[東京 14日 ロイター] - <11:02> 日経平均は一時600円超安、FOMC後の相場反応の模索も 日経平均は徐々に下げ幅を拡大し、一時600円超安に下落した。14―15日の米 連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ予想が急浮上するなど、株価は 米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めを織り込む動きとなっている。時間 外取引の米株先物は小高い水準で伸び悩んでおり、上海株は軟調となっている。 一方、市場では「米株の下落から想定したほどには、日本株の下げはいまのところ深 まっていない」(国内運用会社)との声も聞かれる。イベント通過で材料出尽くしとなり 、足元の警戒感が行き過ぎとなる可能性も意識され「イベント後の相場反応を模索する動 き」(国内証券)という。 東証33業種では、値下がりは空運業や精密機器、不動産業など30業種で、値上が りは銀行業や保険業、海運業など3業種。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが19 2銘柄(10%)、値下がりは1598銘柄(86%)、変わらずは47銘柄(2%)と なっている。 <09:50> 安値もみあい、売り一巡後は下げ渋り 米株先物高が支えに 日経平均は安値もみあい。売り一巡後は下げ渋っている。時間外取引で米株先物が堅 調に推移していることが下支え要因になるほか、PER13倍を下回る2万7000円以 下の水準は割安感が強まると指揮され、自律反発を狙った買いを誘っているという。 ただ、戻る際の手掛かり材料となった中国経済の正常化期待が、再び行動制限となる ことで後退しており、米国金利上昇懸念とともに環境面は引き続き予断を許さない。 市場では「上海や北京などで新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限が再び実施 されることで、サプライチェーンの混乱が懸念されるようになっている」(野村証券・投 資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれる。 <09:05> 日経平均は大幅続落、米株安を嫌気 金利上昇で銀行株がしっかり 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比431円69銭安の2万6555 円75銭と、大幅続落してスタート。前日の米国株式市場が引き続き安くなったことが嫌 気されている。 トヨタ自動車、ソニーグループなど主力銘柄が総じて軟調。一方、 国内債券市場における金利上昇を手掛かりに三井住友フィナンシャルグループな どの銀行株がしっかりで始まった。 <08:20> 寄り前の板状況、神鋼商事は買い優勢 ネクソンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 神鋼商事 13% 4,298 4,295 4,300 3,790 2 東プレ 13% 1,195 1,195 1,195 1,054 3 積水樹脂 9% 1,849 1,849 1,849 1,689 4 大阪ソーダ 9% 3,315 3,315 3,315 3,050 5 理想科学工業 9% 2,400 2,400 2,400 2,210 6 タツモ 8% 1,330 1,329 1,330 1,236 7 静岡ガス 6% 893 892 893 842 8 正興電機製作所 5% 1,177 1,177 1,177 1,117 9 CLHLDG 5% 1,034 1,033 1,034 984 10 エディオン 5% 1,242 1,241 1,242 1,187 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ネクソン -22% 2,450 2,450 2,450 3,150 2 パーソルHLDG -21% 1,828 1,828 1,828 2,328 3 シップヘルスケアHLDG <3360 -20% 1,901 1,900 1,901 2,375 .T> 4 DTS -19% 2,531 2,530 2,531 3,120 5 テクノプロHLDG -18% 2,323 2,323 2,323 2,823 6 東建コーポレーション -18% 7,010 7,010 7,010 8,510 7 日本証券金融 -17% 718 718 718 868 8 日油 -14% 4,295 4,295 4,295 4,995 9 KDDI -13% 3,931 3,931 3,931 4,504 10 ピアラ -11% 651 650 651 729 (
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」