への警戒感がくすぶった。 米欧での景気減速が警戒される一方、日本は経済再開やインバウンドなどへの期待が 持てるほか金融政策も対照的だとして、市場では「日本株が消去法的に選ばれやすい環境 にある」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との見方が出ている。ただ、 新規の材料に乏しい中では、上値を追うというより「外部要因で株安となる際に押し目を 拾うスタンスがよさそうだ」(酒井氏)という。 TOPIXは0.15%高の1972.84ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆5370億9700万円だった。東証33業種では、値上がり は鉱業や銀行業、繊維業など21業種で、値下がりは海運業や電気・ガス業、鉄鋼など1 2業種だった。 個別では、トヨタ自動車やINPEXがしっかり。ファーストリテ イリングも堅調だった。一方、東京エレクトロンや日本郵船は 軟調だった。上場2日目のANYCOLORの初値は公開価格の3.1倍の48 10円となり、午前の取引を5470円で終えた。一時ストップ高水準に上昇した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが910銘柄(49%)、値下がりは840 銘柄(45%)、変わらずは86銘柄(4%)だった。 <11:00> 日経平均は一進一退、メジャーSQ前に短期的動きも 日経平均は、前日終値を挟んだ一進一退となっている。3月25日の戻り高値2万8 338円81銭を前に利益確定売りが上値を抑えているほか、市場では「明日のメジャー SQ(特別清算指数)算出を控えて短期的な動きもありそうだ」(国内証券)との見方が 出ていた。 円安による輸出企業の業績改善期待を背景に、トヨタ自動車などの自動車株 がしっかり。原油高を受けてINPEXを含む鉱業も高い。一方、米フィラデル フィア半導体指数(SOX指数)の下落を受けて、東京エレクトロンなど半導体 製造装置関連は上値が重い。 <10:05> 日経平均は小幅高で推移、3月戻り高値を意識し伸び悩む 日経平均は小幅高で推移している。米株安にもかかわらずしっかりとなるなど、強い 基調を維持しているものの、買い一巡後は足踏み状態。3月25日の戻り高値2万833 8円81銭が上値の節目として強く意識されていることも伸び悩む要因という。 市場では「3月高値は、これをクリアするとチャートの逆三尊のパターンが確定する ため、売り方にとっては最後のよりどころ。最後の強力な節目とも言える」(国内証券) との声が聞かれた。 一方「直近で約800円上昇したため、テクニカル面では過熱感も生じており、いつ 調整しても不思議ではないが、急ピッチな円安が株価を下支えしている」(野村証券・ス トラテジストの澤田麻希氏)との指摘もある。 <09:05> 日経平均は小反落、シカゴ先物にサヤ寄せ 円安で輸出関連株物色 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比44円94銭安の2万8189円 35銭と、小反落のスタートとなった。シカゴ日経平均先物にサヤ寄せする形で安く始ま ったものの、すかさず切り返し、一時プラスに転じた。ドル高/円安の進行で輸出関連株 が広範囲に買われている。 個別では、任天堂がしっかり。そのほか、原油価格の上昇からINPEX<1 605.T>など資源関連株が高い。 <08:20> 寄り前の板状況、Orchestraは買い優勢 アイ・アールは 売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況は、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群は 以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 Orchestra HLDG <6533. 7% 2,800 2,799 2,800 2,621 T> 2 トレジャー・ファクトリー 7% 1,166 1,165 1,166 1,094 3 グルメ杵屋 6% 1,108 1,107 1,108 1,043 4 宮地エンジニアリンググループ <3431. 5% 3,650 3,650 3,650 3,470 T> 5 三陽商会 5% 976 975 976 933 6 立花エレテック 4% 1,660 1,660 1,660 1,598 7 石油資源開発 4% 3,638 3,635 3,640 3,510 8 日華化学 3% 905 904 905 875 9 T&D HLDG 3% 1,600 1,599 1,600 1,548 10 ウェルネット 3% 520 519 520 503 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 アイ・アールジャパンHLDG <6035. -84% 372 371 372 2,370 T> 2 パイロットコーポレーション -19% 4,210 4,210 4,210 5,210 3 ピアラ -19% 621 620 621 765 4 戸田建設 -11% 651 650 651 730 5 ニッコンHLDG -10% 1,924 1,923 1,924 2,138 6 サーバーワークス -10% 1,911 1,911 1,911 2,114 7 プレステージ・インターナショナ <429 -10% 603 602 603 666 0.T> 8 フォーバル -9% 831 830 831 912 9 レアジョブ -9% 564 563 564 618 10 北越コーポレーション -9% 607 606 607 665 (
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