[東京 14日 ロイター] - <16:00> 日経平均・日足は「小陽線」、75 日線下回る 日経平均・日足は短い上ヒゲと長い下ヒゲを伴う「小陽線」となった。終値は前営業 日比357円58銭安の2万6629円86銭。75日移動平均線(2万6853円03 銭=14日)を約2週間ぶりに下回り、弱気相場を示唆する格好となった。ただ、売り一 巡後は持ち直す場面もみられ、一目均衡表では終値での雲下限の下抜けを回避。底打ち期 待を膨らませている。 <15:45> 新興株市場はマザーズが小反発、米株先物上昇で持ち直し 新興株式市場は、マザーズ総合が前営業日比0.12%高の654.76ポイントと 3日ぶりに小反発した。朝方は続落し年初来安値に接近する場面があったが、時間外取引 での米株先物の上昇を受けて持ち直した。 市場では「米連邦公開市場委員会(FOMC)前でグロース株にとって厳しい局面だ が、新興株は売られ過ぎで底打ち期待感もある」(国内証券)との声が聞かれた。 個別では、ビジョナル、メルカリ、フリー、弁護士ドット コムが上昇。そーせいグループ、ティーケーピー、アンジェス が下落した。 <13:44> 後場の日経平均は下げ幅縮小、米株先物が上げ幅を拡大 日経平均は後場に入り、下げ幅を縮小している。米株先物が上げ幅を拡大する中、前 営業日比470円超安の2万6510円近辺で推移している。 日経平均は、先週末から3営業日で2000円近く下落しており、「足元の水準では 割安感も強く、下値を拾う動きがみられる」(国内信託銀行)との声が聞かれた。目先は 、一定の底堅さを維持するとの見方もある。足元の株式市場の不安定さは米金利の急ピッ チな上昇の影響が大きいものの、円安や国内経済の再開期待を踏まえると、「日本株が米 株安に過度に連れる必要性はあまりなく、日経平均が2万6000円を割り込む可能性は 低いのではないか」(国内運用会社)との見方が出ていた。 <11:50> 前場の日経平均は大幅続落、米金融引き締め加速を警戒 一時600 円超安 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比540円62銭安の2万6446円8 2銭と、大幅に続落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、イン フレ高進を背景とした金融引き締め加速が警戒され、相場の重しになった。一時600円 超安となり、5月19日以来の水準に下落する場面もあった。 日経平均は、前日の米国市場での株価の大幅続落を嫌気する形となり、大幅安で寄り 付いた。今回のFOMCでの0.75%の利上げ予想が市場で急浮上するなど、株価は米 連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めを警戒する動きとなった。中国でのコ ロナ禍によるサプライチェーンへの影響も改めて警戒された。 時間外取引の米株先物がプラスで推移する中、いったん下げ渋ったものの、持ち直し の動きは鈍く、徐々に下げを拡大し一時600円超安に下落した。半導体製造装置関連や 電子部品、高PER(株価収益率)銘柄などを中心に幅広く売られた。自動車など輸送用 機器や機械といった輸出関連株もさえない銘柄が目立った。一方、銀行業や保険業は小じ っかりだった。 一方、市場では、米株の大幅安から想定したほどには、日本株の下げは深まっていな いとの声も出ていた。市場では「バリュエーションの安さを背景に、中長期の投資家が売 りを手控えているのではないか」(ミョウジョウ・アセット・マネジメントの菊池真代表 取締役)との見方が出ていた。日経平均のPERは前日時点で13.04倍だった。 市場では、FRBによる金融引き締め加速が警戒される一方、その織り込みも急速に 進んでいるとして「イベント通過で材料出尽くしとなり、足元の警戒感が行き過ぎとなる 可能性も意識される」(国内証券)との声も聞かれた。 TOPIXは1.55%安の1871.52ポイントで午前の取引を終了。東証プラ イム市場の売買代金は1兆4896億3800万円だった。東証33業種では、値上がり は銀行業や海運業、保険業など3業種で、値下がりは空運業や精密機器、不動産業など3 0業種だった。 東京エレクトロンやリクルートホールディングスが軟調。トヨタ自 動車、ソニーグループ、ANAホールディングスもさえなかっ た。一方、三井住友フィナンシャルグループ、第一生命ホールディングス<8750. T>はしっかり。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが231銘柄(12%)、値下がりは154 3銘柄(83%)、変わらずは64銘柄(3%)だった。 <11:02> 日経平均は一時600円超安、FOMC後の相場反応の模索も 日経平均は徐々に下げ幅を拡大し、一時600円超安に下落した。14―15日の米 連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げ予想が急浮上するなど、株価は 米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めを織り込む動きとなっている。時間 外取引の米株先物は小高い水準で伸び悩んでおり、上海株は軟調となっている。 一方、市場では「米株の下落から想定したほどには、日本株の下げはいまのところ深 まっていない」(国内運用会社)との声も聞かれる。イベント通過で材料出尽くしとなり 、足元の警戒感が行き過ぎとなる可能性も意識され「イベント後の相場反応を模索する動 き」(国内証券)という。 東証33業種では、値下がりは空運業や精密機器、不動産業など30業種で、値上が りは銀行業や保険業、海運業など3業種。東証プライム市場の騰落数は、値上がりが19 2銘柄(10%)、値下がりは1598銘柄(86%)、変わらずは47銘柄(2%)と なっている。 <09:50> 安値もみあい、売り一巡後は下げ渋り 米株先物高が支えに 日経平均は安値もみあい。売り一巡後は下げ渋っている。時間外取引で米株先物が堅 調に推移していることが下支え要因になるほか、PER13倍を下回る2万7000円以 下の水準は割安感が強まると指揮され、自律反発を狙った買いを誘っているという。 ただ、戻る際の手掛かり材料となった中国経済の正常化期待が、再び行動制限となる ことで後退しており、米国金利上昇懸念とともに環境面は引き続き予断を許さない。 市場では「上海や北京などで新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限が再び実施 されることで、サプライチェーンの混乱が懸念されるようになっている」(野村証券・投 資情報部ストラテジストの神谷和男氏)との声が聞かれる。 <09:05> 日経平均は大幅続落、米株安を嫌気 金利上昇で銀行株がしっかり 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比431円69銭安の2万6555 円75銭と、大幅続落してスタート。前日の米国株式市場が引き続き安くなったことが嫌 気されている。 トヨタ自動車、ソニーグループなど主力銘柄が総じて軟調。一方、 国内債券市場における金利上昇を手掛かりに三井住友フィナンシャルグループな どの銀行株がしっかりで始まった。 <08:20> 寄り前の板状況、神鋼商事は買い優勢 ネクソンは売り優勢 東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群 は以下の通り。 買い優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 神鋼商事 13% 4,298 4,295 4,300 3,790 2 東プレ 13% 1,195 1,195 1,195 1,054 3 積水樹脂 9% 1,849 1,849 1,849 1,689 4 大阪ソーダ 9% 3,315 3,315 3,315 3,050 5 理想科学工業 9% 2,400 2,400 2,400 2,210 6 タツモ 8% 1,330 1,329 1,330 1,236 7 静岡ガス 6% 893 892 893 842 8 正興電機製作所 5% 1,177 1,177 1,177 1,117 9 CLHLDG 5% 1,034 1,033 1,034 984 10 エディオン 5% 1,242 1,241 1,242 1,187 売り優勢 銘柄名 騰落 MID気 買気配 売気配 終値 率 配 1 ネクソン -22% 2,450 2,450 2,450 3,150 2 パーソルHLDG -21% 1,828 1,828 1,828 2,328 3 シップヘルスケアHLDG <3360 -20% 1,901 1,900 1,901 2,375 .T> 4 DTS -19% 2,531 2,530 2,531 3,120 5 テクノプロHLDG -18% 2,323 2,323 2,323 2,823 6 東建コーポレーション -18% 7,010 7,010 7,010 8,510 7 日本証券金融 -17% 718 718 718 868 8 日油 -14% 4,295 4,295 4,295 4,995 9 KDDI -13% 3,931 3,931 3,931 4,504 10 ピアラ -11% 651 650 651 729 (
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